検索エンジンの仕組み

検索エンジンとは膨大な情報を整理し、ユーザーがいつでも必要な時に必要な情報が引き出せるツールです。
検索エンジン→Yahoo! Google BING
ランキング



ランキングの仕組みは以下のようになっています。
- クロール→プログラムが情報を収集する
- インデックス→情報をデータベースに登録
- ランキング→スコアリングして順位をつける
クロール

ランキングを決定するためには、まずサイトやブログの内容などの情報を集める必要があります。そこで、 Google のクローラーと呼ばれるプログラムが Web 上を巡回し、情報を収集していきます。⑨のように作ったばかりのサイトや記事は、 まだクローラーに発見されていませんから検索結果に表示されることはありません。
※作ったサイトや記事の URL を直打ちすれば見れる状態。
クローラーに発見してもらい検索結果に表示されるようになる状態のことを「インデックス」と呼びます。インデックスされてなければ順位すらつかないということです。ですからサイトやブログ、記事などのコンテンツを作った際はまず Google のクローラーを呼び込まなければいけません。
- ping送信
- XMLサイトマップの送信
- リンクをつなげる
上記のような対策を施すことで のクローラーを呼び込みインデックスさせることができます。
なお、クローラーが巡回するのは1度だけではありません。良質なコンテンツには何度もクローラーが巡回します。それはなぜか、 良質なコンテンツにはリンクが集まるという性格があるため、リンクをたどって巡回するクローラーが回って来やすいからです。さらに言うと、一度のクローリングで収集できる情報は完璧ではありません。複数回クローリングすることにより、さらにコンテンツの内容を正確に把握しますから、サイト内でのクローラビリティを高める努力も不可欠です。
このあたりは「SEO の基礎学習」の中で内部対策について詳しく触れています。
インデックス
【site:サイトURL】

クローラーが巡回し集めた情報は 、Google のデータベースに登録され検索結果に表示されます。この検索方法で、指定のコンテンツが表示されていれば「インデックス完了」になります。ちなみにですが、インデックスされた当初の順位は、クローリングの回数が浅い段階での評価ですので思ったより低いことがほとんどです。「SEO は時間がかかる」これはよく言われることですが、その本質というのは「複数回クローリングさせることで順位を向上させるのに時間がかかる」とイコールです。 ですので「インデックスされてから半年後に上位表示した」なんてこともザラです。
いかに初動の順位を高くつけるかは、キーワードとの整合性を表した Web ライティングがどれほどのクオリティか?です。
ランキング

インデックスされた情報の中から様々な要素をスコアリングしてランキングは決められます。順位決定要因には重要なものから、あまり重要ではないが多少影響のあるものまで全部合わせると200種類以上にも及びます。200種類以上にものぼるSEO対策の中で、個人でもできることもあれば、努力でどうにかなる問題ではないものもあります。とはいえ、自分でできる SEO 対策もたくさんありますので当講座ではそれらのランキングファクター(順位決定要因)についても詳細に解説しています。
ランキングを決定する要素
検索エンジン上で上位表示するための要因には、実に200以上もポイントがあります。そちらについては、「順位決定要因(ランキングファクター)」のコンテンツにて詳しく解説しますが、ここではGoogleは公式ページで「ランキングに考慮しますよ」と公言している箇所に触れていきましょう。
ランキングを決定する要素
1️⃣検索意図を把握
2️⃣WEBページの関連性
3️⃣コンテンツの品質
4️⃣ユーザビリティ
5️⃣文脈の考慮
記事をUPした後、それで終わりではなく、社会背景によって、少し言葉のニュアンスを変える必要がある。
キーワードとコンテンツの関連性が大事。メインのキーワード 関連するキーワードなど包括的に分析し伝える
専門性 権威性 信頼性
検索結果に戻さない事を信条にする。
純粋なランキングを見たい時は「シークレットモード」を使いましょう
ユーザーに焦点を絞れば他のものはみな後からついてくる
Googleの理念
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
2. 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
3. 遅いより速いほうがいい。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
7. 世の中にはまだまだ情報があふれている。
8. 情報のニーズはすべての国境を越える。
9. スーツがなくても真剣に仕事はできる。
10. 「すばらしい」では足りない。
Google は検索ユーザーの利便性や利益を第一に考えて検索エンジンを作っている。それは広告にしても検索順位にしても検索ユーザー第一主義で考えている。なぜなら 、Google は Google を利用している広告主及び Google を利用している検索者がその広告をクリックすることによって収益を上げている企業だから。使い勝手がよく利用者にとって利益があることでたくさんのユーザーが Google の検索エンジンを利用し、広告収益として利益を上げていく。 とても簡単に言うと、 Google の検索エンジンで上位表示するためには、この Google の理念に則ったコンテンツを作る必要があるということです。
サイト全体の順位決定要因
①ウェブサイトへの直接アクセス
ダイレクトトラフィックとは
自分のサイトに訪れるユーザーはどのようにしてサイトに流入していますか?トラフィックソース(流入経路)には種類があり、大きく分けると以下のようになります。
- ダイレクト
- リファラル(紹介)
- オーガニック検索⇔リスティング
- ソーシャル
オーガニック検索のメリット
- 無料でアクセスを集められる
- 来訪者増で効果的なマーケティングにつながる
- 広告費用の削減
その中でも最もSEO的に重要視されるのがダイレクトトラフィックになります。
ダイレクトトラフィックは、その名の通りサイトに直接ユーザーが流入してきたことを意味します。
- URL直接入力
- ブックマーク経由のアクセス
- アプリからのダイレクトアクセス
- メールからのアクセス
これらがダイレクトトラフィックの代表例です。
自分のサイトが、お気に入りに入れてもらうか? 指名検索してもらえるサイトを作る。
サイトのブランド力を上げる🟰為になるコンテンツ提供
サイトのブランド力向上の方法
1、作者のSNSでの活躍
2、キャラクター、もしくは実名顔出しで作者をブランディング
3、サイトの専門性を高めて特化型コンテンツを提供する
4、URLやサイト名を記憶してもらう施策を打つ
何でも屋さんは一つ一つが薄くなりがちですから、何か他の人にはない知識を深掘りしたコンテンツを提供することで「その道のプロ」と認識してもらえリピーター獲得につながります。そして4のように、URLの直打ちやサイト名で直接訪問してもらうためには工夫が必要です。
②滞在時間・平均ページビュー・直帰率
この3つの指標をまとめてユーザーエンゲージメントと呼びます
- サイト内に長い間滞在するでしょう【滞在時間の伸長】
- サイト内に入れば何ページも見るでしょう【平均ページビューの増加】
- 内部リンクを活用しサイト内で問題解決をするでしょう【直帰率の低下】
どうすればユーザーエンゲージメントの向上を図れるのか
では「どうすれば良いのか?」という部分に移ります。
- ダイレクトトラフィックを増やす
- 検索意図を満たしたノイズのないコンテンツの提供
- 内部リンクの充実
- ビジュアル的要素の充実
③サイトのセキュリティ
SSL化されたサイトは、ブラウザのアドレスバーに鍵のマークや緑の「保護された通信」という表示になります。

④著者情報の記載
EATとは、以下の頭文字を取った物をいいます。
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
サイトの信頼性が高くなると、そのサイト内で書いてある情報の信憑性も高くなるわけですね。Google は、信憑性の高い信頼できる情報を検索結果の上位に上げたいと思っているわけです。そのサイトの信頼性を測る指標として用いられているのが「著者情報」になります。ブログやサイトのフッターに運営者情報やプライバシーポリシーなどを設置すると思いますがそこを作りこむことも重要です。
- 会社情報
- 運営者の住所
- 電話番号
- お問い合わせ
- 保有資格
- 他運営メディア
- 経歴や実績
⑤モバイル端末への最適化
モバイルファーストの改善点
- UX(ユーザーエクスペリエンス)の改善
- ページスピードの改善
【UX】チェックすべき箇所
- テキストは小さすぎないか
- タップ要素は近すぎないか?
- コンテンツサイズが画面の幅を超えていないか
- ビューポートは設定されているか
- ビューポートは端末の幅に収まっているか
【ページスピード】チェックすべき箇所ーー
- 画像サイズは大きすぎないか
- 大きすぎるなら圧縮する
- 使用していない CSS はないか
- 使用していない JavaScript はないか
⑥ドメインパワー
簡単にいうとドメインの強さです。ドメインの権威性といってもいいですね。そのドメインにたくさんの被リンクがついているとドメインパワーが高くなります。ドメインパワーが高くなりそのドメインに権威性がついてくると、入稿した記事に高い順位がつきやすくなります。これは Google が公式に発表している情報ではありませんが、長い間様々なサイトを運営してきた結果肌感的に間違いないと思っています。ドメインパワーを確認する方法はいくつかありますが、簡単なのは Google Chrome の拡張機能であるMozBarを使うことです。
PA・・・ページのパワーになります。
DA・・・サイト全体のドメインパワーになります
ページ単位での順位決定要因
こちらのコンテンツは
- サイト全体の順位決定要因
の続きでランキングファクターのページ単位での順位決定要因の内容となります。こちらでは、サイト内のページ単位で施せるSEO対策について解説していきます。
⑦ページの表示スピード
モバイルフレンドリーの所でも出てきましたがページの表示スピードは2021年以降さらに重要度を増すでしょう。こちらは、2021年5月からランキングファクターとして組み込むことを Google が公式に発表したCore Web Vitals(コアウェブバイタル)によるものです。
参照
Core Web Vitals(コアウェブバイタル)とはユーザー体験の向上を目指すもので次の三つを指標とします。
- ページ表示速度を測る指標(LCP)
- ユーザーの応答性を測る指標(FID)
- 視覚の安定性を測る指標(CLS)
これらがページ単位で評価されます。 とにかくユーザーの検索体験が良好になるようにするための試作なのですが、その中にページの表示スピードの改善が含まれています。
- 応答性の高いサーバーを使う
- 画像を軽量化する
などして、ページエクスペリエンスを高めていきましょう。
⑧コンテンツの長さ
コンテンツの長さ、つまり記事の文字数についても順位決定の一因になります。ただし、誤解していただきたくないのは「文字量が多ければ上位表示する」と言うわけではありません。その論理が通るのであれば、ロングテールキーワードのような局所的な記事は100%上位表示しないと言うことになってしまいますね。つまり、「単純に文字量が多ければ上位表示する」と言う短絡的な話ではないということです。しかし、Googleはリッチコンテンツを検索結果の上位に優遇しているのは間違いありません。
これをご覧ください。

これは、検索順位別の文字量を表したグラフです。
検索順位が下位に向かうにつれて、文字量が少なくなっていきます。つまり、上位表示している記事ほど文字量が多いということになりますよね。では、文字量の多い記事はなぜ上位表示しやすいのでしょうか?簡単です。目標キーワードに対する関連語や共起語の含有率が高くなるのです。さらに、文字量が多い記事は、(もし読んでもらえれば)読むまでに時間がかかるのでサイト滞在時間が伸びますから、ユーザーエンゲージメントも高くなりますよね。ですが、「もし読んでもらえれば」というところがミソでして、ほとんどの人はとてつもなく長いコンテンツには嫌悪感を示すそうです。ともすれば、リッチコンテンツだからこその工夫をするか、離脱されるかのどちらかです。【良いコンテンツをわかりやすく記載した記事】が豊富なコンテンツだった場合、もちろん被リンクの獲得やメンションの獲得にも貢献するでしょう。

こちらは、文字数と被リンクの関係性を表したグラフです。やはり文字量が多いコンテンツの方が被リンクを獲得しやすいと言うことですね。
適切なコンテンツ量の調整
では、「明確に文字数はどれぐらいが良いのか?」と気になってきますね。それは、キーワードによりけりです。
- 「ダイエット」という1語のキーワードで記事を書く時
- 「ダイエット 足」という2語の複合キーワードで記事を書く時
- 「ダイエット 足 グッズ」という局所的なキーワードで記事を書く時
必要なコンテンツ量、つまり文字数は同じなわけがありません。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
1語のキーワードは検索意図が非常に広い=たくさんのコンテンツ量が必要
2語のキーワードのキーワードの検索意図は明確=それに適したコンテンツ量が必要
3語のキーワードの検索意図は局所的かつ具体的=コンテンツ量は少なめでOK
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ロングテールキーワードような局所的なキーワードに対して、1万文字ものパワーコンテンツを投下するのはどう考えても情報過多であり、ノイズの多い記事になってしまいます。しかし、検索意図の広いキーワードで記事を書く際は、そのキーワードが持つクエスチョンに対し、答えを返しきれるだけのコンテンツ量が必要なわけですからパワーコンテンツになるのも必然でしょう。
【キーワード≒検索意図】これを理解しキーワードにマッチしたサイズのコンテンツを用意するのが大切です。コンテンツサイズの小さめなキーワードを選定した場合でも、目標キーワードの関連語や共起語を意図的に含ませることで、少ない文字数でも濃厚なコンテンツを提供することができます。この章で紹介した2つのグラフからもわかるように「いくら文字数が少なめ」といっても100文字とか200文字のコンテンツでは上位表示しづらいでしょう。
これは私の肌感覚になりますが、どのようなキーワードでも最低でも2000文字は必要だと思っています。
もちろん、その2000文字の中に目標キーワードと関係のない話をダラダラと書いているような記事では2000文字であっても10000文字であっても上位表示しないでしょう。
⑨動画コンテンツの使用
記事内にYouTubeなどの動画コンテンツを使用するのも、検索順位の決定要因となりえます。SEO先進国であるアメリカでは記事冒頭に30秒ほどの「要約動画」を挿入しSEO対策しているサイトも増えてきています。
記事内に動画を置くメリットは何でしょうか?「膨大な情報量を咀嚼せず理解できる」これだと思います。
テキストは、【読む→考える→理解する】という脳の咀嚼が必要です。ですが動画は、「見る」もしくは「聞く」と言うところからダイレクトに理解につながります。乱暴に言ってしまえば文字を読むより、めんどくさくないんです。そして、その動画を再生している時間分の滞在時間が伸びます。
- ユーザー満足度の向上
- 滞在時間の伸長
どのような動画コンテンツを差し込めば良いのか
動画の種類は、自分で作成した動画か他者が作成した既存の動画を使用することになります。1番良いのはその記事にマッチした動画を自分で作成するのが良いと思いますが、そうでない場合は他者のものでも構いません。ただしその場合は、そのカテゴリー内で信頼性のある人の動画を使うのが良いでしょう。基本的に動画コンテンツを差し込む場所というのは、記事冒頭の要約動画。それと、文章ではわかりにくい箇所の補足動画。この2種類があると思っています。
前者はもちろん動画を自作しなくてはなりませんが、後者であればその道のプロの動画を差し込むことでユーザビリティーの向上が図れます。特に、ハウツー系のコンテンツであれば、どの分野でもわかりやすく説明している方がいるのでそれらを引用する形で差し込むのもありですね。
⑩キーワードの有効利用
ここは重要な箇所なのでよく覚えておいてください。「SEOとは、つまりキーワード攻略ゲームである」と言えるほどキーワードに対する考え方が大切です。それはサイト全体におけるマクロの視点と、記事単位におけるミクロの視点、どちらにも共通して言えることです。そして記事単位におけるキーワードの有効利用としては、大きなものに以下の要素が挙げられます。
- リード文にキーワードを含ませる
- タイトルタグにキーワードを含ませる
- H1タグにキーワードを含ませる
- 見出しタグにキーワードを含ませる
一つ一つ説明していきましょう。リード文にキーワードを含ませるGoogleはコンテンツの先頭部分を高く評価すると言われています。記事の1番最初のコンテンツであるリード文には目標キーワードないし関連する語句を含めない手はありません。キーワードを意識しすぎてあまりにも変な文章になってしまうのであれば無理に入れる必要はありませんが、1回や2回は無理せずとも挿入できるはずです。私のやり方としては、リード文1行目にできるだけ目標キーワードを含めるようにしています。10回とか20回も含めるのはおかしいですが、最低でも2回は記事の冒頭部分であるリード文エリアに目標キーワードを含めましょう。
タイトルタグにキーワードを含ませる
SEO対策において「タイトルタグに挿入されているキーワードほど重要なものはない」と言っていいほど検索結果の順位を左右するものです。コンテンツを一切変えなくても、タイトルを変更しただけで順位が大幅に上がる時もあります。それほど、順位決定に影響与える要素ということです。こちらもやはり「Googleは先頭を重視する」と言うことに漏れず、キーワードを左寄せにすることが大切です。タイトルのキーワードが右であればあるほど重要度が低くなる傾向がありますが、「そうすると絶対に上がらない」と言うことではないのでそこまで神経質になる必要もないでしょう。ですが、対策したい目標キーワードについては、タイトルに含めるのは絶対です。
H1タグにキーワードを含ませる
Hタグの中で最上層に当たるのがH1タグになりますが、このH1タグもタイトルタグ同様とても大切です。WordPressを使っていれば大体は、タイトルとH1は同じになりますのでタイトルタグにキーワードを入れていればH1も同様に入ります。
見出しタグにキーワードを含ませる
H2、H3、H4、H5、H6まで見出しタグはありますが、数字の若いタグの方が重要度の高い上層見出しになります。この見出しタグにキーワードや関連語を含ませることによって、その記事が訴求したい内容(目標キーワード)の一貫性や専門性をGoogleに主張することができます。時々見かけるのは、すべての見出しに目標キーワードを含めてしまう人たちです。
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例】
タイトル:腰痛の治し方|自宅でできる3ステップで解決
H1:腰痛の治し方|自宅でできる3ステップで解決
H2腰痛の治し方①
H2腰痛の治し方②
H2腰痛の治し方③
H2腰痛の治し方まとめ
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上記は「腰痛 治し方」というキーワードで上位表示を狙って見出しをつけた悪い例です。まぁこれでも上がらなくは無いのですが、基本的に上層見出しにキーワードを含めるのは70%〜80%ほどにしておくのが良いでしょう。メインで狙っているキーワードを含めることができなかった見出しには、関連語や共起語を使うことで記事の具体性や専門性をプラスすることができます。
⑪コンテンツの新規性
情報の新鮮さについても検索順位の決定要因になります。やはり、Googleの最大の理念であるユーザファーストは、ユーザーのことを第一に考えた検索結果作りでもあります。そう考えたときに10年も前の情報が上位表示していてはいけないんです。ユーザビリティーを考えたときに、検索結果は最新情報を上位表示させ古い情報を後退させますよね。「ある目標キーワードに対してどれだけ情報を新鮮に保てるか?」ここをクリアするためには、記事を作りっぱなしで放置するわけにはいかないと言うことです。つまり、コンテンツの更新頻度も見直さなくてはいけません。
コンテンツの更新基準
では、作った記事を特に目的もなくむやみやたらに修正したりリライトすれば高評価を得られるのか?と言われれば全くそうではありません。記事修正の詳しいやり方については後日の限定記事の題材にしようと思っていますので、ここでは割愛させていただきますが、
- 古くなった情報を最新のものに変える
- 見られていないトピックを削除する
- 需要のあるトピックを追加する
これらをツールを使い分析して導き出し、記事のクオリティーを保持することが大切です。むやみやたらに更新頻度が高ければ上位表示するというわけではありません。
⑫アフィリエイトリンクの数
アフィリエイトリンクの数が1ページに大量にあると、なかなか順位が上がらないなと肌感的に思っています。こちらは Google が公式に発表した内容ではなく、個人的な経験則からそう感じています。そもそもアフィリエイトリンクはnofollow属性ですので、ページランクを渡してしまうということはないのですが。直接的にアフィリエイトリンクがSEOに悪影響を与えているとは思いませんが、アフィリエイトリンクは広告属性のリンクです。おそらく、そのようなリンクが不適切に置かれたページはユーザビリティが悪く、早い段階でページからユーザーが離脱するためSEO的に上がらないのだと考えます。アフィリエイトサイトでも、最初は広告リンクを入れずにアップしたものと、最初からリンクを入れたものでは、前者の方が順位の付きが良かったという経験に基づきます。※全てではありませんが。
参考までに。
⑬重複コンテンツの回避
重複コンテンツとは、その名の通り「重複したコンテンツ」の事です。サイト内や他のサイトで、同じようなコンテンツがあるとSEO上悪影響があります。サイト内で同じような記事が複数あれば、同一キーワードで順位の共食いをしてしまいます(カニバリゼーション)つまり本来なら、もっと高位に付くはずだった順位が評価の分散により思ったような順位を得られないといった事が起こります。それを回避するために本講座で行う「SEO設計」を綿密に行うのですね。他にもことで重複を回避します。
その他の対処法ーーーーーーーー
- 削除する
- コンテンツを統一する
- canonicalタグを使ってどちらかのURLを正規化する
ーーーーーーーーーーーーーーーー
サイト外での重複コンテンツはいわゆる「コピーコンテンツ」・・・つまり、パクリコンテンツです。こちらは言うまでもないでしょう・・・ペナルティの対象になりますからSEOで良いことは1つもありません。
⑭画像の最適化
画像もSEOの評価対象になります。
- 画像の軽量化
- 画像の内容を簡潔に示すファイル名
- 画像の内容を簡潔に示すalt属性
- 周辺テキストと関連のある画像の使用
これらを徹底しましょう。
サイト外の順位決定要因
こちらのコンテンツは
- サイト全体の順位決定要因
- ページ単位での順位決定要因
の続きでランキングファクターのサイト外の順位決定要因の内容となります。基本的にSEO対策とは【コンテンツとリンク】この2つが大きな要素を占めているわけですから、サイトの外側の要素についてはリンクについてのお話がほとんどとなります。
⑮被リンクの数と分散
良いコンテンツを提供していれば、それを引用したりシェアしたくなるのがユーザー心理というものです。被リンクは、いわば人気投票のようなもので良いコンテンツに対して送られる応援リンクです。Googleはこれを非常に高く評価し「被リンクがたくさん付いているサイトは人気のあるサイト」と認識します。人為的に被リンクを獲得するやり方もありますが、Googleも非常に賢くなっており自作自演が見抜かれた時はペナルティの対象にもなります。
では何をもってして、人為的な被リンクとしているのか?自然発生的な被リンクとしているのか?
それは・・・ーーーーーーーーーー
- 総参照ドメイン
- 参照元IPの合計
これらを見ているのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
わかりやすく言うと、自作自演で被リンクを獲得しようと思えば、1つのサーバー内にたくさんのサイトを作り、その1つ1つのサイトから大量に検索順位を上げたいサイトへ被リンクを送ることになります。

しかし、自然発生的に被リンクを獲得する際、上記のようにならないのはわかりきっていることです。
- 被リンク元のドメインにはバラツキが出るでしょう【総参照ドメインの増加】
- 被リンク元のサーバーにもバラツキが出るでしょう【参照元IPの合計値増加】

つまり、合計有効バックリンク数の内訳が、たくさんのドメインから送られており、なおかつたくさんのIPアドレスから送られている。これが重要になってくるわけです。
- どうやってナチュラルリンクを獲得する?
- これを読んでいるあなたはどんな時に、他者の記事をシェア又は引用したくなるでしょうか?
- では、どうすれば自然発生的なナチュラルリンクを獲得することができるのか。
- ためになる内容だったり、信憑性の高い情報だったりするのではないでしょうか。
- 【良いコンテンツを作る】これ以外にないんですよね。
後はシェアしやすい道筋を作ってあげることです。この記事のURLをコピーするという仕掛けをしたり、記事を読んでもらえるまで待つのではなく能動的に記事を見てもらう行動起こすのもありです。例えば、SNSにアップした記事を投稿するとか。とにかく良いコンテンツを作ったのであれば、たくさんの人の目に触れるようにしなくてはいけませんね。
⑯被リンクの質
「たくさんのドメインからリンクが送られており、IP分散もされている。」上記であればどんな被リンクでも良いのか?といわれればそうではありません。被リンクの質で効き方が違います。少なくても質の良い被リンクが当たっている方が、粗悪な被リンクがたくさん当たっているより価値があるんです。では質の良い被リンクとはどんなものなのでしょう。
- 被リンク元のドメインの質
- リンク元とリンク先の関連性
概ね上記の2つが被リンクの質を推し量る指標となります。
被リンク元のドメインの質
被リンク元のドメインが、最近取得したばかりのドメインエイジの若いものだったり、よくわからない英語のサイトだった場合と、しっかり作り込んだドメイン運用歴の長いサイトではどちらの質が高いか一目瞭然ですね。他にも.govや.edu等のトップレベルドメインは、政府や教育系のドメインになりますので権威性や信頼性がとても高く、被リンク元の質としては非常に高いといえます。このような、オーソリティーサイトからのリンクは高く評価され検索順位決定要因として大きく働くこととなります。
リンク元とリンク先の関連性
自然発生的に被リンクが付く場合大抵は、そのサイトと関連性のあるサイトからリンクが送られるものです。美容のサイトを運営しているのに、転職や中古車のサイトからリンクを貼られているのは不自然です。関連したページまたは関連したサイトから送られることでリンクの有効性を高めることができます。なぜなら、関連性のあるリンクであればあるほどユーザーエンゲージメントが伸びるからです。転職のサイトを見ていてリンクの飛び先が美容のサイトであれば、興味関心が薄いわけですから直帰する可能性も高くなります。
一方、関連性のあるリンクであれば、ユーザビリティーの観点から考えても悪くはありません。美容のサイトを閲覧していて、リンク先が「毛穴の黒ずみ」に関するサイトであればユーザーの興味関心度も高いでしょう。

興味関心度が高ければ、リンク先の記事を熟読するかもしれませんし、何なら他のページも見てくれるかもしれません。とにかく、リンクというのは有効活用されてなんぼです。
リンクに関する順位決定要因
こちらのコンテンツは
- サイト全体の順位決定要因
- ページ単位での順位決定要因
- サイト外の順位決定要因
の続きでランキングファクターのリンクに関する順位決定要因の内容となります。
検索順位の決定要因には、被リンク以外にもリンクに関する決定要因があります。
- 発リンク
- 内部リンク
これらについて1つ1つ説明していきます。
⑰発リンク
発リンクとは、その名の通り「発するリンク」のことです。

サイト内リンクもサイト内から外部へ飛ばすリンクも「発リンク」なのですが、後述する【内部リンク】とごちゃごちゃになってしまうので、ここでは外部へ飛ばすほうのリンクを指します。従来、発リンクはユーザーがリンク先へ流れてしまうためSEO上不利だとされてきました。ですが、ユーザビリティーの観点から考えて、情報を補うために適切なページへの発リンクは評価の対象となることがわかっています。前述したように、被リンクを受ける際も、権威のあるサイトだったり信頼性の高いサイトからの方が評価は高いとお話ししました。
発リンクも同じです。発した先のサイトやページの質が悪かったり、何の関連性もないものであればしないほうがマシです。
発リンクの具体例
外部のサイトへ発リンクする際には以下の2パターンがあるでしょう。
- 引用元の表記
- アフィリエイトリンク
1つ目は、引用元の表記です。自分が書いた文章よりも信頼性が高く権威のあるページから画像や文章を引用する際は必ず引用元URLを記載しましょう。自分のコンテンツでは説明しきれない内容を、より詳細な説明が載っているページから引用することで自分のサイトの評価を高めることができます。
2つ目は、アフィリエイトリンクです。これも発リンクですよね。アフィリエイトリンクも、それと無関係の記事内部に無造作に置くのは良くありません。記事内容はそれと関連したものであるべきですし、アフィリエイトリンクの数も場所も気をつけなくてはいけません。理想はユーザーにとって必要な場所にリンクを置くということです。クリックされないリンクは、ユーザーにとって有益とは言えないですからその辺の工夫も必要です。「アフィリエイトリンクをどんな場所に置いたら良いのか?」についてはこちらの記事で紹介しているので見てみてください。
⑱内部リンク

内部リンクを最適化することで、クローラビリティが向上し検索順位上昇の一助となります。基本的に外部リンク(被リンク)でも内部リンクでもSEO的な考え方は一緒です。
- 関連性が大事
- アンカーテキストにキーワードを入れる
- 上げたいページにリンクを送る
検索結果の上位に上がってくる記事と言うのは、クローラーの巡回頻度の高い記事ともいえます。では、どのようにクローラーが巡回するのかと言うとリンクをたどって巡回します。それは、外部リンクでも内部リンクでも同じです。もちろん頻度(数)だけではなく、その質についても考えていかなくてはいけません。前述した通り、クリックされないリンクは役に立たないリンクです。【役に立つリンク=質の高いリンク】は、関連性が高いのが特徴です。転職の事を書いてあるトピックで突然、美容のページに内部リンクで飛ばされても何の役にも立ちません。
有効な内部リンクの設置方法
では、どのようにすればSEO効果の高い内部リンク設計をできるのか、ここを具体的に掘り下げていきます。
意識するポイントは以下の4つです。
- トップページへの内部リンク
- 強いページからの内部リンク
- ユーザビリティーの高い内部リンク
- アンカーテキストにキーワード
ちなみに内部リンクの設置箇所は概ね以下の場所からになります。
- グローバルメニュー
- 記事内
- CTA
- サイドバー
- フッダー
用途によって使い分けましょう。
トップページへの内部リンク
まず、トップページというのはサイト全体のナビゲーションページであるというのが私の考えです。すべてのページにアクセスしやすい言わばサイトの玄関のようなもの。ここを強くすれば他のページに、ユーザーもクローラーも回遊しやすくなるわけですから、やはり強化しなくてはいけません。必然的にトップページは内部リンクを発する数も、受ける数も1番多くなります。
- 複数の個別ページからトップページに戻すリンク
- グローバルメニューに設置された【HOME】や【TOP】など
強いページからの内部リンク
基本的にサイトのトップページは1番強くなりがちですから、トップページからの内部リンク先は評価が上がりやすくなる傾向があります。他にも個別記事で順位が良好なものやアクセスの集まっている記事があれば、そこから順位を上げたい記事へ内部リンクを送るのも有効です。強いページにはすでにSEO評価がついていますから、その記事の価値の1部を内部リンク先に付与することでSEO効果を得られると言うものです。これをリンクジュースといいます。これも被リンクの考え方と同じで、リンク元の評価が高く、かつ関連性があると言うのが重要です。
ユーザビリティーの高い内部リンク
口を酸っぱくしていいますが、ユーザビリティーを考慮していないリンクなら貼らないほうがマシです。ユーザーにとって親切だと思える場面で内部リンクを貼ることでその効果が発揮されます。
- 「とりあえず順位を上げたいから」
- 「とりあえず強いページから強化したいページへリンクを送る」
- 「クリックされないかもしれないけどとりあえず内部リンクを置く」
このように「とりあえず。とりあえず。」と自己中心的に貼ったリンク先でユーザーはどんな行動をとるでしょう。
【離脱】これです。サイト内の他のページに離脱してくれればまだ幸いですが、「このサイトはダメだ・・・」と検索エンジンにブラウザバックされてしまったら最悪です。では、ユーザビリティの高い内部リンクとはどんなものなのか?
- 関連性の高いページへの内部リンク
- ユーザーの心の動き(カスタマージャーニー)に合わせた内部リンク
記事内から送る内部リンクは特に、そのトピックの内容に関連した記事へ送ることが大切です。サイドバーやグローバルメニューなんかは【備え付け的要素】なので良いのですが、記事内からの内部リンクはそうではありません。やはり転職についての内容を話しているのであれば、それをさらに深掘りした記事や関連する記事に内部リンクをつなぐことでユーザビリティーが高まります。突然美容の記事に飛ばされたら「えっ!?」となりますよね。そして、記事下部に設置できる内部リンクでは【ユーザーが次に読みたいであろう記事】を察して内部リンクを置いてあげると良いでしょう。
簡単にいうとインターネットユーザーの心理はAISASの法則に従って流れていると言う事です。
Attention(認知・注意)
Interest(興味・関心)
Search(検索)
Action(行動)
Shere(共有)
Attention(認知・注意)の訴求要素を持った記事から、突然Action(行動)の訴求要素を持つ記事へ内部リンクを貼るのはちょっと違うかなと思っています。
アンカーテキストにキーワード
アンカーテキストとは、リンクのテキストの事です。アンカーテキストにはSEO的に「キーワードの強化」の効果があります。わかりやすくいうと、リンク先のページがアンカーテキストのキーワードによって強化されるということです。
リンク先の記事が「こちら」というキーワードで上位表示を狙っているのであればいいのですけどね・・・内部リンクの送り先ページで狙っているキーワードをアンカーテキストに含めるのは鉄則です。ただし「キーワードだけ」はNGで、キーワードを含めつつ簡潔な言葉でテキスト設定すると良いでしょう。
例
→ KYOKO BLOGでアフィリエイトの学習をしてみる
例えばこんな感じですね。
自分でできるSE0対策まとめ
- サイト全体の順位決定要因
- ページ単位での順位決定要因
- サイト外の順位決定要因
- リンクに関する順位決定要因
のまとめとして自分でできるSEO対策について解説します。ここまで自分でできるSEO対策の具体的な方法としてたくさんの施策をご紹介してきました。どんな手法でやるにしてもSEO集客をするのであれば、これらは共通です。※SNS集客のみの日記のようなブログを書くならいりませんが。因みに、SEO的に重要度が高いのはどれなのか?と言う指標もSemRush社調べのランキングファクターからご紹介しておきます。

検索順位決定要因として非常に重要なパイを占めているのが【ウェブサイトへの直接アクセス】になっています。
次いで、滞在時間・セッションごとのページ(平均ページビュー)・直帰率といったユーザーエンゲージメントが高い指標となっています。カンの良い方なら、もうお気づきでしょう。上位4つ以外の施策は、このダイレクトトラフィックやユーザーエンゲージメントを高める事につながっています。SEO対策の二大要素と言われるコンテンツとリンクも、とどのつまりはダイレクトトラフィックの増加とユーザエンゲージメントの向上ですよね。コアアップデートが頻発している昨今、ユーザーの検索体験の向上に向けた指標はより重要度を増しています。良いコンテンツを作ればダイレクトトラフィックが増えますし、ユーザーエンゲージメントも高まります。関連する有益なリンクからは、濃いユーザーが流れ込み、これもまた高いユーザーエンゲージメントを実現するでしょう。小難しい話を色々としてしまいましたが、やはり最初の原点に戻ると答えは1つです。
Googleの理念「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる」
そういう事です。
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