コンテンツタイプ:伸ばす動画と売上直結型の動画はちがう
この授業では、ほとんどの人が間違った認識を持っている、動画コンテンツのタイプについて解説していきます。
YouTube動画の制作において、「伸ばす動画」と「売上直結型の動画」は異なる目的と戦略を持っています。
多くの人はYouTubeに参入する頃は「ビジネスで稼ぐため」に始めたはずなのに、3ヶ月半年1年と経った頃にはなぜか再生数にとらわれている。
そして意外にも大きな再生数を取れているからといって、=大きく稼げているというわけではないことを私は深く理解しています。
そのことについて少し解説していきますね。

伸ばす動画とは
「伸ばす動画」は、視聴回数や登録者数を増やすことを目的としたコンテンツです。
多くの人は狙って再生数を取りに行くというよりは、動画投稿を続けていくうちに「当たってしまった」という感覚の方が強いはずです。
YouTubeのおすすめや検索ボリュームの大きいYouTubeSEOキーワードで上位を獲得することで、2次拡散3次拡散されれば、かなり大きな再生数が取れるはずです。

メリット
伸ばす動画のメリットには以下のようなものがあります。
- チャンネルや自分の認知度が急速に拡大
- トラフィックの急激な増加
- 他の動画を見てもらうチャンス
いろんな人に自分の動画を見てもらうチャンスが訪れるわけですから、マーケティングとしてファーストステップでかなり重要な役割を担います。
どんなにいい動画、コンテンツを作っていても、知ってもらわないことには「ない」のと同じです。
何を差し置いてもまずは知ってもらうことが大切ですから、数字の取れる動画は認知獲得の意味においてとても重要ですよね。

デメリット
一方デメリットも同じようにあります。
- 売上や登録者数増加に直結しない可能性
- 一過性のブームで終わるリスク
- アンチコメントや炎上のリスク
再生数が爆発的に取れる動画が必ずしも売上につながるとは限らないし、登録者増加に寄与するとも限りません。
実際に様々なチャンネルのデータ分析をしているとリアルにわかりますが、
チャンネルの中でヒットしている動画なのに、登録者を獲得していないケースが結構あります。
単純にインプレッションだけが拡大し、再生はされるけども、リーチした顧客のニーズと合致せず登録には至らないのだと思います。
アルゴリズムによってインプレッションを広げられている以上、こういうことが起こるんですね。
そして爆発的に拡散される時期というのは、比較的一過性のものです。
YouTubeのおすすめにガンガン出してもらえるボーナスタイムが終了したら、意外にもその動画は見られなくなったりします。
さらに言うと、YouTubeのアルゴリズム的に、大きく外へ外へインプレッションが広がる時というのは、自分の参入しているジャンルやテーマの枠を超えて、興味のない層までおすすめで出ている状態です。
つまり属性のマッチしないユーザーにも自分のチャンネルの動画が見られているということ。
その時に起こるのがアンチコメントや炎上です。
実際に私も長年チャンネルを運営していますが、再生数がチャンネル内の平均より大きく上回った動画には必ずネガティブなコメントがつくものです。

制作方法
どのテーマを取り扱えば「伸びる動画」が作れるのか?
- マス受けするテーマを選ぶ
- ジャンル内の鉄板ネタを取り扱う
- ビッグキーワードでネタ選定する
だいたいはこの3つのどれかあるいは複数の要素を満たした動画であることが多い。

例えばビジネス系でいうと、以下のようなコンテンツは伸びやすい鉄板のネタだったりする。
- 人気ランキング
- 比較系コンテンツ
- やり方・始め方などのロードマップ
個人的には正直「薄い内容だな」と思いますが、
薄くて広く伸ばしたようなコンテンツがYouTubeでは再生数を取りやすいものです。
逆にコアな内容や発信者が「これは有益だ」と思うような深い内容は意外に伸びません。

どんなユーザーが集まるの?
ここまで言えばわかると思いますが、このように薄く広く伸ばしたようなコンテンツで集まってくるユーザーというのは、とてもではないですが「質が高い」とは言い難いです。
- 超初心者
- リテラシーの低いユーザー
- 自分に興味のないユーザー
- 悩みが深くないユーザー
わりかし、こんな感じの人たちが集まってきます。
もちろん一概には言えませんし、100%絶対そうだというわけじゃありませんが、
このユーザーたちが、突然自分の紹介する商品や販売する商品を購入してくれたりはしないでしょう。
あくまでもここでは、自分のことを知ってもらうことが目的であり、そこからマーケティングで俗に言う「教育」をしていくことにより、
言い方は悪いですが、質の悪いユーザーは「濃いファン」へと変貌を遂げていきます。

売上直結型の動画とは
「売上直結型の動画」は、特定のターゲットに向けて設計されているため、狙いが絞られてますから、目的のはっきりした動画だとも言えます。
再生数が少なくても、狙った顧客層にリーチできれば、LINEやメルマガへの誘導が可能となり、売上につながるんですね。

メリット
売上直結型の動画のメリットとは何でしょうか?
- 高いCVR
- リピーターやファンの獲得
その名の通り、このように何かしらアクションにつながる動画だということです。
動画の内容にもよりますが、場合によってはその動画を見ただけで商品を直接購入する人もいます。
多くの場合は購買意欲が刺激され、LINEやメルマガなど、発信者とより距離が近いメディアに登録します。
実際に私のチャンネルでも、ビジネス学園メンバーとの対談を見て入学される方はかなりいるんですね。
そのような売上直結型のコンテンツを見て、私のチャンネルの他の動画を全て見て大ファンになってくれる人も数多くいます。

デメリット
一方売上直結型の動画にもデメリットはあります。
- 再生数が伸びにくい
- 認知度拡大には時間がかかる
とにかくインプレッションが広がりにくく数多くの人にリーチするのが難しいんですね。

例えば、これは私のチャンネルの売上直結型の動画(対談コンテンツ)ですが、私のチャンネルのアベレージから考えると再生数はすこぶる低いです。
直近のものだと2000回〜3000回くらいですから、かなりこの動画を視聴する層は絞られているといえそうです。
初動のエンゲージメントが取れないということは、二次拡散・三次拡散といったインプレッションの広がりは期待できないわけで、
新規顧客に認知してもらうのはこの動画だけでは難しいです。

制作方法
ではどんな動画を作れば売上直結型になるのでしょうか?
- 対談動画
- 実績動画
- レビュー動画
- プレゼント付き動画
- YouTube検索経由の動画
- 超具体的な動画
例えばこのようなコンセプトの動画は、こちらの求めるアクションにつながりやすく購買に近いコンテンツと言えます。
対談動画や実績動画は、アフィリエイトで例えれば「商品名+口コミ」のような売れる鉄板のテーマとも言えるからですね。
プレゼント付き動画は、プレゼント(リードマグネット)があることからLINEやメルマガへの登録率が当然高まります。
YouTube検索経由の動画や超具体的な動画は、いわゆるロングテールキーワードを狙ったような、「テーマを絞った検索経由の動画のことです」
集客をするための伸ばす動画のところでは「ビッグキーワードを狙いましょう」と言いましたが、
売上直結型の動画であればビッグキーワードではなくロングテールキーワードです。
それも売り上げに直結するようなキーワードを狙ったロングテールキーワードが望ましい。
例えば、私の事業であれば「ネットビジネス オンラインスクール 選び方」などはいいですよね。
このテーマで動画を作れば、当然「KYOKO先生のビジネス学園」の強みを話したり、おすすめしたりする場面が出てくるわけです。
当たり前ですが、ここまで限局した内容を取り扱うとなれば、その動画に興味のある人や視聴する人も少なくなります。
ですから、再生数も取れないでしょうし、リーチも広がらないはずです。
しかし確実に「KYOKO先生のビジネス学園」に興味を持ってくれる人は増えます。

どんなユーザーが集まるの?
売上直結型の動画は、その名の通り売上に直結しやすい人が集まります。
- 既存チャンネル登録者
- 悩みが明確な人
- 問題解決・行動したい人
- 選択肢の比較をしたい人
- すでに商品・サービスに興味のある人
何度も言うようにそれこそ数は少ないかもしれませんがこのような人たちがこの手の動画を視聴します。
まとめ
なんとなく動画をアップして、間違ってバズってしまったり、理由も分からず再生数が取れなかった人…少しなにかが見えてきたでしょうか?
重要なポイントをおさらいしていきます。

伸ばす動画
- 役割:認知を獲得する動画
- メリット:たくさんの人に自分を知ってもらうことができる
- デメリット:売上にはつながらず一過性で終わる傾向
- 制作方法:万人受けする広いテーマで動画を作る
- 集まる人:興味の薄い人
売上直結型動画
- 役割:狙ったアクションを起こさせる動画
- メリット:売上につながりやすい
- デメリット:広くリーチしない
- 制作方法:購買に近いテーマでコンテンツを作る
- 集まる人:興味の強い人
他にも厳密に言えばコンテンツタイプには様々なものがあります。
もう少し深掘りして別の授業で、それぞれのコンテンツタイプについて解説していきますね
コンテンツタイプ:教育動画とファン化動画の役割と具体的な種類
この授業では、教育動画とファン化動画の役割とその具体的な種類について学習していきましょう。
前回の授業では伸ばす動画と売上直結型動画の違いについて学びましたが、
コンテンツタイプは、その2つだけではありません。
マーケティングで公式に定義されているわけではありませんが、
長年オンラインマーケティングを行ってきた中で、コンテンツには目的と役割の違った様々なタイプがあると思っています。
今回紹介する教育動画とファン化動画も、その中に入っています。
やっつけ仕事のように「とりあえず動画を出す」ではなく目的を持って狙って動画制作をしていくために、まずはどんなタイプのコンテンツがあるのか知りましょう。

教育動画とは
そもそも「教育」とは何か?
これはマーケティングの話ですが、
教育とは、一言で簡単にいうと「顧客が自ら商品を選び購入するために必要な全ての要素に気づきを与える」ということです。

- 必要性を感じていないユーザーにはニーズ教育を
┗問題点・課題感を理解させる教育
┗目的・ベネフィットを明確にさせる教育
┗潜在的なニーズを気付かせる教育
┗行動を起こさせるための教育

- ニーズは感じているけど商品を欲していないユーザーにはウォンツ教育を
┗手段を選択させる教育
┗お金のブロックを外す教育
┗スタンス・優位性の教育
┗理想の未来を見せる期待値の教育

- 発信者である自分への信頼や愛着を高めるロイヤリティ教育
┗理念とビジョンの教育
┗バックグラウンドストーリーの教育
┗距離感を縮める親近感の教育
┗ビジネスの透明性の教育
こういった趣旨の動画が、いわゆる教育動画です。
顧客が抱える問題を認識させ、その解決策として自社の商品を提案するわけですね。
マーケティングにおける「教育」について、ここで深くは触れませんが、別授業の中で深掘りするのでそちらで学んでください。

制作方法
教育用の動画を作る方法については、一概に「絶対これだけ!」というわけではありませんが、次のような動画を参考例にしてみてください。

- ネガティブ訴求動画
ネガティブ系のテーマを訴求することで、現状の問題点に気づかせたり、「このままではまずい」や「今行動しないと損する!」と言った損失回避の念を抱かせることができます。
またネガティブ系のテーマは強力な訴求力がありますから、本人も気づいていないような潜在的なニーズを気づかせたりする効果もあるでしょう。
- ペルソナが抱えている問題をテーマにする
- 顕在化した問題の裏にある潜在的な問題をテーマにする
- 解決策として自分のフィールドに引き込む
ネガティブ系のテーマはユーザーの興味を引きやすく意外にも再生数が取れるため認知獲得用の動画としても使えます。
ただテーマがネガティブなために、リテラシーの低いユーザーや質の悪い属性のユーザーも集まってしまうかもしれません。

- ハウツー・チュートリアル動画
特定のスキルや知識を習得するための方法を実践的に解説することで、ユーザーの悩みを解決に導きます。
動画の内容は具体的かつ簡潔にまとめることが重要。
- テーマを絞り込み、視聴者にとって本当に必要な情報だけを提供する
- 実演を交えながら解説することで、分かりやすさを向上させる
- 関連動画や補足資料などを紹介する
こうすることで、発信者自身の知見や実力を示すことにもなり、信頼の獲得にも結びつきますよね。

- FAQ動画
よくある質問とその回答を動画で分かりやすくまとめる動画も教育には最適。
教育にも様々な種類がありますから、目的に合わせた要素を、動画内容に組み込めば自然な形で相手に伝えることができますね。
- どの教育が必要なユーザーかターゲットを明確化
- 自分の立ち位置(挑戦者・仲間・権威者)を考慮して分かりやすく解説
発信者が一方的に何かを伝えるよりも、「質問に対して答える」という形式の方がわざとらしくなく信憑性を高めることができます。

- セミナー動画
専門的な知識やスキルを体系的に学べるよう、動画でセミナー形式のコンテンツを提供します。
こういったオールインワン的なコンテンツは、それだけでも教育的な要素を兼ね備えていますよね。
動画の中で様々な教育要素を織り込むことができますので。
私のチャンネル内でも過去に行ったセミナーの動画をいくつか投稿していますが、その動画がきっかけでビジネス学園に入学した方もかなりいらっしゃいます。
- テーマを明確化し、視聴者のレベルに合わせた内容にする
- スライドやホワイトボードなどを効果的に活用する
- 質疑応答の時間を設ける
わりと、実際のセミナーに近い構成にすることで、没入できます!

メリット
教育動画を出すことにより、次のようなメリットがあります。
- 潜在顧客と信頼関係が築ける
- ユーザーのリテラシーを高められる
- スクリーニングになる
ゼロベースの潜在層の顧客は、自分が使っているテーマにも自分にもまだ興味のない状態。
教育動画を出すことによって、興味関心を引き付け信頼関係を築くことができます。
また最初はリテラシーの低いユーザーでも、教育コンテンツを通して育成されていきますから、自分のビジネスに最適化されたユーザーに成長していきます。
そこで全く、共感しなかったり、発信者の考えと合わないユーザーは、もう二度とチャンネルには来ないと思います。
それがある意味フィルターとなり、顧客スクリーニングの役割を果たすことになりますから、実はある意味とてもコスパがいいのです。

デメリット
デメリットというデメリットは思い当たらないですし、正直教育的なコンテンツを作らない選択肢というのは、マーケティングをやっていく以上ありません。
強いて言うなら、
「教育的なコンテンツをピンポイントで狙って出していくのが難しい」
ここが唯一にして最大のデメリットではないでしょうか。
なぜなら顧客理解の部分が強烈に作用しており、
- 自分の顧客が誰で
- その顧客が何で悩んでいるのか
- その顧客はまだ何を気づいていないのか
- どんな言葉を欲しがっているのか
- どんな人物を求めているのか
こういったことがわからないと、どんな教育動画を作ればいいかわからないですよね。
もしここがわからないという人がいたら、「顧客理解」の授業をもう一度何度も反復学習してください。

どんなユーザーが集まるの?
様々なことにまだ未熟なユーザーが集まります。
- 技術が未熟なユーザー
- マインドが未熟なユーザー
- 選択肢の幅が未熟なユーザー
- 行動力が未熟なユーザー
- 目的意識が未熟なユーザー
- マネーリテラシーが未熟なユーザー
- 信頼関係が未熟なユーザー
このどれかか、複数の項目に該当するユーザーが集まってきます。
未熟だからこそ教育が必要なわけで。
すでに自分が販売する商品やサービスに興味を持っており、あと少しで購入するという段階のユーザーには教育なんぞは不要です。
その段階に至るだいぶ前から一歩手前のユーザーに対して教育は必要です。
「購買」というゴールに導くための道筋に教育(ナーチャリング)は、あるからです。

ファン化動画とは
ファン化動画とは、YouTubeにおいて視聴者を単なる観客から熱心なファンへと変えることを目的とした動画です。
これらの動画は、視聴者との感情的なつながりを強化し、関係値を醸成したり、ブランディングを強化する効果があります。
- Vlog
- 撮影の裏側
- ライブ配信
- ルーティン動画
- ドキュメンタリー企画
こういった、作り物ではないリアリティの高いコンテンツが、ファン化につながりやすい動画の傾向だったりします。
「情報」より「人」にフォーカスが当たっているため、コミットメントが高まるんですね。
もちろん圧倒的に「情報」にフォーカスが当たっているような、ハウツー動画などでも権威性や知識の深さを示すことで、ファン化につながることはあります。

制作方法
- VLOG(ブイログ)
VLOGとは、「VideoBlog」の略で、日常や仕事風景、趣味などを通して、よりパーソナルな部分を共有する動画コンテンツです。
発信者のリアルな素顔を見せることができるので、愛着を持ちやすいコンテンツです。
- ターゲットとなるペルソナ像を明確化し、共感しやすい価値観を表現
- 完璧さを求めず、等身大の自分自身をみせる
- 視聴者との距離を縮めるためコミュニケーションを取る
結局は「何を話すかよりも誰が話すか」の方が重要な昨今のマーケティング業界の中で、
情報よりも発信者の理念やスタンスに共感するからこそ、ユーザーは私たちのコンテンツに没入していきます。
それをみせていけるのがVLOG。

- 撮影の裏側
普段は見せない、商品開発やイベント準備、動画制作の舞台裏などを公開することで、親近感やブランドへの信頼感を高める効果があります。
- 苦労や失敗談なども包み隠さず見せることで、人間味をアピール
- 今後の活動への期待感を高めるような内容を盛り込む
例えば、音楽アーティストが、ミュージックビデオ撮影の裏側やレコーディング風景を公開したり、飲食店が、メニュー開発の裏側や食材へのこだわりを紹介する動画を配信したりすることで、より一層愛着が深まりますよね。

- ライブ配信
ライブ配信は、リアルタイムで視聴者とコミュニケーションが取れるため、距離感を縮め、一体感を生み出す上で非常に効果的です。
相互コミュニケーションが取れるので、最初は距離の遠かったいち視聴者とも関係値を醸成することができます。
- LINEなどから限定公開など、特別感を演出する
- 視聴者からの質問に答える時間を設けたり、アンケート機能を活用したりするなど、双方向のコミュニケーションをとる
人は自分だけを特別扱いして欲しいものです。
名前を呼ばれたり、自分の悩みに直接答えてくれたり…そういった自分にだけカスタマイズされたコンテンツは特別感を生み出します。
これは強力な関係値の醸成になり、信頼関係を深めます。

- ルーティン動画
ルーティン動画もVlogと似たような系統の動画ではあります。
とはいえYouTubeというプラットフォームの中ではルーティン動画は伸びやすい動画の王道。
- 1日ルーティン
- モーニングルーティン
- ナイトルーティン
など様々なルーティン動画を目にしますよね。
これもやはり作られた動画というよりは、発信者の素顔が見れるような気がしますし、リアリティの高いコンテンツです。
ライフスタイルや発信者の理念が伝わりやすく、そこに共感されれば強烈なブランディングとファン化が進みます。

- ドキュメンタリー企画
ドキュメンタリー企画もストーリー性があり没入感の高いコンテンツです。
- 密着動画
- インタビュー動画
- ショートドラマ
などなどどれもストーリー性が高くリアリティも高い動画なので、圧倒的にファン化します。
難点は撮影の難易度が高いことですが、基本的に人がやらないことをできる人が勝つのはビジネスのセオリーなので、こういったコンテンツを作れる人は強いですね。

メリット
ファン化動画を出すことには以下のようなメリットがあります。
- 圧倒的なその人らしさ(ブランディング)が相手の心に刻まれる
- YouTube以外のコンテンツにも興味を持ってもらえる
- チャンネル回遊率が上がりコンテンツ消費量が格段に上がる
- 売上直結型の動画に導線を引きやすい
リアリティと没入感の高いこのタイプのコンテンツは、
圧倒的にチャンネルと発信者自身のブランディングを確立させます。
よくも悪くも「その人らしさ」が強烈に相手の心に刻まれるため、いい方向に行けば発言の信憑性や説得力も格段に上がるでしょう。
そしてファンになった人というのは、1つのプラットフォームだけでは物足りず、その人が運営している他のメディアにまで足を運ぶようになります。
もちろんLINEやメルマガなどに登録し、リストビルディングの効果を強力に高めてくれることにもなるでしょう。
そして、それはYouTubeチャンネル内でも起こります。
1本の動画を見て、もう1本見てさらにもう1本見て…と気になってファンになったら全ての動画を見ることもあるでしょう。
ひまるんのチャンネルでは、ストーリー性とリアリティが高いので、
ホーム画面のおすすめでチャンネルを知ったイチ視聴者が、チャンネル内の全ての動画を見るという現象が多く見られます。

そうなってくるとチャンネル内に時々ある売上直接型の動画にも導線が引きやすく、
購買意欲を高めやすい構成がチャンネル内で組み上がることになります。

デメリット
ファン化用のコンテンツのデメリット…と言いますか、難しさは次の事でしょう
- 企画・撮影が大変
- 人の心をつかむ構成力が必要
- 何を伝えてどんなイメージを持たせたいか明確じゃないとダメ
- 人を引きつける魅力的なキャラクターが必要
割とこんなところがありますが、これがなかなか難しいですよね。
もちろんここで紹介した動画テーマだけがファン化を促進させるというわけではありません。
副業でやっていてリアリティを出せない人もいると思いますし、自分以外の演者を巻き込んで大々的に企画を打つのが難しい人もいるでしょう。
ただ、制作カロリーが高く難しいコンテンツだからこそ、やる価値があります。
できることできないことそれぞれあると思いますが、今自分ができる最大限の企画と撮影方法で、なるべくリアリティとストーリー性みたいなものを出していけるといいですね。

どんなユーザーが集まるの?
ファン化用の動画をどんなテーマにするかにもよります。
例えばこの動画とこの動画では集まるユーザーが全く違うのが分かりますよね?

こういった「情報主体」の動画では以下のようなコメントが目立ちますね。
- 参考になりました
- 役に立ちました
- 頑張ります

しかしこちらの動画では、わりと私のパーソナリティに関するコメントが多いです。
フォーカスが「情報」ではなく「人」に当たっているので、KYOKOやKYOKOのライフスタイルに興味のあるユーザーが来てくれているのでしょう。
もちろん、すでにチャンネル登録者だったりファンの方も見てくれていると思いますが、この動画を通じて私のことを知り、他の動画を見てビジネスに興味を持った人も多くいます。
まとめ
コンテンツタイプとして教育動画とファン化動画の2タイプについて解説してまいりました。
重要なポイントをおさらいしていきましょう。

教育動画
- 役割:購入までに必要な要素に気づきを与える
- メリット:質の高い顧客に成長する
- デメリット:顧客心理を深く理解しなくてはいけない
- 制作方法:顧客のニーズとウォンツにはまったテーマで動画を作る
- 集まる人:様々なことにまだ未熟なユーザー
ファン化動画
- 役割:ただの視聴者から熱狂的なファンに変える
- メリット:発信者のファンになる
- デメリット:制作カロリーが高い
- 制作方法:リアリティとストーリー性のあるテーマで動画を作る
- 集まる人:「人」や「状況」に興味のあるユーザー
前回の授業と合わせて
- 伸ばす動画
- 売上直結型動画
- 教育型動画
- ファン化動画
の4タイプを紹介してきました。
きっとこのように授業で解説すると、「しっかりと型に当てはめないと動画を作れない」という人が出てきそうです。
ですから、先に言っておきますが、これから作る動画がこの中のどれかにぴったり当てはまってなくても大丈夫です。
動画制作者の意図として、このようなタイプのコンテンツがあるだけなので、そこに縛られてコンテンツを制作できないのは本末転倒。
自分自身が、なんとなくどのコンテンツタイプで動画の方向性を作っていくか分かっていれば大丈夫です。
難しく考えすぎて手が止まらないようにしましょう!
YouTube公式定義:コンテンツタイプ・3つの動画スタイル
ここまでは、私が長年マーケティングを行ってきた中での主観で4つのコンテンツタイプを紹介してきましたが、
この授業ではYouTubeが公式で定義している3つの動画スタイルについて学んでいきましょう!

3H戦略「HERO・HUB・HELP」
「3つの動画スタイル」と言いましたが、その3つが以下のコンテンツです。
- 「HERO」ヒーローコンテンツ
- 「HUB」ハブコンテンツ
- 「HELP」ヘルプコンテンツ
この頭文字3つのHを取って「3H戦略」とGoogleでは公式に提唱しています。
これは当然のことながらGoogleが運営しているYouTubeにも当てはまります。
YouTubeは、ただ闇雲に動画をアップするだけではいけません。
視聴者を惹きつけ、ファンへと育て、チャンネル登録してもらい、継続的にチャンネルのコンテンツを見てもらい、最終的には自分の商品やサービスに着地してもらう必要があります。
そこで重要になるのが3H戦略です。
私はYouTubeJapanのトレーナーの方と面談して、3H戦略について勉強しましたが、Googleでも以下のように定義されています。

直訳すると意味がわからなくなるので、私が学んだ内容や経験に基づく解釈も含めて、YouTubeビジネスの学校のメンバーに分かりやすく再定義いたします。

このように3H戦略とは、3種類のコンテンツを効果的に組み合わせることでチャンネル全体で視聴者の心をつかみ、YouTubeを伸ばしていく戦略と言えます。
ここからそれぞれのタイプについて深掘っていきます。
①「HEROコンテンツ」で認知拡大と集客

ヒーローコンテンツは、チャンネルや自分のことを知ってもらうきっかけとなるコンテンツとも言えます。
認知拡大を目的としているからこそ、
マスに向けたテーマを選定して動画を作る必要がありますよね。
例えばトレンド系のテーマやニュースなどもそうです。
他にも、自分が参入しているジャンルのビッグキーワードを狙って動画を作れば、広範囲にリーチするので、必然的にヒーローコンテンツが作れるでしょう。

例えば副業ジャンルであれば、最も重要の強い(つまり検索ボリュームの高い)「副業 おすすめ」のようなコンテンツは完全にヒーローコンテンツに該当します。

認知獲得用のコンテンツですから、当然、他の動画よりも再生数が取れています。

- 目的
チャンネルの認知度向上、新規視聴者の獲得
- ターゲット
広範囲(チャンネルに興味関心の薄い層を含む)
- 内容
万人に受けるような広くて薄いテーマの動画。
ジャンル内でのビッグKWや、ジャンルにまつわるトレンドやニュースなど。
②「HUBコンテンツ」で視聴者を熱狂的ファンに変える

ハブコンテンツは、ヒーローコンテンツに比べると、1段階ターゲットの絞り込んだ具体的な動画といえそうです。
Googleの公式では
「ターゲットとなる見込み客に向けて定期的に配信されるプッシュ型コンテンツ」
と、されているように、1視聴者から自分のファンにするべく、関係や距離を縮めていく必要があるフェーズです。

例えばこの赤枠で囲ったコンテンツあたりは、先ほどの「副業 おすすめ」よりも
副業ジャンルの中でいけばターゲットが絞られています。

副業に興味がある人であれば…
- 稼ぐ能力の内訳が知りたいよね
- 稼げる大人の要素が知りたいよね
- ビジネスで成功するための方法が知りたいよね
- 勉強を効率的にできる原則が知りたいよね
みたいに「副業」にまつわる細分化したお話をしています。
もちろんヒーローコンテンツほどは再生数が回りませんが、気になる人は気になる内容ですよね。


他にも、たとえばこういった学校系統の企画もののコンテンツは、ハブコンテンツです。
これらの動画のおかげで圧倒的に私の学校ブランドが強化されました。

このルーティン動画も、私へのイメージを構築するためには一役買ったコンテンツです。
ヒーローコンテンツで私を知り、
これらのコンテンツを数本みることで「完全にファンになりました!」と言ってくださることも多いです。

- 目的
関係値の醸成・ファン化
- ターゲット
チャンネルに興味関心のある層、特定のテーマに興味のある層
- 内容
参入ジャンルに基づく専門的な知識や独自の視点を盛り込んだ内容で、発信者の信頼性と話している内容に信憑性を持たせる。
また視聴者からの共感を獲得し信頼関係を築くことを目的とする。
そのためにはリアリティやストーリー性を持たせた企画、またはライブ配信などでコミュニケーションを取っていくのも有効。
③「HELPコンテンツ」で視聴者を自分に没頭させる

ヘルプコンテンツは悩みや問題が明確なユーザーをターゲットにしたかなり実用的なコンテンツです。
「コアターゲットに向けたプル型コンテンツ」とされているように、向こうから問題解決のために調べてヘルプコンテンツにたどり着くプル型のイメージです。
問題が顕在化したユーザーが訪れる流入経路として最も一般的なのは検索流入…つまりYouTubeSEOからの流入です。
こちらが働きかけなくても、向こうが悩みの言葉(KW)を自発的にYouTubeの検索ワードに打ち込み、プル型でコンテンツを見つける形となります。
コンテンツのタイプとしては、相手の問題解決につながるようなお役立ち動画だったりします。
例えばチュートリアル動画だったりハウツー動画などですね。
他にも販売している商品やサービスに興味のあるユーザー向けの商品説明動画や対談動画、Q&A動画などもあります。
キーワード的に言うと、悩みが明確だということは、狙うキーワードもジャンルキーワード関連の複合キーワードやロングテールキーワードだったり、
軸がジャンルキーワードじゃなくても関連するニッチなキーワードだったりするはずです。

例えば「KYOKOのスクールに興味のある人」という限られたユーザーが検索するであろう「KYOKO スクール」というキーワード。
検索すると対談動画の再生リストが表示されます。

他にも例えば、私のチャンネルだと、これらのコンテンツは完全にヘルプコンテンツです。
もちろんYouTubeSEOでも単一キーワードで上位を常にキープしている強い動画です。

数年間ずっと上位表示しており、このキーワードで検索してきたユーザーはかなり私のコンテンツを消費することになります。

他にも、2ndチャンネルはチュートリアル系の動画が多いので、チャンネル自体がヘルプコンテンツ多めのメディアとなっております。
やはりこの手のコンテンツは、一度見ただけではなく何度も戻ってきて辞書的に気になるところを目次から再生したりしてくれるので、
接触回数も多くなりますし、結果的にハブコンテンツやヒーローコンテンツの動画にもつながります。

- 目的
視聴者の問題解決、満足度向上、リピーター化
- ターゲット
限局したユーザー、具体的な悩みや課題を持つ層、Howto情報を探している層
- 内容
視聴者の疑問を解決する、実践的なノウハウや解決策をわかりやすく丁寧に提供。
視聴者の質問に答えたり、ステップバイステップのチュートリアル動画を提供することで、辞書的に何度もコンテンツを消費させる。
まとめ
YouTubeが公式で定義している3H戦略の3つの動画スタイルについて解説してきました。
私が個人的に提唱している4つのコンテンツタイプと合わせて今回の授業を学ぶことで、圧倒的に様々なYouTube動画の役割をインプットできたのではないでしょうか?
重要なポイントをおさらいしていきましょう。

3H戦略とは
- 「HERO」ヒーローコンテンツ
- 「HUB」ハブコンテンツ
- 「HELP」ヘルプコンテンツ
この頭文字3つのHを取って「3H戦略」とGoogleでは公式に提唱しています。
このように役割の違う3つのコンテンツ動画を使ってチャンネル運営をしていくことで、
ただの趣味YouTubeから、YouTubeビジネスへと昇華することができます。
次の授業では、この3つのコンテンツと私が個人的に提唱する4つのコンテンツタイプを織り交ぜて、さらに立体的に企画立案について考えていきます。
3タイプのマーケティング的な関係性
3H戦略の3つのタイプのコンテンツは、KYOKO独自のコンテンツタイプやマーケティングファネル的に考えたカスタマージャーニーにもしっかりと当てはまってきます。
やはりYouTubeであっても、どんなSNSであっても、顧客心理を考えたマーケティング的思考でコンテンツを出していくということに変わりはありません。
まず認知獲得用のコンテンツに当たるのがヒーローコンテンツであり、KYOKO式でいうと「伸ばす動画」にあたります。
このようなコンテンツタイプはどれも、薄く広く伸ばしたマス向けコンテンツです。
広くリーチするがゆえに「濃いユーザーを集める」というよりは、自分を知ってもらうきっかけになるイメージです。
次に、1段階具体性が高まり顧客の問題やニーズが明確になったフェーズが、
カスタマージャーニー的に言うと「興味・関心」「欲求・比較」にあたります。
3H戦略のハブコンテンツとなるわけです。
KYOKO式でいえば「教育動画・ファン化動画」がこれにあたりますね。
それこそ本当にハブになるようなフェーズです。
ここから、さらに具体性の高い売上直結型の動画に移行したり、ファンになってそのまま商品を購入する流れも十分に考えられます。
そして最後にカスタマージャーニーでいうところの「記憶・行動」のフェーズに該当するのがヘルプコンテンツです。
KYOKO式でいけば「売上直結型動画」がここに該当しますね。
超具体的なチュートリアルやハウツー動画などは、発信者に対する信頼性やコンテンツのクオリティに信憑性を持たせます。
無料で出しているYouTubeでの表の発信がハイクオリティだからこそ、私の販売しているサービスへの信頼感や安心感も高められています。
実際にビジネス学園へ入学する方からなぜこの学園を選んだのか聞いてみると、
「YouTubeの発信クオリティが高く、この方の運営しているサービスなら品質に間違いがないと思ったから」
このように言っていただくことは多いです。
また私が運営している商品やサービスのことをすでに知っているユーザーは
「副業の学校」と調べたり「KYOKO スクール」と調べたりして、対談も熱心に見てくれています。
第三者の口コミや実績者の証言ほど強力な説得材料はありません。
このようなヘルプコンテンツを大量に消費するユーザーは高い確率で「購入」という最終アクションにたどり着くことでしょう。
コンテンツの導線
この3つのタイプのコンテンツを使ってどのようにユーザーを導いていけば良いのでしょうか。
結論から言うと、まずヒーローコンテンツでガバッと認知を取ってきて、ハブコンテンツで視聴者との関係性を深めていき、ヘルプコンテンツで購買意欲を高めます。
この流れについてもう少し詳しく解説していきますね。
Step1「Heroコンテンツ」で注目を集める!
最初は、とにかくたくさんの人にチャンネルを知ってもらうことが大切です。
そこで「Heroコンテンツ」を投稿してガバッと認知を取ってきます。
Step2「Hubコンテンツ」で関係値を醸成
「Heroコンテンツ」でチャンネルに興味を持ってくれた人たちを、次は「Hubコンテンツ」でファンに育てていきます。
ヒーローコンテンツよりも1段深くターゲットを絞り込み、そのユーザーが見たい!知りたい!と思う情報を発信することで、親近感を持ってもらい、信頼関係を築いていきます。
Step3「Helpコンテンツ」でアクションに導く
最後は「Helpコンテンツ」で、任意のアクションに導いていきます。
任意のアクションとは発信者によって様々ですが、LINEに登録してもらったり、あるいは直接LPに飛んでもらったり、もしかすると説明会やお問い合わせかもしれません。
顧客が抱えている悩みを解決するような動画を配信することで、「このチャンネル・この発信者は信頼できる!」と思ってもらえれば、購買意欲も高まりますよね。
もちろんユーザーのタッチポイント(接触点)が、どのコンテンツかは分かりません。
ヒーローコンテンツであなたのことを知る人もいるでしょうし、
ハブコンテンツをきっかけにあなたを知る人もいるでしょうし、
調べものをしていてヘルプコンテンツからあなたを知る人もいます。
ただ傾向としてはやはり、ヒーローコンテンツで取り扱うテーマが最も抽象度が高く、最も多くの人にリーチする内容であることから、
大きな再生数を取れる動画となり、やはりここから発信者との関係が始まっていくことが多いでしょう。
ヒーローコンテンツよりもハブコンテンツ、ハブコンテンツよりもヘルプコンテンツに向けて、ターゲット層は狭くなり、視聴者の悩みや目的も明確になり、その分リーチも狭くなっていくが、エンゲージメントは高くなっていく。
実はこのような構造になっています。
KYOKOのチャンネルに当てはめてみると
あくまで例ですしこの動画だけではありませんが、
例えて言うなら、副業ランキングでガバッと認知を取ってきて、
少し突っ込んだ内容で副業の種類について解説したハブコンテンツの動画の中で「選択肢の教育」をし、様々な副業がある中でもオンライン完結型の副業に興味を持ってもらいます。
そして具体的な手法として、Webライティングのテクニックを解説したヘルプコンテンツで私の知識と専門性などの腕前と、「役に立った」という満足感を与えることで返報性の法則が働きます。
こんなに有益な内容を発信してくれるのならLINEに登録してみよう。
とか、この人の運営しているサービスについて調べてみよう。という気にもなりますよね。
各コンテンツの割合
公式で提唱されているものは何もなく、全くもって私の個人的な肌感ですが、それぞれのコンテンツは以下のような割合で出していくことをおすすめします。
やはりヒーローコンテンツのような、広範囲にリーチできるコンテンツばかり出していると、言い方は悪いですが薄いお客さんしか集まりません。
再生数は取れるかもしれませんが、それで売上が上がるとは思いません。
分かりやすく例えますが、私のチャンネルで、副業ランキングやおすすめの副業みたいな動画ばかり上げていたら違和感を感じませんか?
こういうコンテンツは年始や4月などの年度始め・大型連休などの時期にちょこっと出す感じです。
キーワード的に言うと大きいところを狙う形になりますので、うまくいけばかなり長い間再生され続けます。
基本的にはハブコンテンツ中心に出していく形になりますね。
ターゲットを絞って、ユーザーが知りたいであろう内容をドンズバで出していく。
それをできれば週2でコンスタントに固定して出していけると100点です。
ヘルプコンテンツについては、適宜出していく方向で大丈夫です。
- 対談やインタビュー動画が取れる時
- SEO集客に向いてるキーワードが見つかった時
- 顧客が求めているハウツーやチュートリアルがある時
こういった時に作っていけるといいですね。
とはいえあくまでこれは目安です。
私のセカンドチャンネルは圧倒的にヘルプコンテンツ主体のチャンネルであり、
私のメインチャンネルの流入の多くはヒーローコンテンツが占めています。
2つのチャンネルを持っているからこそ、そこで導線を引いて誘導できるような戦略を私は取っていますが、多くの場合は1つのチャンネルを運営するもの。
1つのチャンネルの中でバランスが大切ということです。
ヒーローコンテンツばかりだと薄くなりますし
ヘルプコンテンツは作るのにかなり労力がかかります。
だからこそハブコンテンツを中心に、ヒーローコンテンツやヘルプコンテンツをバランスよく散りばめていく戦略を私はおすすめします。
まとめ
Googleが公式で定義している3H戦略と、マーケティングファネルにも用いられている顧客心理を反映させたカスタマージャーニー。
さらに私が個人的に定義しているKYOKO式コンテンツタイプ。
これらの関係性を視覚的に学んだことで、よりYouTube動画とマーケティングの関係性が理解できたのではないでしょうか。
重要なポイントをおさらいしていきます。
コンテンツの導線
広いところから狭いところへ導線を引いていく。
- ヒーローコンテンツ→ハブコンテンツ→ヘルプコンテンツ
- 認知→興味・関心→欲求・比較→記憶・行動
- 伸ばす動画→教育動画→ファン化動画→売上直結型動画
広くリーチできるヒーローコンテンツや、プル型で置いておいても向こうから勝手に見に来てくれるヘルプコンテンツは効きが長く、強いので、少なめでも大丈夫。中間層のハブコンテンツを中心にターゲットを絞った濃い情報を出していく。こうすることで ハブコンテンツを軸にヒーロー コンテンツや ヘルプ コンテンツを回遊し 、ビジネスの最終ゴールである「購入」までの道筋を縮めてくれるチャンネルが完成します。
悩みの濃いユーザーが求めるコンテンツの種類
ここでは、悩みの濃いユーザーを集めるためのネタ探しについて学習します。
見込み客になるにはまだまだ距離の遠い潜在層よりも、悩みが深く明確化している顕在層の方が、圧倒的に購買までの距離は近いです。
「今すぐ客」をたくさん集めることができれば、それだけ時間やコストをかけず収益化に結びつけることができるのです。
彼らはどんなコンテンツを好み、私たちはそれをどうやって用意すれば良いのか…
この辺りを深掘っていきます。
まず悩みの深さによって好むコンテンツの種類には違いがあります。
どんなものがあるのか見ていきましょう。

①今すぐ使える具体性の高いコンテンツ
悩みが深い人は問題が顕在化しており、自分自身でも認識している人です。
ふわっとした概念や抽象的な話はお呼びではなく、問題解決ができるような具体的な話や困っていることを、今すぐ解消できるような具体性の高いコンテンツを求めています。
- ロードマップ的コンテンツ
- ハウツーやチュートリアル
- ターゲットを絞った実例や体験談
取扱説明書のように、それをそのまま実行すれば自分の問題が解決するような動画は悩みの深いユーザーを集めます。

②信頼性と信憑性の高いコンテンツ
情報が正しいのか?本当に信用できるのか?
この辺りは悩んでいる人からしてみたら死活問題ですよね。
- 信頼できる権威者が話しているのか
- 発信している本人は実践・体験しているのか
- 主張に信頼性の高い研究やデータなどのエビデンスがあるのか
- 発信者以外の権威のある第三者が複数同じことを言っているか
こういったところがカバーされていれば、内容に信頼性と信憑性を持たせることができますよね

③圧倒的共感ができるコンテンツ
私たちは画面の向こうにいる相手に常に新しい情報を与えなければと思っていますが、実は受け手としてはそうではありません。
自分の心の中にある意見や考え・悩みを代弁してくれたり、情報発信者自身も今の自分と同じ状況だったんだ…というストーリーの中で、共感と理解されたような安心感を得ることができます。
悩みが深いからこそ圧倒的に共感できるコンテンツは、今の状況を肯定されたような気持ちになりとても安心できるんですね。
- 同じ悩みを経験した人の体験談やサクセスストーリー
- 発信者自身の苦悩や悩みを開示したコンテンツ
- 動画内の文体や語り口で読者の気持ちに寄り添うコンテンツ
インタビュー形式の対談やドキュメンタリーなども圧倒的に共感が獲得できるコンテンツですよね。
キラキラした部分だけを切り取ってコンテンツ化するのではなく、悩みや苦悩などの闇の部分も正直に開示しているようなコンテンツが圧倒的共感を獲得できます。

④パーソナライズされたコンテンツ
まあ、これはそうですよね。
悩みの深い人は自分にカスタマイズされた情報に深く価値を感じます。
万人に向けて発信されている内容よりも「あれ?これは自分のための情報ではないか?」と思えるほど今の自分にマッチした内容が刺さります。
- ターゲットの絞り込んだコンテンツ
- 診断系のコンテンツ
- ライブ配信などコミュニケーション型のコンテンツ
割とこのようなタイプのコンテンツは、受け手としては「自分のためのコンテンツだ」と受け取りやすいですね。
まとめ
Web上のコンテンツの中には、浅くて広い情報によってくる薄いユーザーもいますし、
狭くて深い情報を好む悩みの濃いユーザーもいます。
結論から言ってどちらの方が収益に直結するかといえば、確実に後者です。
悩みの濃いユーザーが好むコンテンツを4つ紹介してきました。
組み合わせ次第ではこの他にも幾通りもありますが、一旦ここで重要なポイントをおさらいしておきましょう。


①今すぐ使える具体性の高いコンテンツ
- ロードマップ的コンテンツ
- ハウツーやチュートリアル
- ターゲットを絞った実例や体験談
②信頼性と信憑性の高いコンテンツ
- 信頼できる権威者が話しているのか
- 発信している本人は実践・体験しているのか
- 主張に信頼性の高い研究やデータなどのエビデンスがあるのか
- 発信者以外の権威のある第三者が複数同じことを言っているか
③圧倒的共感ができるコンテンツ
- 同じ悩みを経験した人の体験談やサクセスストーリー
- 発信者自身の苦悩や悩みを開示したコンテンツ
- 動画内の文体や語り口で読者の気持ちに寄り添うコンテンツ
④パーソナライズされたコンテンツ
- ターゲットの絞り込んだコンテンツ
- 診断系のコンテンツ
- ライブ配信などコミュニケーション型のコンテンツ
次の授業からは、このようなコンテンツをどうやって探していけばいいのか具体的な方法について話していきます。
悩みの深いユーザーを集めるためのネタ探し方法
ここまでで、どういったコンテンツが好まれるか?ということは分かったはずです。
では、YouTubeに落とした時、私たちはどうやってネタを探せばいいのでしょうか。
細かくいうと無限にやり方はありますが、結局大枠では次の3つの方法でOKです!
①YouTube検索狙いのコンテンツを作る
まずはやはりYouTube検索狙いのコンテンツを作ることです。
検索経由で訪れるユーザーは、自発的に検索キーワードを入力し、能動的に悩みを解決しようとしている層です。
YouTube検索経由で動画を作れば、
具体性の高さと、ターゲットを絞ったパーソナライズされた情報を届けることができます。

ロングテールキーワードを抑える
とはいえ、どんなキーワードでも狙えばいいというわけではありません。
ここで重要になってくるのは、以下の2つの点です。
- ターゲットを絞る
- 具体性の高いキーワードを狙う
この2点を一度に抑えることができるのがロングテールキーワードを狙うということです。
例えば「副業」というキーワード単体で上位表示を狙って動画を作ってみるとしましょう。

動画の中身はどのようになるでしょうか?

当然「副業」全体のことを取り扱わなければならず、網羅的で広く抽象的な内容になります。
ということは、つまりターゲットも広範囲を狙っていることになりますので、絞られてはいません。
では、こうならどうでしょうか。

このキーワードは、「副業」軸の3語キーワードであり、ロングテールキーワードです。
先ほどの「副業」単体のキーワードだと、検索ボリュームは447525あるのに対し、
こちらのキーワードでは2947と検索するユーザーの数も少ないですよね。
つまり、このキーワードで検索するターゲットは絞られているということです。
さて、どんな人なのか・・・
「副業として動画編集を始めたいけど、やり方がわからないから手順が知りたい」
こんな人が検索するキーワードです。
非常に明確ですよね。

このキーワード、つまりこのネタで動画を作るとすれば、副業として動画編集を始める際のロードマップ的なコンテンツを提供すればいいわけです。
他にも悩み系のロングテールキーワード
- 動画編集 副業 稼げない
- 動画編集 やめとけ
- 動画編集 もう遅い
- 動画編集 オワコン
こういったところも悩みが深そうなロングテールキーワードですよね。
キーワードツールやYouTube分析ツールなどを使って、検索ボリュームが高くなくても、このようなターゲットの絞られているネタで動画を作ってみましょう。
コアなユーザーが集まってきますよ。
②コミュニティ機能で悩みを募る
次に、試してみてほしいのが、ユーザーに対してリアルに悩みを聞いてみることです。
YouTubeで言うと代表的な機能でYouTubeコミュニティがありますよね。
この機能を使って直接悩みを募集してみましょう。
ーーーーーーーーーーーーー

例えば、こんなふうにコミュニティで募ってもいいですし、アンケート機能を使ってこちらから、ある程度選択肢を出して悩みを集める方法もあります。
これをすることで、パーソナライズされた、その人だけにカスタマイズされたようなコンテンツを作ることができるので、これもやはりコアな層が集まってくるコンテンツです。
他にもQ&Aサイトなどから、ユーザーのリアルの悩みをリサーチするのもおすすめ。

ラッコキーワードのこちらの機能を使えば、様々なQ&Aサイトからの悩みを一括で取得することができます。

今回は「副業」で調べてみました。
例)
- 副業禁止だけど副収入を増やさなければいけないがどうしたらいいか
- 副業禁止だけどバレずに収入を増やすにはどうすればいいか
- 副業の詐欺が増えていると聞くがどのように避ければいいか特徴が知りたい
- スマホだけでできる副業の方法はないか
- 怪しい副業スクールとそうじゃないスクールの見分け方が知りたい
など様々な悩みが赤裸々に書かれていました。

このようなところから、YouTubeSEOキーワードに当てはめてコンテンツを作ってみましょう。
例えば
- 副業禁止だけど副収入を増やさなければいけないがどうしたらいいか→「副業禁止 バレない仕事」
- 副業禁止だけどバレずに収入を増やすにはどうすればいいか→「副業禁止 バレない」
- 副業の詐欺が増えていると聞くがどのように避ければいいか特徴が知りたい→「副業 詐欺の見分け方」
- スマホだけでできる副業の方法はないか→「副業 スマホ」
- 怪しい副業スクールとそうじゃないスクールの見分け方が知りたい→「副業 スクール 詐欺」「副業 スクール おすすめ」
例えば、この辺りは分かりやすいキーワードとして当てはめていきますよね。
③ハウツー系コンテンツを作る
悩みの深いユーザーは明確化した問題を認識しており、それを解決したいと思っています。
おそらく、それはハウツー系のコンテンツだったり、チュートリアルだったり、そういった実用的なコンテンツで解消することができます。
では、ハウツー系のコンテンツとはどのようなものがあるのでしょうか。
こちらも分かりやすくテーマごとに切り分けて解説していきます

ニーズ系キーワード
ニーズ系のキーワードはビジネス系でもよくある王道中の王道キーワードです。
- 始め方
〇〇 始め方、〇〇 初心者、〇〇 基礎
- やり方
〇〇 やり方、〇〇 手順、〇〇 方法、〇〇 作り方、〇〇 の仕方
- 使い方
〇〇 選び方、〇〇 活用法、〇〇 設定方法、
- 改善
〇〇 改

対象者別キーワード
ターゲットコール的なキーワードもハウツー系コンテンツには相性がいいです。
- 初心者:〇〇初心者、〇〇簡単、〇〇誰でもできる
- 中級者:〇〇応用、〇〇レベルアップ
- 上級者:〇〇裏技、〇〇テクニック
この他にもターゲットユーザーの属性キーワードもいいですね。
- 男性
- 女性
- 社会人
- 主婦
- 学生
- 30代など

目的別キーワード
ハウツー系のコンテンツでも目的で切り分けたキーワードもあります。
- 目標達成
〇〇成功、〇〇目標
- 時短
〇〇時短、〇〇効率、〇〇最速
- 収益化
〇〇稼ぐ、〇〇収益化
- 問題解決
〇〇克服、〇〇卒業

時間軸キーワード
これも鉄板ですね。
時間軸で区切ったキーワードは、キーワードリサーチでなかったとしてもパワーワードとして使いたいところです。
新規性
2024年最新版、最新
短期間
〇〇最短

チュートリアル系キーワード
ジャンルによってこのようなキーワードがあるかないかは違いますが、チュートリアル動画を出すのであればツール名や何かの名称のキーワードでコンテンツを作るのはおすすめ。
- WordPress 始め方
- Photoshop 使い方
- Canva 使い方
例えば、こういったところです。
たまたまビジネス系のツールで例を出しましたが、ジャンルが違っても何かのやり方や手順をチュートリアルで見せることはあるはずです。
そのジャンルに該当するようなツールや名称がある場合は試してみてください。
まとめ
売上に直結しやすい悩みの顕在化したユーザーを集める方法が分かったでしょうか?
これをもとにしてネタをリサーチし、チャンネル内に適度の割合で含めていきましょう。
重要なポイントをおさらいしていきます。

- YouTube検索狙いのコンテンツを作る
- ロングテールキーワードでネタ選定
理由
検索流入のユーザーは自発的にキーワードを入力し能動的に悩みを解決しようとしている。
ロングテールキーワードはターゲットが明確に絞られるから
- コミュニティ機能で悩みを募る
理由
視聴者とコミュニケーションを取りながら直接悩みを募集すればパーソナライズされた情報を提供できるから
- ハウツー系コンテンツを作る
理由
実用的なコンテンツは悩んでいるユーザーの悩みを解決するから
このような悩みの深い動画を作った後の導線も考えておけるといいですね。
この動画を見た後にどんな動画に着地したら成約率が上がるでしょうか?
深い悩みが解決できた後の信頼感や購買意欲は非常に高まっているはずです。
クローズドメディアへの登録や、登録時にもらえるプレゼントには高い反応を示すでしょうし、自分の商品やサービスのLPにも遷移しやすくなりますね。
YouTubeチャンネルにおける自己紹介動画は作るべき?
ここでは、YouTubeでよくある「自己紹介動画は作るべきかどうか」について学んでいきましょう。
YouTubeチャンネルを立ち上げて「どんな動画を出そうか…」とネタを考えるとき、
真っ先にとってしまうのが自己紹介動画ですよね。
正直かなりこの質問はよく来ます。
まずは自分のことを紹介するための動画を撮った方がいいですか?と。

まず結論から申し上げますと、自己紹介動画は必ずしも作るべきとは言えません。
この授業では自己紹介動画のメリットとデメリットについて理解し、
自己紹介動画を作るべきとは言えないかについての理由もマーケティング心理学を用いて論理的に解説していきます。

自己紹介動画のメリット
まずどうして自己紹介動画を作るのか?
- このチャンネルの目的
- このチャンネルのテーマ
- 自分の思い
- 自分の権威性
- 自分の専門性
- 自分の話の信憑性
こういったことを伝えることによって、自分に親しみをもってもらうため。
多分そういうことですよね。
もちろん自己紹介動画を作ることによってこれらのメリットはあると思います。
では、デメリットの方も見ていきましょう。
自己紹介動画のデメリット
なぜ「自己紹介動画を作るべきとは言えない」なのか?
このようなデメリットがあるからです。
- 視聴者の離脱率が高くなる
- 自己紹介動画も結局流れてしまう
- いちごクリーム状態になる
※いちごクリーム状態とは顧客の求めていることではなく自分の話したいことという意味です
基本的にYouTubeの視聴者は「知りたい情報」を求めて動画を見ています。
そもそも、まだ何者でもない自分のことを語る自己紹介動画は、相手からしてみれば求められていない動画になります。
もしあなたが道を歩けば必ず声をかけられるような有名人だったら話は別ですが。
「何者でもない発信者が自分がたりを許されるのは万垢を超えてからだ」
という格言もマーケティングの世界にはあるぐらいです。

マーケティング心理学的視点での見解
昨今、マーケティングを行う際の顧客心理・行動には変化が起きています。
情報発信者が爆発的に増えた現代において、彼らは「情報」よりも「人」に着目し出しています。
「じゃあ、自己紹介動画はあった方がいいじゃないか!」
と、なりますよね?
確かにそうなのですが、いちど自分の身に置き換えて冷静に考えてみましょう。
一足飛びに「人」に着目することはまれです。
一般的には、以下の3つの段階を経て、「情報」への関心から「人」への関心へと移り変わっていくと考えられます。
情報収集→ 興味関心→関係構築・ファン化
詳しく見ていきましょう。

段階1:情報収集段階
ユーザーの心理状態
- 特定の情報を探している
- 問題解決の糸口を探している
- 新しい知識やスキルを習得したいと思っている
コンテンツへの活かし方
- タイトル、見出し、キーワード
- コンテンツの信頼性、権威性
- 情報の網羅性、専門性
発信者への関心度:低
※この段階では、ユーザーは「情報」を求めており、発信者への興味関心は低い状態です。しかし、質の高い情報に触れることで、発信者に対する「信頼感」が芽生え始めます。

段階2:共感・興味関心段階
ユーザーの心理状態
- 情報の内容に興味を持ち始めた
- 発信者の意見や考え方に共感できる部分が出てきた
- もっと深く知りたいという気持ちが出てきた
コンテンツへの活かし方
- コンテンツの内容、ストーリー
- 発信者の個性、価値観
- 他のユーザーからの反応(コメント、評価など)
発信者への関心度:中
※この段階では、ユーザーは「情報」だけでなく、「発信者自身」にも興味を持ち始めます。発信者のパーソナリティやバックグラウンドを知ることで、情報への理解を深めようとします。

段階3:関係構築・ファン化段階
ユーザーの心理状態
- 発信者への共感、信頼感が高まっている
- 発信者との繋がりを感じている
- 発信者の活動や情報を継続的に追いかけたいと思っている
コンテンツへの注目ポイント
- 発信者の日常や考え方、価値観が垣間見えるコンテンツ
- 発信者との距離が縮まるような双方向のコミュニケーション
発信者への関心度:高
※この段階になると、ユーザーは「情報」以上に「発信者との関係性」を重視するようになります。発信者を応援したい、もっと深く関わりたいという気持ちから、ファン化へと繋がっていきます。

補足:「人」への興味関心を高める心理学的な要因
YouTubeの視聴者が情報から人に興味を移す段階はお分かりいただけたかと思います。
この段階を経て人々の心には何が起こっているのでしょうか?
マーケティング的に言うと、これにはかなり心理学の要素が深く関わっています。
①返報性の原理
価値ある情報を提供してもらうことで、発信者に対して「お返ししたい」という気持ちになる
②権威性への服従
専門知識や経験豊富な発信者に対して、自然と「信頼感」「尊敬心」を抱く
③親近効果
共通点や類似点を感じられる発信者に対して、親しみやすさを感じる
④好意の返報性
自分に対して好意的な発信者に対して、好意的に接するようになる
まとめ
自己紹介動画の是非について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
マーケティング視点やマーケティング心理学を見ても、やはりまだ何者でもない私たちの自分語りは最初にやるべきではないのかなと感じています。
まだ私たちを知らない視聴者は、最初は自分の問題を解決するために情報を求めています。
その情報を解決していく過程の中で、私たち発信者に興味をもち、初めて「人」に興味を持ってもらえるのではないでしょうか。
それが俗にマーケティング業界の中で言われている「万垢になるまで自分語りをするな」の正体なのではないかと。
もちろんジャンルにもよりますが、自分のフォロワーが1万人を超えてくる頃になれば、一定数発信者である自分に興味をもってくれる人が増えているはずです。
そのどんどん自分のパーソナルな部分に寄ったテーマを取り扱っても良いのではないでしょうか?
要点だけまとめていきます!

自己紹介動画のメリット
- このチャンネルの目的
- このチャンネルのテーマ
- 自分の思い
- 自分の権威性
- 自分の専門性
- 自分の話の信憑性
これらが伝わる。
自己紹介動画のデメリット
- 視聴者の離脱率が高くなる
- 自己紹介動画も結局流れてしまう
- いちごクリーム状態になる
マーケティング心理学から見た顧客心理の移り変わり
情報収集→ 興味関心→関係構築・ファン化
「情報」から「人」に興味がうつるまでの心理学的要素
①返報性の原理
②権威性への服従
③親近効果
④好意の返報性
必ず伸びる動画フォーマット①ビジネス系
伸びる動画というのはサムネイルやタイトルが魅力的で、
つまり視聴者にとって興味のあるテーマであり、動画の内容も面白く、視聴維持率や視聴完了率が高く、いいねやコメントなどのエンゲージメントも高い。
そんな動画には、ある決まったフォーマットがあると思ったことはありませんか?
「いつも同じような動画ばかりバズっている…」と。
そうなんです、ジャンルごとに多少違いはあれど、必ず伸びる動画のフォーマットにはある程度決まりがあります。
- それはCTRが高くなるようなペルソナに興味のあるテーマであり
- ついつい最後まで見てしまいたくなるようなワクワク感があり
- 動画の内容に参加してしまい、いいねやコメントなどのアクションを起こしてしまう
そんな仕掛けがある動画だということです。
ビジネス系

ランキング形式の動画
「○○な○○、3選」や「△△の△△、TOP5」といったランキング形式の動画フォーマットはビジネス系では伸びます。
たとえばこの動画は、私のメインチャンネルの一般的な動画よりも36倍再生されています。
もちろんランキング系の動画はこれだけではなく、他のランキング系動画も全てこのチャンネルの平均再生数よりも優秀なエンゲージメントを出しています。

このフォーマットには以下のメリットがあります。

- 視聴回数・再生時間を伸ばしやすい
ランキング形式は視聴者を惹きつけます。最後まで見ないと結論がわからないので視聴維持率も伸びやすい傾向があります。関連動画への誘導やチャンネル登録にも繋がりやすい傾向
- 収益化に繋げやすい
商品紹介(アフィリエイト)をする場合は、上位の商品は購入されやすいでしょう。
また自分の商品やサービスのPRにもつなげやすいことから比較的収益性の高いコンテンツです。
- 幅広いテーマに対応可能
ランキング形式はどんなジャンルにも応用できるメリットがあります。
- 動画制作のハードルが比較的低い
テンプレート化、シリーズ化がしやすい。
基本的に順序をつけて解説していくだけなので構成としてはシンプルです。

比較系の動画
ビジネス系では「〇〇vs〇〇どっちが良い?」といった比較系動画は、
視聴者の購買意欲を刺激し、再生回数・収益化に繋がりやすい、とても効果的なフォーマットです。
2つ以上の商品やサービス・概念などを取り上げ、それぞれのメリット・デメリット、特徴を比較しながら解説する動画形式です。
視聴者は、比較動画を見ることで、自分に最適な商品やサービスを効率的に見つけることができます。

例えばこの動画も私のメインチャンネルの平均再生数を大幅に超えて再生数が取れています。
みんなが気になっているような分かりやすい対比の構成がウケるフォーマットの秘密です。
「貧乏vs金持ち」も分かりやすいですが他にも対比といえば次のような比較がありますよね。
- 初心者vs上級者
- 男性vs女性
- 過去vs現在
- メリットvsデメリット
- 無料版vs有料版
- アナログvsデジタル
- 理想vs現実
このフォーマットには以下のメリットがあります。
- 視聴維持率アップ
どちらが良いのか気になるため、最後まで視聴されやすい
- 購買意欲の促進
比較を通じて商品の魅力が伝わりやすく、アフィリエイト収益に繋がりやすい
- 専門性をアピール
比較分析を通して、視聴者に専門知識や信頼感を与えることができる
- 流動性が高い
商品のアップデートがあっても、比較対象を変えることで再活用しやすい

ドキュメンタリー系の動画
ドキュメンタリーはストーリー性が高いので、これもやはりチャンネル登録者は強い関心を示すフォーマットです。
既存のチャンネル登録者が強い関心を示せばそれがシグナルになって2次拡散・3次拡散とつながっていくので、意外にも新規ユーザーへの認知のきっかけにもなったりします。


私のチャンネルで言うと終わりとこの辺りの動画がドキュメンタリーに近いかなと思います。
ドキュメンタリー動画のメリットは、他の動画ジャンルと比べて視聴者との深いつながりを築きやすく、ブランドイメージの向上や信頼感の獲得に大きく貢献する点です。
私の場合も、やはりこのような動画で「教師」「学校」のイメージ強化につながったと思っています。
このフォーマットには以下のメリットがあります。

- チャンネルのブランドイメージ向上
質の高いドキュメンタリーを制作することで、チャンネルのブランドイメージを格段に向上させることができます。
「このチャンネルは質の高い動画を作っている」という信頼感に繋がり、他の動画への波及効果も期待できます。
- 視聴者からの信頼感獲得
制作者の熱意や誠実さが伝わりやすく、視聴者からの深い信頼を得られる可能性が高まります。
作り物のコンテンツで溢れている現在では裏表のない真実の内容が知りたいとみんな思っています。
- 他の動画との差別化
ドキュメンタリーは、他の動画ジャンルと比べて制作に時間と労力がかかる分、オリジナリティが高く、他のチャンネルとの差別化を図りやすいです。ニッチなテーマに特化したドキュメンタリーは、特定の視聴者層から熱烈な支持を集める可能性を秘めています。

初心者向けロードマップ系の動画
「〇〇の始め方」「〇〇のやり方」「〇〇の手順」
こう言ったロードマップ系のコンテンツも鉄板で伸びます。
何かの始め方を1からステップバイステップで教えていくコンテンツはどの分野であっても対象者が初心者になります。
また意外とこの手のコンテンツは検索経由の流入が多いフォーマットでもあります。


私のチャンネルで言うとこういう系の動画ですね。
やはりこの系統の動画も出せば必ず伸びます。
さっき話したように、検索経由で来ることも多く、検索ユーザーは能動的な顕在ユーザーですから、
目標達成までの道のりが明確になることで学習意欲が高まり、行動を起こすきっかけにもなります。
当然具体的なやり方も知りたくなりますし、そうなればチャンネル登録にも結びつきやすくなります。
このフォーマットには以下のメリットがあります。

- 視聴回数・再生時間の増加
ロードマップは、基本的にはステップバイステップなので、わりと最後まで視聴される可能性が高いコンテンツです。
- チャンネル登録者数の増加
有益な情報を提供することで、視聴者からの信頼を得やすく、チャンネル登録に繋がりやすいです。
- 収益化の可能性
やり方を1から学ぶ時には必ず必要なものが出てきます。
アフィリエイトをやっている場合であればそこでフィットした商品を提案できますし、独自商品を持っているのであればそこでPRすることもできますよね。
- 専門性・権威性
特定分野のロードマップを提供することで、視聴者からの信頼を得て、専門性をアピールすることができます。
必ず伸びる動画フォーマット②エンタメ系
この授業ではYouTube検索を狙ったネタ探しの方法について、まずは検索流入の重要性とメリットについて学習していきます。

YouTubeというプラットフォームで人々が動画を見つける場所の90%が「おすすめ」や「関連動画」からです。
しかし初期の頃は、まだ自分のチャンネルのジャンルやテーマがYouTube側に認知されておらず、YouTubeとしてもどこにおすすめしたらいいかわからない状態。
そんな時に選ぶべきなのが、YouTube検索経由で認知してもらうための動画です。
実際に検索エンジンとして、YouTubeはGoogleについで第2位の巨大検索エンジンと言われていたりします。
それもそのはず、1日に30億クエリが検索されているからです。
レコメンドエンジンの要素が強いことは強いですが、検索としての機能も優れているのがYouTube。
しかしGoogleで検索するように全ての事柄をYouTubeで検索するわけではありません。
では、どのような動画がYouTube検索経由で視聴されるのでしょうか?
この辺りも含めて、学びを深めていきましょう。
YouTubeにおける検索流入は、他の集客方法と比較して、次の3つのメリットがあります。
- 顕在ニーズを持った能動的ユーザーを集客できる
- ストックコンテンツになる
- 弱者の戦略になる
それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.顕在ニーズを持った能動的ユーザーを集客できる
検索からの流入ユーザーは、明確な目的や課題を持った熱心なユーザーです。
検索で動画を見つける人は、何かを「解決したい」「学びたい」という具体的な意図を持っています。
そのため、動画がユーザーの課題解決に役立てば、動画をしっかり視聴し、コメントやチャンネル登録といったアクションを取ってくれる可能性が高くなります。
レコメンド経由で自動的にぼんやりと動画を見ている層と比べて、より熱心なファンになってくれる傾向があるのです。

例えば「初心者向け ギター 練習方法」と検索した人は、まさにギターの練習方法について知りたいと考えている人です。
このように、明確なニーズを持った人に対して、ピンポイントで価値を提供できることが検索流入の強みと言えます。
さらに、課題解決や学習意欲の高いユーザーは、必要であれば商品やサービスへの購入も考えるはず。
つまり、狙うクエリによって、こちらが意図的にカスタマージャーニーに則って「購買から距離の近いユーザー」を集めることができるのです。
このように、検索流入は単なる視聴数の獲得だけでなく、熱心なファン作りや収益化の観点からも、非常に価値の高い集客方法だと言えます。

2.ストックコンテンツになる
検索流入のコンテンツの魅力的な特徴の一つは、「ストックコンテンツ」として長期的な価値を生み出せることです。
単なるトレンド動画とは異なり、検索上位に表示される動画は継続的に視聴されます。

例えば私のチャンネルで言うと、
「Webライティング」や「記事設計」「セールスライティング」といった普遍的なニーズに応える動画は、
数年前に出した動画でも、このように今でも上位表示しつつ視聴されています。
これは、動画が「デジタル資産」として機能することを意味しますよね。
一度制作して、検索最適化された動画は、検索結果に長期間残り続けることで、時間が経過しても安定した視聴数を生み出します。
まさにストックコンテンツです。
検索経由のこれらのコンテンツは、私が風邪で寝込んでいようが、旅行でPCを開いてなかろうが、影分身の術のごとく私の代わりにビジネスの認知を広げてくれています。

3.弱者の戦略になる
検索流入の動画は、まだ始めたばかりのチャンネルや登録者の少ないチャンネルなどでも「弱者の戦略」として機能することです。
大きな強みの一つは、ニッチな市場を効果的に攻められるところ。
例えば「副業 動画編集 始め方」や「主婦 在宅ワーク おすすめ」といった具体的なテーマを選ぶことで、競合のいないニッチな領域を見つけることができます。
視聴者の目的がはっきりしていることから、特定の課題に対する解決策を提供することで、着実に視聴者を獲得できますよね。
また、特定分野に特化した質の高いコンテンツを継続的に発信すれば、その領域の専門家としての信頼性を打ち出すこともできます。
この専門性は、単なる「YouTuber」以上の価値を持つブランディングにつながり、YouTubeをビジネス活用する上では見逃せないポイントです。
つまり、YouTubeで検索からお客さんを集めることは、単に動画を見てもらうだけじゃないということです。
質の高いファンを獲得し、チャンネルを長く安定して成長させ、そして収益化に繋がる、YouTube成功の重要な要素なのです。
必ず伸びる動画フォーマット②エンタメ系
エンタメ系
やってみた系
やってみた系は視聴者が「本当はやってみたいけど自分ではできないこと」を代理体験できる有益なコンテンツです。
海外旅行もそうだし、大食いもそうかもしれません。
新しく発売した商品を、いち早く購入してみて、開封したり利用したりするのもそうです。
好奇心が満たされるのと同時に、画面を通して追体験することで共感できたり、その場にいるような感覚になったりしますね。

例えば、このはじめしゃちょーの動画。
普通の人は100円ショップで100万円分も使ったりできませんよね。
でもやってみたい気持ちを満たしつつ代理体験できるのがこの動画フォーマットです。
実際に、この動画は、はじめしゃちょーのチャンネル内のアベレージよりも2.5倍の再生数を持っています。

このフォーマットには以下のメリットがあります。
- エンゲージメントが高い
基本的にやってみた系の動画はエンタメ性が高く、商売っけがありません。
シンプルに楽しむだけのジャンルやテーマはエンゲージメントが高い傾向にあります。
- テーマが幅広い
自分のチャンネルが抱えているペルソナのニーズをよく考えてみれば、アイデア次第で幅広く展開できるのではないでしょうか。
ペルソナが本当はやってみたいけど自分ではできないことは何でしょうか?
- 視聴者層の拡大
普段の視聴者とは違った層の視聴者にリーチすることができます。
やってみた系はそのジャンルに興味がない人でも、「ちょっと見てみたい」という軽い気持ちで視聴ができるので、新規リーチのきっかけにおすすめ。
- 個性が出せる
投稿者自身の個性を表現しやすいフォーマットであり、チャンネルの差別化に繋がります。

ドッキリ企画
予想外の展開や反応を見せる動画フォーマットで、視聴者を楽しませることに重点を置いています。
国内でいうと「モニタリング」なんかは、ドッキリ企画でわかりやすい例かもしれません。
海外でもドッキリ系の企画ものコンテンツはたくさんあり、私もついつい見てしまう動画です。
公共の場所で一般人がピアノを弾いてみたらプロ級だった。とか、社会実験などのコンテンツもいわゆるドッキリの部類でしょう。

エンタメ系のYouTuberはだいたいドッキリ企画は必ずやっていますよね。
様々なタイプのものがあります。
例えばHIKAKINさんのこのドッキリ企画の動画は有名な1本です。
やはりHikakinTVの中でもこの動画は再生数が回っているようです。

このフォーマットには以下のメリットがあります。
- エンゲージメントが高い
予想外の展開に対する反応をコメントしたくなる心理が働き、いいねやコメント数が通常の
2倍以上になることも
- コラボによるクロス視聴者の獲得
他発信者とのコラボがしやすく、双方のチャンネルの視聴者層を取り込める
- SNSでの拡散
面白い展開や予想外の結末は、視聴者が自発的にSNSでシェアしたくなる要素になる
- メンバーシップ特典としての活用が可能
撮影の裏側や未公開シーンをメンバーシップ限定コンテンツとして提供できる
必ず伸びる動画フォーマット③ライフ系
ライフ系
モーニングルーティン
成功者や専門家の朝の過ごし方を紹介する動画フォーマットです。
実はナイトルーティンよりもモーニングルーティンの方が再生数が伸びると言われています。
人生の成功や生産性向上と強く結びつけられていますので、「朝活」「成功習慣」などの関連キーワードと組み合わさることで、より大きな検索需要があります。
このようにモーニングルーティンは割とポジティブなモチベーションで見る場合が多く、
ナイトルーティンの場合は、「疲れている」「眠い」というマイナスの状態からの改善が主目的になることが多いです。
そういった観点からもモーニングルーティンの方が需要が大きそうですよね。
ナイトルーティンと違ってモーニングルーティンの方がバリエーションも広く取れそうです。
- 平日版/休日版
- 季節別バージョン
- 目的別(ダイエット/仕事/勉強など)
- 場所別(自宅/ホテル/出張先など)

ローランドさんのように有名な方のモーニングルーティンはもちろんのこと、
私たちのような一般人でも、何か専門性を持って発信しているのであれば「その人は朝をどのように過ごしているのか?」は気になるところです。

このフォーマットには以下のメリットがあります。
- 使用商品のアフィリエイト収益化が自然
朝のルーティンで使用する商品(サプリ、家電、アプリなど)の紹介が違和感なくできます。
- ブランドイメージの構築がしやすい
規則正しい生活や自己投資を大切にする姿勢を見せることで、専門家としての信頼性が向上し、高単価商品の販売につながりやすい。
- リメイクして継続的な収益を獲得
季節や生活環境の変化に応じて更新版を出すことで、同じ商品でも繰り返し紹介できる
- スポンサー商品の自然な組み込みが可能
日常生活の一部として製品を紹介できるため、広告色が強くならず、自然な形でのプロモーションが可能

1週間チャレンジ
特定の目標や行動を1週間続けた結果を共有する動画フォーマットです。
「1週間1万円生活」などと聞くと分かりやすいでしょうか?
- 1週間SNS禁止チャレンジ
- 1週間早起きチャレンジ
- 1週間投資チャレンジ
- 1週間筋トレチャレンジ
など考えれば無限に出てきそうですよね。
1週間と言う長くも短くもない期間の中で、以下のような起承転結のある物語構造が自然と生み出せるので人気の動画フォーマットなのでしょう。
- 1-2日目:意気込みと初期の苦労
- 3-4日目:慣れてきた実感
- 5-6日目:スランプや壁の克服
- 7日目:達成感と振り返り

例えばこちら。
ダイエットジャンルで有名な、なるねえさんの1週間チャレンジの動画です。
「1週間で5キロ痩せれるかどうか?」
これは、単純に見たくなってしまいますよね。

このフォーマットには以下のメリットがあります。
- 視聴維持率が高く、広告収益が安定
7日間の変化を見たいという期待感から、動画の最後まで視聴される確率が高く、広告収益も安定しやすい
- 関連商品の販売機会が多い
チャレンジで使用した道具やツール、サービスなど、複数の商品をストーリー性を持って紹介できる
- ターゲットユーザーを集客しやすい
視聴者も同じチャレンジに挑戦したくなるため、自分の求めるペルソナが集まりやすい。

給与明細見せます系
収入や支出の詳細を公開する動画フォーマットです。
ライフ系ジャンルの中では、これも出せばだいたい伸びる動画ですよね。
お金に関しては誰もが興味を持つテーマですし他人の収入・支出を知りたい好奇心や自分の収入と比較したくなる心理もあります。
また、普通は給与明細なんて他人には見せない情報ですから、覗き見的な感覚もあり非公開情報を知る特別感があるのでついつい見てしまうのでしょう。

こちらは漫画チャンネル「セカイノフシギ」の給与明細みせます動画。
他にもYouTube検索で「給与明細」と検索すれば100万回以上再生されているようなコンテンツがたくさんありますよ。

このフォーマットには以下のメリットがあります。
- インプレッションCTRが極めて高い
収入に関する具体的な数字は強い好奇心を刺激するため、サムネイルのクリック率が通常の3-4倍になることもあります。
- 自社サービスの価値訴求がしやすい
収入を実現した方法や仕組みを説明する中で、自社の商品やサービスの価値を具体的に示すことができる
- 信頼性と透明性のアピールが効果的
実際の収支を公開することで、発信者の誠実さや透明性が伝わり、長期的な信頼関係の構築に役立つ
まとめ
各フォーマットは、それぞれのジャンルや目的に応じて使い分けることで、より効果的なコンテンツ戦略を構築することができます。
特に重要なのは、自分のチャンネルのコンセプトや視聴者層に合わせて、これらのフォーマットをカスタマイズしていくことです。

要点をおさらいしていきましょう。




伸びる動画の基本原則
全てのフォーマットに共通しているのが以下の3つです。
- CTRの高いペルソナ向けテーマ選定
- 最後まで見たくなるワクワク感の演出
- エンゲージメントを引き出す仕掛け
ビジネス系
ランキング形式
- 視聴維持率が高く、最後まで見たくなる構成
- 収益化(アフィリエイト、自社商品PR)が容易
- テンプレート化しやすく制作効率が良い
比較系(〇〇vs〇〇)
- 視聴維持率が自然と高まる
- 商品・サービスの魅力が伝わりやすい
- 専門性をアピールしやすい
ドキュメンタリー
- チャンネルのブランド価値向上
- 視聴者からの信頼獲得
- オリジナリティによる差別化
初心者向けロードマップ
- 検索流入が期待できる
- チャンネル登録につながりやすい
- 商品・サービスの自然な導入が可能
エンタメ系
やってみた系
- 高いエンゲージメント率
- 幅広いテーマ展開が可能
- 新規視聴者層の開拓に効果的
ドッキリ企画
- コメント欄が活性化しやすい
- コラボによる相互視聴者獲得
- SNSでの自然な拡散が期待できる
ライフ系
モーニングルーティン
- アフィリエイト収益化が自然にできる
- 専門家としてのブランディングに効果的
- 定期的なアップデートで継続的な収益化
1週間チャレンジ
- ストーリー性による高い視聴維持率
- 複数の商品紹介機会
- ターゲットユーザーの集客に効果的
給与明細見せます系
- 極めて高いクリック率
- 収益化コンテンツへの自然な誘導
- 透明性による信頼構築
YouTube検索を狙ったネタ①検索流入の重要性とメリット
この授業ではYouTube検索を狙ったネタ探しの方法について、まずは検索流入の重要性とメリットについて学習していきます。

YouTubeというプラットフォームで人々が動画を見つける場所の90%が「おすすめ」や「関連動画」からです。
しかし初期の頃は、まだ自分のチャンネルのジャンルやテーマがYouTube側に認知されておらず、YouTubeとしてもどこにおすすめしたらいいかわからない状態。
そんな時に選ぶべきなのが、YouTube検索経由で認知してもらうための動画です。
実際に検索エンジンとして、YouTubeはGoogleについで第2位の巨大検索エンジンと言われていたりします。
それもそのはず、1日に30億クエリが検索されているからです。
レコメンドエンジンの要素が強いことは強いですが、検索としての機能も優れているのがYouTube。
しかしGoogleで検索するように全ての事柄をYouTubeで検索するわけではありません。
では、どのような動画がYouTube検索経由で視聴されるのでしょうか?
この辺りも含めて、学びを深めていきましょう。
YouTubeにおける検索流入は、他の集客方法と比較して、次の3つのメリットがあります。
- 顕在ニーズを持った能動的ユーザーを集客できる
- ストックコンテンツになる
- 弱者の戦略になる
それぞれ詳しく見ていきましょう。

1.顕在ニーズを持った能動的ユーザーを集客できる
検索からの流入ユーザーは、明確な目的や課題を持った熱心なユーザーです。
検索で動画を見つける人は、何かを「解決したい」「学びたい」という具体的な意図を持っています。
そのため、動画がユーザーの課題解決に役立てば、動画をしっかり視聴し、コメントやチャンネル登録といったアクションを取ってくれる可能性が高くなります。
レコメンド経由で自動的にぼんやりと動画を見ている層と比べて、より熱心なファンになってくれる傾向があるのです。

例えば「初心者向け ギター 練習方法」と検索した人は、まさにギターの練習方法について知りたいと考えている人です。
このように、明確なニーズを持った人に対して、ピンポイントで価値を提供できることが検索流入の強みと言えます。
さらに、課題解決や学習意欲の高いユーザーは、必要であれば商品やサービスへの購入も考えるはず。
つまり、狙うクエリによって、こちらが意図的にカスタマージャーニーに則って「購買から距離の近いユーザー」を集めることができるのです。
このように、検索流入は単なる視聴数の獲得だけでなく、熱心なファン作りや収益化の観点からも、非常に価値の高い集客方法だと言えます。

2.ストックコンテンツになる
検索流入のコンテンツの魅力的な特徴の一つは、「ストックコンテンツ」として長期的な価値を生み出せることです。
単なるトレンド動画とは異なり、検索上位に表示される動画は継続的に視聴されます。

例えば私のチャンネルで言うと、
「Webライティング」や「記事設計」「セールスライティング」といった普遍的なニーズに応える動画は、
数年前に出した動画でも、このように今でも上位表示しつつ視聴されています。
これは、動画が「デジタル資産」として機能することを意味しますよね。
一度制作して、検索最適化された動画は、検索結果に長期間残り続けることで、時間が経過しても安定した視聴数を生み出します。
まさにストックコンテンツです。
検索経由のこれらのコンテンツは、私が風邪で寝込んでいようが、旅行でPCを開いてなかろうが、影分身の術のごとく私の代わりにビジネスの認知を広げてくれています。

3.弱者の戦略になる
検索流入の動画は、まだ始めたばかりのチャンネルや登録者の少ないチャンネルなどでも「弱者の戦略」として機能することです。
大きな強みの一つは、ニッチな市場を効果的に攻められるところ。
例えば「副業 動画編集 始め方」や「主婦 在宅ワーク おすすめ」といった具体的なテーマを選ぶことで、競合のいないニッチな領域を見つけることができます。
視聴者の目的がはっきりしていることから、特定の課題に対する解決策を提供することで、着実に視聴者を獲得できますよね。
また、特定分野に特化した質の高いコンテンツを継続的に発信すれば、その領域の専門家としての信頼性を打ち出すこともできます。
この専門性は、単なる「YouTuber」以上の価値を持つブランディングにつながり、YouTubeをビジネス活用する上では見逃せないポイントです。
つまり、YouTubeで検索からお客さんを集めることは、単に動画を見てもらうだけじゃないということです。
質の高いファンを獲得し、チャンネルを長く安定して成長させ、そして収益化に繋がる、YouTube成功の重要な要素なのです。
YouTube検索を狙ったネタ②検索流入に向いているネタの特徴
この授業では検索流入に向いているネタの特徴について学習していきます。

YouTubeは世界第2位の検索エンジンと言われていますが、Googleと同じように何でもかんでも検索されるわけではありません。
YouTubeにはYouTubeで検索されやすいネタというのがあります。
ここでは検索流入を狙っていくべきネタの方向性について考えていきましょう。

1.問題解決型コンテンツ
YouTubeでの検索流入は、問題解決型のコンテンツがとても相性がいいです。
つまりHELPコンテンツですね。
具体的にどのようなタイプのコンテンツが検索されやすいのか、見ていきましょう。

- ハウツー動画
「〇〇の作り方」「〇〇のやり方」みたいに、手順を分かりやすく説明する動画です。
料理、DIY、アプリの使い方など、ビジュアルで見ないと理解できないようなことは動画で検索しますよね。

私のチャンネルだったら、このような動画は全てハウツー系の動画です。
具体的な手順ややり方を示すことで、視聴者が実践しやすい内容となります。

- トラブルシューティング
「〇〇が動かない!」みたいな困りごとを解決する動画も問題解決型のコンテンツですよね。
「○○ができない」「○○のエラーが出た」といった具体的な問題に対する解決方法を示す動画は、困っているユーザーにとって大きな価値があります。
このような具体的な問題解決型の動画は、高い検索需要が見込めます。

- 解説動画
商品やサービスの使い方を分かりやすく説明する動画もいいですね。
特に、実際の使用レビューと組み合わせることで、より実践的で信頼性の高い情報を提供できます。
新製品が出た際の基本的な使い方から便利な活用法まで、幅広い内容をカバーすることができます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
こう言った動画はどれもビジュアル的に見ないと分からないような内容ばかりなので、
顕在的にニーズを認識しているユーザーであれば、その言葉をYouTubeの検索窓に打ち込み必ず検索してくるはずです。
もちろんそれで上位表示するための施策も必要にはなりますが、検索上位に表示されれば長期的な視聴を期待できる貴重なコンテンツとなります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー

2.比較型コンテンツ
「比較型コンテンツ」も、検索流入には向いてます。
「AirPodsとGalaxyBudsの比較」や「動画編集ソフトおすすめ3選」といった具体的な比較動画は、どれもけっこう再生されていますよね。
カスタマージャーニー的に言うと比較段階のユーザーは、購買からの距離が近く、ある商品とある商品(あるいは概念など)を比較して何かしらの行動に移そうとしています。
ですから、自発的に検索窓に比較のキーワードを打ち込んで検索するんですね。

- 商品比較
「〇〇と〇〇どっちがいい?」って悩んでる人にピッタリ。
次に、メリット・デメリットを丁寧に解説する動画も高い需要があります。
人はメリットよりもデメリットを知っておきたいという損失回避の気持ちがありますからね…需要があるんです。

商品だけではなく、こういった概念の比較も検索結果には乗りやすいですよ。

- ランキング
おすすめの商品や概念をランキング形式で紹介する動画です。

例えば副業クエリで言うと「副業 おすすめ」は鉄板のキーワード。

実際にこの動画は、このようなキーワードで上位表示しており、検索からの流入も多いです。
検索からの流入が多いと、CTRも非常に高くなります。
なぜなら能動的にキーワードを打ち込んで検索しているので、レコメンドで受動的に流れてくる動画ほどサムネイルの要素だけに頼らないからです。

ビジネス系ジャンルのCTRは非常に低く2%〜5%前後がほとんど。
そして時間が経てば経つほど、再生数が回れば回るほど、CTRは下がっていくのですが、
この動画はアップしてから90日近く経った段階でも、CTRが平均値より大幅に上回った8.7%となっています。

- レビュー
商品を実際に使ってみた感想を伝える動画です。
この手の動画は、有名な商品であればあるほど商標名で検索されるでしょう。

例として「オズモポケット3」と検索してみると、たくさんの方がレビューしています。

3.初心者向けコンテンツ
「初心者向けコンテンツ」も検索流入向きです。
初学者が最初に行う行動の一つが検索なので、このタイプのコンテンツは安定した需要が見込めます。

- 基礎知識解説
初心者向けに基本的なことを分かりやすく説明する動画です。
まず、基礎知識を解説するコンテンツは、その分野への入り口として大きな価値があります。
「Webマーケティング入門」や「デジタルマーケティングの基礎知識」といった内容を、専門用語を極力避けながら分かりやすく説明するなど。
「〇〇 始め方」「〇〇 やり方」「〇〇 作り方」「〇〇 選び方」「〇〇 手順」
のようなキーワードがこれにあたります。
ですから、問題解決型のコンテンツ「〇〇 始め方」「〇〇 やり方」みたいなものもここに重なりますよね。
ステップバイステップで明確な道筋を示すことで初心者の問題解決をすることができます。

- よくある質問
また、よくある質問に答えるFAQ形式の動画も効果的です。
初心者が抱きやすい疑問や不安を先回りして解消することで、視聴者との信頼関係を築くことができます。
特に、実際のユーザーから寄せられる質問を基に作成すると、より実践的な内容となります。
さらに、注意点やリスクを解説する動画も重要です。
例えば「副業を始める前に知っておくべき5つのこと」のように、陥りやすい失敗や避けるべきポイントを事前に伝えることで、視聴者の安全な実践をサポートできます。
これは同時に、発信者としての信頼性も高めることにつながります。

検索流入に向いているネタは、次のような傾向の動画でしたね。
問題解決型コンテンツ
- ハウツー動画
- トラブルシューティング
- 解説動画
比較型コンテンツ
- 商品比較
- ランキング
- レビュー
初心者向けコンテンツ
- 基礎知識解説
- よくある質問
このようなコンテンツは、ユーザーニーズが顕在化しており、その悩みを解決するために明確な検索キーワードで検索からユーザーが訪れます。
YouTubeのネタを洗い出す際には、特に初期の頃はこのようなネタを多めに入れていくといいでしょう。
YouTube検索を狙ったネタ③検索流入向きなネタの具体的な探し方
この授業では、検索流入向きなネタの具体的な探し方について学習していきます。

検索流入向きなネタとは、つまりYouTubeSEOと相性のいい動画ネタのことです。
そのメリットと、そのようなネタでどんな人が集まってくるかはここまでの授業で理解していると思います。
では、具体的にどうやってネタを見つけてくるか、実際の手順に沿って解説していきます。

①ジャンルキーワードを洗う
まず、自分のチャンネルのジャンルに関するキーワードを考えてみましょう。
例えば、チャンネルテーマが「料理」であれば、ジャンル名キーワードである「料理」、関連するであろうメインキーワード「レシピ」「和食」「洋食」など。
他にも、私の事例でいえば、「オンラインビジネス」を主たるジャンルとしているのであれば、
ジャンル名キーワードである「オンラインビジネス」
関連するであろうメインキーワードとして「副業」「起業」「フリーランス」「在宅ワーク」「Webマーケティング」など、考え出せばきりがないほどあります。

この段階では、思いつく限りのキーワードを書き出しましょう。
マインドマップなどを使ってブレインストーミングしていくと、自分のビジネスに関わりの深いキーワードが見つかりますよ。

②検索向きなキーワードを見つける
次に洗い出した主要キーワードを元に、より具体的に検索向きなキーワードを見つけていきます。
検索に向いているネタは次のようなコンテンツでしたね。
問題解決型コンテンツ
- ハウツー動画
- トラブルシューティング
- 解説動画
比較型コンテンツ
- 商品比較
- ランキング
- レビュー
初心者向けコンテンツ
- 基礎知識解説
- よくある質問
2-1YouTubeサジェストキーワードをチェック

YouTubeの検索窓に主要キーワードを入力すると、そのキーワードに関連の深い、よく検索されるキーワードがサジェストされます。
例えばこのキーワードの中から検索向きなキーワードはないでしょうか?

例えばこのキーワードであれば比較型コンテンツのランキング動画として検索からの需要がありそうですよ。

他にも「起業」キーワードであれば、
「起業 本」で商品レビューができますし、「起業 おすすめ」ではランキングや比較ができますし、「起業 やり方」ではステップバイステップ形式のハウツー動画が作れます。
2-2ツールを使って洗い出す
サジェストキーワードには載っていないキーワードもツールを使えば発見することができます。
さらに言えば、自分の授業に関わりの深いジャンルキーワードの下層の関連キーワードも見つけることができるので、ネタの幅が広がりやすいです。

例えば2-1で洗い出したメインキーワードを、YouTube調査ツールのVidIQで調べてみましょう。
すると「これも自分のビジネスに関連の深いメインキーワードだな」という重要なキーワードが見つかってきます。
2-1でブレインダンプしたマインドマップの下層に、それらを当てはめて整理することもできます。

VidIQのキーワード調査で、最初に洗い出したメインキーワードの「関連キーワード」を見てみると、それぞれこのようなキーワードが拾えました。
どれも、自分のビジネスに関わりの深い軸キーワードになりそうです。

すると、細分化したキーワードの中からも、検索に向いているキーワードが見つかりました。
例として「ブログ」で調査してみましたが、ハウス動画として「ブログ始め方」や「ブログネタ探し方」がありました。
2-3Q&Aサイトでユーザーのニーズを掴む


- Yahoo!知恵袋
- 教えてGoo
- OKWAVE
など様々なQ&Aサイトで、主要キーワードを検索してみましょう。
例えば「副業」で検索してみると、
怪しい副業を指南するような詐欺スクールに入会してしまい困っている事例や、
確定申告などの税金関連の内容が目立ちました。
副業詐欺関連の動画であれば、いわゆる問題解決動画なので、検索の需要があります。
確定申告や税金関連の検索意図は「どうやって行ったらいいか?」と「それによって会社に副業がばれないか?」の2種類の検索意図があります。
こういった内容も、確定申告のやり方をステップバイステップで解説していけば、これもやはり検索需要のあるコンテンツとなります。
表面上のキーワードだけでは見えないようなところもQ&Aサイトからは見えてきますね。

③ キーワードを絞り込む
集めたキーワードを、以下の基準で絞り込みます。
- 検索ボリューム
- 競合状況
- ロングテールキーワード
1つ1つ解説していきましょう。
検索ボリューム
検索需要のありそうなキーワードだったとしても、実際に検索されていないキーワードであれば上位表示しても視聴回数が伸びません。
まずは洗い出したキーワードの検索ボリュームを見てみましょう。

キーワードツールは色々ありますが、純粋にYouTubeキーワードとしての検索ボリュームを知りたいのであれば、私はVidIQで調べます。
このように赤枠部分の「検索ボリューム」を見れば、このキーワードでYouTube内検索される月間平均検索数がわかります。
競合状況
ボリュームは高いが、競合があまり強くないキーワードを狙うのがベストです。
もちろん自分のチャンネルがメインキーワードのジャンルで専門性や権威性が認められており、強いキーワードで戦えるほどチャンネルパワーがついているのであれば挑戦してもいいですが。

こちらもVidIQの画面ですが、赤枠部分の「全体」に示されている数字は、
検索ボリュームが高いのに競合性の低いキーワードはスコアが高くなります。
黄緑色になっているキーワードは、狙いやすいキーワードと言えそうですね。
ロングテールキーワード
良さそうなキーワードがあったらもっと具体的なキーワードにならないか考えてみてください。

例えば「動画編集」という主要キーワードで調べた時に、「動画編集 やり方」というハウツーキーワードがありました。

このハウツーキーワードをさらに深掘って調べていくと、
- 動画編集 見積もり やり方
- vrew 動画編集 やり方 わかりやすい
- エンタメ 動画編集 完コピ やり方
- 動画編集 文字起こし やり方
など、「動画編集」の中でもさらに詳しく何が知りたいのか調べているユーザーのキーワードが見つかりました。
検索ボリュームもそこそこあり競合も弱いので、新規チャンネルでも十分検索上位を狙えそうです。
まとめ
YouTube のネタ探しの方法として 検索流入 狙いの 動画ネタの探し方を網羅的に学習してきました。
ポイントをおさらいしましょう。

①YouTube検索流入の重要性とメリット
質の高い視聴者獲得
課題解決 意欲が高く 能動的なユーザーはエンゲージメントが高くなる
ストックコンテンツとしての価値
一度作成した動画は、いわばデジタル資産となり、継続的に視聴者を獲得し、チャンネルの成長を支えます。
ニッチ市場攻略の強み
「副業 動画編集 始め方」や「主婦 在宅ワーク おすすめ」といった具体的なテーマを選ぶことで、競合のいないニッチな領域を見つけることができ、弱者の戦略を取ることができます。
②YouTube検索流入に強い動画ネタの特徴
問題解決型
ユーザーの課題を解決する動画です。「〇〇のやり方」「〇〇の使い方」といったハウツー動画や解説動画が該当します。 ビジュアルでないと理解しにくい内容に適しています。
比較検討型
複数の選択肢を比較検討する動画です。「〇〇と〇〇の比較」「〇〇おすすめ3選」「〇〇ランキング」といった比較動画、ランキング動画、レビュー動画が該当します。
初心者向け
特定の分野の基礎知識を分かりやすく解説する動画です。「〇〇入門」「〇〇の始め方」「よくある質問」といった動画が該当します。 初心者にとって最初の情報源となるため、安定した需要が見込めます。
③YouTube検索ネタの探し方
キーワードを洗い出す
あなたのチャンネルのテーマに関連するキーワードを、思いつく限りリストアップします。
キーワードを絞り込む
ステップ1でリストアップしたキーワードを基に、より具体的なキーワードを探します。
検索ボリュームと競合状況をチェックして最終決定
集めたキーワードの中から、検索ボリューム や 競合状況を考慮して最終的なキーワードを選びます。
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