財について

お金、実務。作業、結果を求める、今を考える、分析する、ストレートに話す、 真面目な雰囲気、人の話を聞かない、頑固、亭主関白

目次

正財

・安定した収入、労働による収入
・お金が無くなると不安になる
・人の話を聞かない、場の雰囲気を読めない
・お金の感覚がある
・聡明である
・作業、統計を取る、労働収入
・正財は物事を分析して、統計をとったり数字で物事を考えます。
・決まったことを実行する作業、実務の個性です。
・亭主関白な要素、相手を支配したい要素がでることがあります。
・悪く出ると吝嗇、ケチになり人にお金を使いません。
・相手の責任にしやすいです。

正財→安定した収入

良い意味
コツコツとお金を貯める。無駄をなくす。しっかりと働いて富を得る。

悪い意味
お金に対する執着が強い。カードが過度に強い。義理や人情よりもお金を大事にする。先見の明に欠けている。

偏の個性を持つことでWワークをすることができ、副業などをすることができます。
正財は毎月の計算できる収入で支出管理が上手です。偏財は収入を増やす方に意識 しやすい才能のです。

財をとれる状態を金運の良い状態であり、命式のバランスが整ったとき、財を得ることができます。例えば弱だと比劫が強くなることで財を奪うことができ、強だと財が強くなることでバランスがとれるのでお金を得ることができるわけです。

外格は財のバランスと関係なく、命式のバランスが崩れたままで良い運状態になりますので、良い運気の時がお金が入る運気です。

財多
財が多いと言う事は剋すことにエネルギーを使うのに財があまりとれません。これは 頑張って働いたわりに収入が少ないこと意味します。逆に財が弱いと簡単に財をとれますが、収入が低くなります。これは取れる財が少ないので、楽だけど収入が少ないわけです。

このように財のバランスで仕事内容が変わりやすいです。

財が多い=労力のわりに収入が少ない
財が弱い=仕事は簡単だが収入が少ない

このように財の状態を見ることでお金が簡単に得られるか、苦労するか、収入が高いか低いかがわかります。
十干の財=得られやすいお金
十二支の財=得られにくいお金
蔵干の財=隠れたお金

として考えます。十干に偏財のある人ほどお金が集まりやすく、まわりやすいです。

※財との組み合わせを見る
官殺の下に財があればお金のある男性と出会う、比劫が多く財があれば共同事業で お金を失うなど、財とほかの六神を組み合わせることでお金に対する事象を観ることができます。

正財の使い方

1 財多身弱(ざいたみじゃく)
・命式の中に財が多い。
・もし財運が来るとお金を失いやすくなったり、男性であれば恋愛のトラブルが起きやすい。
・努力した割に収入が少ない
・男性は女性に頼りやすい

2 強もしくは従格で命式に財がある
・運気次第でお金を得られやすい。
・財を運用することができる。
・とくに干支(もしくは蔵干)に財があると金運が強くなる

3 正財強く比肩が1つだけある→弱の人
自由業が向いている

⭕️甲⭕️己
⭕️寅⭕️丑

寅(比肩) 丑(財) 支 財を獲るには比劫が強くないと取れず、日干支に根があれば財を獲りやすいで す。

4 財が弱く比肩、劫財が強い →強の人
・会社経営や共同出資での仕事は向いていない。
・自分の資本で仕事をするのが向いている。

⭕️甲乙己
⭕️⭕️卯⭕️

比劫が多いと強であり、比劫は忌神です。そのため比劫というライバルが多く、 共同で仕事をするとお金のトラブルが起きやすくなります。そのため、個人で 仕事をする方が向いています。

5 傷官+正財
・技術者に向いている

⭕️甲丁己
⭕️⭕️⭕️⭕️

傷官という才能は専門職、技術職に向いており、正財の労働収入とセットにな ることで、技術者が向いていると考えます。

6 食神+正財
・自由業、商売に向いている

⭕️甲丙己
⭕️⭕️⭕️⭕️

食神は商売を意味し、財を生み出すので商売や自営業、自由業が向いていると考えます。

7 正財+正官
・会社員、経営者が向いている。
・事業をするのも向いている

⭕️甲辛己
⭕️⭕️⭕️⭕️

正官という管理する才能とお金の財が結びつくと、会社員やお金を管理経営す る経営者が向いていると考えます。

8 命式に正財がある
・固定収入の財源がある
・男性 妻子に対する愛情がある
・女性 夫を助ける

9 財の運気

用神
・固定収入がある
・良妻を得る
・良い男性と結婚できる
・夫の運をよくする

忌神
・お金の災いがある
・結婚生活が円満にならない
・仕事で苦労し所得が低くなる
・負債をおう
・夫が借金をする

10 比肩と正財の合
・浮気される
・浮気をする
・お金を失う、奪われる
・ケチ

⭕️甲己⭕️
⭕️⭕️卯⭕️

11 財の空亡
・お金が集まらない
・お金が貯まらない

⭕️甲⭕️己
⭕️子⭕️亥
亥→空亡

財が空亡で財がないことになり、あるけどないのでお金が集まらない、お金が 貯まらない可能性があります。

12 財が刑、沖
・お金を失いやすい
・お金を使いやすい
・お金が溜まらない

⭕️甲⭕️己
⭕️⭕️卯酉

財が沖になっているのでお金が貯まりません。もしくはお金を使いやすい人で す。
運気で巡ってきて沖になれば、お金が出やすいです。

13正財と偏財がある 
・浮気する

14 正財が多すぎる(3つ以上)
・頭が悪い
・女性に頼る

⭕️甲⭕️己
⭕️⭕️丑未

財が多いと印を攻撃し印を弱めるため、頭が悪くなりやすいです。

15 土の十二支の蔵干に正財がある
・浮気をしやすい
・奥さんに精神的ストレスを与えやすい

⭕️甲⭕️⭕️
⭕️⭕️丑⭕️

丑には己の正財があり、蔵干に正財があるので奥さんにストレスを与えやすいです。

偏財

偏財→ 別収入

(1) 意味
・投機的な利益、副業 ・お金を集める、流通のお金
・大きく入り大きく出る
・風流である
・父親などからの援助が得られる
・気前が良い
・偏財は楽しいことにお金を使いやすいです。
・投機、ギャンブルの才能になります。
・恋愛を楽しみやすいです。
・飲食で美食家になることがあります。

良い意味
行動力ある。お金を稼ぐ。新しい事に取り組む。
義理を大事にし、勇敢で、裏表がない。

悪い意味
欲望のため、お金を使いやすい。家にいる事がない。自制心が弱く、悪い環境に陥ると抜け出せなくなる。

偏財の使い方

1 命式に偏財がある(偏財の運がくる)
・マネーゲームが好きである
・投資の才能がある、ギャンブルの才能がある
・大きくお金を投資して大きく利益を得る
・お金の変動に耐えられる
・気前が良い
・愛人をつくる
・地元を離れて成功する(驛馬的な要素がある)

2 偏財+正官
・玉の輿にのる
・夫の運を良くする

⭕️甲辛戊
⭕️⭕️⭕️⭕️

3 遺産がなくなるとき
・偏財柱が冲、刑
・強の場合、比肩劫財運が来たとき

4 3つ以上あると財多
・お金を失いやすい
・お金を奪われる

⭕️甲戊戊
戌⭕️⭕️⭕️

財が多いとお金を失いやすいです。

その他の財の観方

1 年干と日干で干合

・遺産相続をする

⭕️甲⭕️己
⭕️⭕️⭕️⭕️

2 日干と時干で干合
・晩年金銭的に豊かになる

己甲⭕️⭕️
⭕️⭕️⭕️⭕️

時柱は晩年を示すため、晩年に財があり合をしているので、晩年金銭的に豊か になりやすいです。

3 干だけに財があり支にない場合
・お金が貯まらない

⭕️甲⭕️戊
⭕️⭕️⭕️⭕️

根っこがないために、お金が貯まりにくいです。
ただしお金は早く集まりやす く、スグにお金を手に入れることができます。

4 十二支に財がある

・お金が貯まる

⭕️甲⭕️⭕️
⭕️⭕️⭕️戌

十二支に財があるとお金が貯まります。

5 財が多い
・両親との縁が薄い
・両親と仲が悪い

⭕️甲戊戊
戌⭕️⭕️⭕️

財が強いと印を剋すため母親と縁が薄くなりやすく、財自体が強すぎるため父親とも縁が薄くなるからです。

6 正財+偏財
・怠けやすい
・弱の場合決断力が乏しい
・集中力を欠きやすい

⭕️甲己戊
⭕️⭕️⭕️⭕️

7 偏財+桃花
・浮気しやすい
・異性にモテる

偏財の風流な個性と桃花の異性に好かれる個性がくっつき、異性にモテやすい です。

8 偏財の合
・独立しやすい

⭕️甲⭕️戊
⭕️⭕️⭕️⭕️

運気 癸
命式の遍財戊と運気の癸が干合するので、このときに独立をしやすいです。

9 土の十二支の中に偏財がある
・地道にお金を稼ぐ
・お金を得るために努力する

⭕️甲⭕️⭕️
⭕️⭕️⭕️戌
戌の蔵干に戊の偏財があるので、お金を得るために努力します。
蔵干は見えないけど、実行する力です。

父親を意味しますが命式に偏財しかない場合、父親もしくは奥さんの父親から援助受 けることができます。実際は実家もしくは奥様の実家から援助を受けやすいです。

※財の強さ  天地人で判断します。

天  月支から強められている
地  根がある
人  食傷によって強められる

天地人で財の強弱を判断し、財の多い、少ないとは区別します。

例えば財が1つしかない場合、数は少ないです。しかし食傷によって財が生じられていれば、財は強いです。

※五行バランス
数の多さ少なさと強弱を合わせて五行ンバランスを考えます。そのため実際に五行のバランスは

・数の多少
・強弱
・沖、合による強さの変化
を総合的に観てバランスを見ています。
数が増えることでバランスが整う時もあれば、強くなることでバランスが整う時もありま す。

例えば財がもう1つ巡ることでバランスが整う時もあれば、財の根が巡ることで財の強 弱が変わりバランスが整う時もあります。

命式の中の財

干に財がある=表面的にお金があるように見せる、使う
支に財がある=お金を貯める、お金で不安にならないようにする
財がない=お金を使うのが好き

財が命式にあるかないかでお金が欲しい理由が変わります。
干にあればお金を使いやすく、お金があるように見せますので、生活レベルを落とすのは難しいです。

支に財があればお金の面で安心したいので貯金をします。

命式に財がなければ、お 金が無い状態が普通なのでお金を使うことが好きです。

財の事象
財とは相剋関係で成り立ち、エネルギーを使って手に入れるものです。そのためストスも溜まります。弱の場合、運気が悪いとエネルギーが足りず財を手に入れることができません。財多身弱とはエネルギーを使って多い財を手に入れることができず、苦労が多くなります。そのため運気の悪い時期は労働のわりに給料の安い仕事に就職しやすいわけで す。

強は運気が悪いとエネルギーが多すぎて財が足りません。仕事は簡単だけど収入の少ない仕事を選びやすいわけです。破格するとお金で苦労する可能性のある仕事を選びます。これは人間関係の大変な 職場、仕事内容の大変な職場、収入面での大変な職場のどれかに当てはまります。 というのも、自分が苦しむ選択肢を選ぶからです。

正財、偏財
財が強いと人の話を聞かない傾向があります。財は支配する意味があるため、上から見ているのであり、相手の事よりも自分のメリットばかりを考えてしまうからです。そのため財が悪く出ると偉そう、プライドが高い、威圧的などの悪い個性が出てきま す。

正財=安定と世間体を意識する
偏財=社交性とお金を増やすことを意識するという違いがあります。

⭕️甲己⭕️
⭕️⭕️⭕️⭕️

正財は日干が陽干の場合、干合する関係性です。この意味から正財は安定して調和を意味するわけです。

⭕️甲戊⭕️
⭕️⭕️⭕️⭕️

偏財は日干が陽干の場合、相剋の関係でエネルギーを使い勝ち取る、手に入れるものです。与えられる財ではなく、自分で生み出す財になるわけです。

この違いから

正財=与えられるお金(サラリー)
偏財=流動的なお金、お金を生み出す

意味が生じています。

正財は安定したお金ですので、安定してお金が無いと不安になります。
偏財は生みだ すお金ですので、お金を増やす、稼ぐことを意識しやすいです。

※補足 劫財

劫財は実利主義です。周りを気にせずお金が無い時はお金を稼ぐことに集中し、無 駄なことにお金を使わず貯め込みます。財を奪うとは相手からお金を奪う事であり、この個性をうまく使うと商売、セールス、投資でお金を稼ぐことができます。もしくは給料の高い男性と結婚してお金を奪う、お金のある女性と結婚してお金を貰う、 などなど相手、周りのお金を使うことを意味します。

運気

お金を増やせるかどうかは大運で決まります。

・命式と大運でバランスが整う=お金を増やすことができる
・命式と大運でバランスが整わない=お金を失う

お金を失う時期が30代以降で長く来る場合は会社員をして、無理のない生活をする ことで、お金で困ることがありません。
お金を増やせる時期が30代以降で長く来る場合は副業や自営業で稼ぐことができま す。

この30代以降の運気次第で

・結婚する異性のタイプを考える
・学歴が必要かどうかがわかり、勉強した方が良いかがわかる
・会社員か自営業かが分かる

と人生設計を立てられます。そして運気に合わせた人生を過ごしていくと、ストレスと 不安の少ない人生を過ごすことができます。逆に命式、運気と合わない人生を過ごしている場合、問題や悩みが生じます。なぜな ら自分の運命をうまく活かした人生を過ごしていないので、無理が生じているからで す。

そこで命式と大運に合わせた人生に変えていこうとすると、悩みや問題が解決していきます。

・食傷があるか、ないか

食傷は財を生み出しますので、お金を生み出すスキルです。
食傷がある場合、お金を生み出すことができる自信ができると安心できます。

食傷がない場合、お金でお金を生み出しますので、お金があると安心します。

・2つの正偏を持っているか?

正財と偏財、正官と偏官を持っていると副業をすることができます。しかし2つもって いない場合は副業ではなく、本業だけに集中しやすいです。もし本業しか考えられないタイプの場合、本業のみでお金を増やすことを考える必要 があり、節約とキャリアアップが必須です。

逆に2つもっている人は副業、投資などで運気の良い時期にお金を増やすことができ ます。

・桃花=お金を使う時期

桃花は異性と遊ぶこと、美容を意味し、どちらもお金がかかります。美容を維持する、 美容を気にかけるとお金がかかります。異性に好かれる、遊ぶにもお金がかかりま す。

そのため桃花は敗財と言われ、お金を使いやすいわけです。桃花の運気はお金を使 いやすい時期として考えます。これは五行のバランスと関係なく、神殺の事象でお金 を使うと判断します。

・貴人=人を通してお金が入る

貴人は助けてくれる人を意味し、人を通してチャンス、お金が入ってきます。そのため 人間関係を良くすることでお金を増やすことができる時期です。

相性と大運交差

1 相手の財運を使う

夫婦関係の場合、自分の大運が悪くても相手の大運が良ければ、相手の大運の良さ を活かして稼ぐことができます。

この場合

・二人の命式で三合が出来ている ・個性的に合う

という相性が良くないと大運の良い人と悪い人では合いません。そのため離婚になり やすいですが、相性が良ければ仲良くしていけるので、相手の大運を使って稼ぐこと ができます。

相性

・お互いに用神を補っている
・2人で用神の三合ができる

ことで一緒に居る、エッチをするとお金が増えます。アゲまん、アゲちんと言われる現象です。

逆に

・お互いに用神を補っていない、忌神を補っている

ことで一緒に居る、エッチをするとお金を失います。サゲまん、サゲちんと言われる現 象です。

もし愛人が出来てお金が増えたなら、愛人との相性のお陰です。
この場合、愛人と別 れるとお金が増えなくなり、減ります。

大運交差

相手の大運から用神を補うことも可能です。この場合、相手の大運が変わってしまえ ば用神を補えなくなり、付き合いが続かなくなる可能性があります。

1財が用神
綺麗な奥さんやお金を稼ぐ、もしくはお金がある女性を選びやすいです。

財が用神になるのは、強、従格の人になります。

2 財の下に七殺
奥さんの人生でトラブルが起きやすいです。

⭕️甲⭕️戊
⭕️⭕️⭕️申
戊→財 申→七殺

3正財よりも偏財が強い
奥さんよりも彼女や愛人を大事にしやすいです。もしくは愛人の方が良い人を選びやすいです。
愛人が奥さんよりも立場が強く大事な人になりやすいです。

4 用神の財が日干と干合
奥さんと愛人の両方に同じように愛情をかけます。
⭕️甲己⭕️
⭕️⭕️⭕️⭕️

忌神の財との干合は愛情ではなく単に浮気をしやすいです。
財が用神になるのは強と従格になります。

5 財が強く比劫がない
奥さんに頼りやすいです。
従格、財の身弱で成り立ちやすいです。

6 日支と時支が子午もしくは卯酉の沖
別れやすいです。

7 日支→空亡
年干支からみた空亡が日支の十二支になるとき、再婚や離婚しやすく晩婚の方がうまくいきやすいです。
⭕️甲⭕️甲
⭕️戌⭕️子
戌→空亡戌(空亡) 子 支
甲子の空亡は戌亥。日支が戌なので空亡になります。

8 正財と偏財の合
⭕️甲戊己
⭕️⭕️申巳
浮気をしやすいです。
申と巳は合であり、正財と偏財の柱が合になり浮気をしやすいです。

9 日支と時支、日支と月支の沖 日支と時支、日支と月支の沖
合わない人と結婚しやすいです。

10 財が空亡
奥さんとの縁が薄く、浮気、死別、離婚などが起きやすいです。
⭕️甲⭕️戊
⭕️子⭕️戌
戊→財 戌→空亡

11 財が墓
⭕️甲⭕️己
⭕️子⭕️未
己→財 未→墓

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