ミネラルについて
物質を構成する元素は約118種類存在していると考えられています。そのうち、人体に存在する元素は約60種類と言われています。
ミネラルとは、体を構成する主要な元素(炭素C 水素H 酸素H 窒素N)以外のものの総称を言います。
ミネラルは5大栄養素の一つで、体の合成することはできないため、食物から摂取する必要があります。
ミネラルが不足すると、生理機能の障害が起きたり、重症の場合には生命が失われます。一方、摂り過ぎた場合には中毒を起こす場合もあります。
ライナス カール ポーリング
「すべての病気を追及すルト、全てがミネラルの欠乏に辿り着く。ミネラルは単体では有効な働きができない。人体の健康維持には調和の取れた多種類のミネラル摂取が有効である」
ビタミン ミネラルが十分なとき、体は元気な状態になりますが、不足すると体調は崩してしまいます。また特定の栄養素を補ったとしても体調は回復しません。元気になるためには不足している栄養素を補い、バランスを取ることが大切です。
人体に含まれるミネラルは体重の約4%しかありません。その大半は1日あたりの必要所要量の多い主要ミネラルです。主要ミネラル以外を微量ミネラルと言います。
主要ミネラル
カルシウム カリウム ナトリウム マグネシウム リン 塩素
微量ミネラル
鉄 亜鉛 銅 マンガン ヨウ素 セレン クロム モリブデン コバルトjk
ミネラルと睡眠
睡眠ホルモン メラトニン 幸せホルモン セロトニンの合成にはミネラル マグネシウム 鉄が関わっています。
マグネシウム 鉄が不足すると睡眠の質の低下・精神的不安定に繋がると言えます。
トリプトファン→ビタミンB6 マグネシウム→セロトニン→マグネシウム→メラトニン
ミネラル不足の原因
・ストレス
・加工食品(食品添加物 リン酸塩)
・偏食 過度なダイエット
・アルコールの摂り過ぎ
・腸の炎症
・睡眠不足
マグネシウムについて
マグネシウムは主要ミネラルの一つで、メラトニン・セロトニン合成の他にも体内における300以上の酵素反応に関わり、下記のような役割を担っています。
・エネルギーの産生
・筋肉の弛緩
・血管の拡張 血圧の低下
・血小板の凝集の抑制
・ビタミンDの代謝
・セロトニン メラトニンの合成
身体によって重要なマグネシウムは不足してしまうと様々な不調を引き起こします。
・身体が疲れやすい
・筋肉がつる
・骨が弱くなる
・筋力が低下する
・精神的に不安定になる
・睡眠の質が低下
マグネシウムには神経伝達物質(GABA)の機能を高める働きがあります。GABAの機能を高める働きがあります。GABAはストレスを和らげ、交感神経の働きを抑制して脳の興奮を沈める効果があるため、睡眠の質を高める上で重要な存在と言えます。
鉄について
鉄は赤血球を構成するヘモグロビンの材料で、身体中に酸素を運ぶのに重要な役割をしています。ミネラルの一つである鉄は食べ物から摂取する必要がありますが、日本人のの育ち盛りの男子・女子のほとんどは鉄が不足している事が分かっています。
女性の場合は月経による出血での鉄不足によって貧血になる場合もあります。高脂肪や糖質の多い食事を摂り続けていると、ホルモンの分泌の異常が起きること月経過多になる場合があります。その結果、貧血に繋がる事もあります。
日本人は欧米の人に比べて遺伝的に遺産の少ない抵胃酸であると言われています。胃酸の量が少ないと、鉄の吸収率が低下してしまいます。
また、カンジタ症 リーキーガッド 歯周病などによって腸の炎症が起こる事によっても鉄の吸収率は低下します。
鉄は主にお肉や魚などの動物性食品に含まれるヘム鉄と植物性食品や卵 乳製品に含まれる非ヘム鉄の2種類があります。ヘム鉄・非ヘム鉄は小腸での吸収率に差があり、ヘム鉄の吸収率は非ヘム鉄の5=6倍ほどあります。
食事→あゆ レバー アサリ
亜鉛について
タンパク質や骨、ホルモンの合成、細胞分裂に関わる亜鉛は体の成長や脳の発育、疲労回復などにおいて非常に重要です。亜鉛が不足すると疲れが取れにくくなってしまうため、眠っても疲れが取れなくなってしまいます。
亜鉛不足による症状
味覚障害 肌荒 髪の痛み 爪の変形 精神的不安定 生理不順 糖尿病 アレルギー疾患 貧血 免疫力の低下
カルシウムについて
ストレスが溜まると脳は興奮状態に陥ります。興奮した脳を落ち着かせる(鎮静化する)のに必要なのがカルシウムです。ストレスが多くなると脳を落ち着かせるためにカルシウムを多く消費しています。カルシウム不足は脳が落ち着かないため、睡眠の質を下げてしまいます。
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