運気について

・強の人
四柱推命ではバランスを求めますのでエネルギーの多い強の場合は、エネルギ ーを減らす食神、財が良い運気、五行になります。 逆にさらにエネルギーを増やす印、比肩は悪い運気、悪い五行になります。

・弱の人
四柱推命ではバランスを求めますのでエネルギーの少ない弱の場合は、エネル ギーを増やす印、比肩が良い運気、五行になります。 逆にさらにエネルギーを減らす食神、財は悪い運気、悪い五行になります。

陰陽五行 の相生、相剋と沖、合、干合、三合、天干の剋、刑、神殺の起きることから、 運気がつくられる。
事象(出来事)と五行のバランス(結果)を見る。

目次

大運の5つの使い方

1 運気を見る
用神、忌神など運気として大運を観ます。十二支は10年間影響し、干は前半 5年間、十二支は後半5年間強く影響します。

2  10年限定の才能
大運に巡ってくる十干はその時だけ使える限定の才能です。命式になくても大運で巡ってきた才能を10年限定で使うことができます。

3 相性として観る
運気のリズムの似た人同士が付付き合いやすい、気が合いやすい

4 感情の変化
大運は人体のリズムから運気ができており、運気によって五行のバランスが変 わることで感情が変わります。

感情の変化1 忌神運
忌神運の時は満足感が少なくなりやすく、感情的に不満を感じやすいです。そ のため不満足感を満たすためにお金を使ったり、食事の量が増えたり、批判、 愚痴なども増えやすいです。また物事を悪い方向に考えやすいです。

感情の変化2 五行のバランスの変化
大運で巡ってくる五行の変化で感情が変わりやすいです。

・木、火が多くなると楽観的、短気、感情的になりやすい。
・金、水が多くなると否定的、ネガティブ、愚痴、不満を言いやすい。

5 嗜好性の変化
大運で巡ってきたその時の五行に関係するものを求めやすいです。

木→酸味、自然、森林浴、ボランティア
火→ 苦味、楽しみ、喜び、火に関するもの、投資
土→ 甘味、土に関するもの、思考、心理学、ボランティア、不動産
金→ 辛み、美容、金属関係、お金
水→ しょっぱ味、液体、移動、水に関するもの、夜の仕事、心理学

2 大運交差の法則

大運交差の法則1
・相手の大運に自分の日干もしくは日支が巡って来ると縁を感じる
・その大運を過ぎると縁を感じなくなる

大運交差の法則2
・自分の欲しい用神が相手の大運に出ている場合、お互いに用神を補い合わなくても相性が良くなる。
・大運が変わり欲しい用神がなくなると別れが訪れる

大運交差の法則3
・大運の悪い人が大運の良い人と結婚した場合、大運交差の法則で相性が良くなる。
・自分の大運が良くなると自分の運気で用神を補えるようになるので別れが訪 れる。
・好みが変わるので別れが訪れる ・相手の大運の用神で運が良くなる

大運交差の法則4
・相手の大運と三合になると縁を感じる
・大運が変わると縁を感じなくなる

大運交差の法則4
お互いの日干から相手の大運の影響を受けています。
1 相性として相手の大運に自分の用神が巡っていれば相性が良い
2 日干から観て相手の大運に自分の結婚運が巡っていれば結婚運
3 自分の大運に相手の日干もしくは日支が巡っていると縁を感じるなどなど、相手の大運の影響を常に受けます。

大運の使い方(中級)

1 命式の五行バランスを変える

大運によって、命式のバランスが整えば、性格や才能を上手に活用する事ができる。逆に、バランスを崩した場合、思考は不正常になり、悪い結果に繋がる選択、行動を起こしやすくなる。命式と運気を見て、多くなる五行が嗜好になりやすく、それを求めやすくなる。

2 その時期の個性や才能
大運の才能を使う事ができる。命式と大運の組み合わせを見る事

3 用神、忌神
用神と忌神で大運を看る方法です。
一般的な運気の観方で、運気に合わせて出来事が起きたり、人間関係に変化が起きます。

4 神殺の事象

その他

流年迫進(りゅうねんはくしん)
・大運が1年~2年早く始まる
・年運が数か月早く始まる

命式の十二支と大運、年運が合、三合、半合などになると早く始まる。

⭕️⭕️⭕️⭕️
⭕️亥⭕️⭕️

・2019年は亥であり亥と寅の合。
・11月は亥の月であり、2018年11月ごろから2019年の影響が出る。

官殺混雑(かんさつこんざつ)
命式に正官と偏官がある場合です。
・命式にあると女性は浮気しやすくなる、特に財の運気が巡ってくると結婚、 浮気をしやすい
・男性は正財と偏財を持っていると浮気する可能性がある
・正官と偏官が揃うと昇進できなくなったり、首になる場合などがあります。
・仕事が長続きしない場合があります

傷官見官(しょうかんけんかん)
正官+傷官の組み合わせです。
・傷官と正官がぶつかり官の悪い意味がでる
・退職、リストラ、法的トラブル、人間関係のトラブル、契約上のトラブル

食神制殺、傷官合殺、官印相生
強、従格にとって良い
・制殺(食神+偏官)  自分のスキルで上司をうまくコントロールする
・合殺(傷官+偏官)  上司と仲良くしていくことができる

弱、極強にとって良い
・官印相生(偏官+印)  周りから助けられる

・偏官の影響をうまくコントロールする意味
・偏官をコントロールできない場合は七殺と言われトラブルが多くなる

寒木向陽(かんぼくこうよう)
以下の条件を満たさないと健康を崩しやすいです。
・日干が木で月支が申~丑生まれは火が必要
・日干が火で月支が申~丑生まれは木が必要
・日干が金で月支が申~丑生まれは火が必要

歳運並臨(さいうんへいりん)
大運と年運が同じになる場合
・良い運の場合は良いことが起きやすく、悪い運の時は悪いことが起きやすい 重要な年になることが多い

干支並臨(かんしへいりん)
日干支と同じ干支が大運、年運で巡ってきたとき
・感情的に行動しやすい、今までと考え方などを変えやすい

財破印(ざいはいん)
財破印1 弱の命式で財が強くなり、印を壊してしまうこと
・お金のために信念を変えやすい
・男性は女性関係のトラブル ・健康を崩しやすい

財破印2
強弱関係なく命式で先に印が来て後から財がある場合
・最終的にお金を取り相手を裏切る
・お金で判断する

比劫奪財
比劫と財が命式にある 命式と運気で比劫と財が揃う
強の場合
・お金を失いやすい
・詐欺にあう、共同事業で失敗

弱の場合
・お金を稼ぎやすい
・共同で仕事をすると成功しやすい

財滋殺
命式に財+官殺がある
運気で財+官殺が揃う

弱の場合
・健康を崩す
・事故、災難、裁判

強の場合
・昇進、昇給、出世 ・儲かる
・知名度が上がる

梟神奪食(きゅうしんだっしょく)
強で偏印が食傷を剋す
強で印が強くなり食傷を剋す

・行動に欠く
・ウツ、精神病
・病気 ・刑罰

大運について

大運は十干十二支ともに強いですから命式のバランスを整えるパワーを持っている。
なので大運の影響のによって人生で起きる出来事のほとんどが 決まる。

いくら、年運が良くても、大運と命式の組み合わせで、アンバランスが解消されなかったら、年運が良くても用神の効果が出ない。

大運のレベルの違い

四柱推命の基本はアンバランスを整える運気が良い運気です。例えば強で命式に食傷があり財がない場合、食傷、財、官殺が用神です。この用神という意味は命式の五 行バランスを整える五行という意味です。

このように

・命式を中心に見ている
・命式の五行バランスを見ている

のであり、大運が用神か忌神かを見ていません。命式の五行バランスが整う時が良い運気なわけです。

では先ほどの例のように強で食傷が命式にある場合、食傷、財、官殺の大運はすべ て同じレベルで良いのでしょうか?
実は違います。
命式の中にない五行もしくは命式の中でいらない干支を弱める運気の方が普通の用神よりもレベルが高いと判断します。

なので先ほどの例の場合、財が命式にないので財の大運が一番良く、次が食傷、官殺と判断できるわけです。

・命式にない五行、もしくは命式でいらない五行を弱める
・命式にある用神を強める

の順番で大運のレベルが違うわけです。

例えば従官殺で食傷がある場合、食傷はいりません。ですので食傷が干合して消える運気、食傷が合で弱まる運気が大運では一番良い運気のわけです。

このように四柱推命では命式がきれいになることを中心に見ており、用神の大運だか ら良いと判断しているわけではなく、大運の影響で命式が良くなったので良い大運と 判断しているわけです。

この大運のレベルの違いは良い出来事が起きる場合でも、レベルの高い大運の方が 大きく良い結果がでるわけです。

・最高レベル   大運を整える運気
・次のレベル   大運の五行が用神

で大運のレベルを判断します。

命式中心と大運中心

・大運の五行
・大運の沖、合、三合、干合、干の沖

は命式に変化を与えますので、命式がどのように変化したかを見ることで吉、強の判 断をするわけです。命式を中心に見ているわけです。

しかし

・刑 ・神殺

は命式に変化を起こしません。そのため桃花の運気が巡ってきたなど大運もしくは命式のどこと刑になったかなど、基本は大運を中心に見ているわけです。

なので

・大運の五行、沖、合、三合、干合、干の沖は命式中心
・大運の刑、神殺は大運中心

に見ている違いがありますので使い方が全く違うわけです。なので事象などの観方も違うわけです。

用神

運気としての用神

命式の中の用神が強くなるとお金と名声が増えます。
命式の中の用神が弱くなるとお金と名声を失ったり、健康面で問題が生じます。

そこで

1 用神を見つける
2 沖、刑、合になっていないか確認する
3 干支で揃うと用神が強く発揮される

という順番で見ていきます。

⭕️⭕️⭕️⭕️
申寅⭕️⭕️

例えば寅が用神の場合、申と沖で弱っています。しかし巳が巡れば沖が解消され寅が出てきます。このとき用神の効果が発揮されるので、良い時期と判断できるわけで す。

さらに甲、乙が巡れば干支に揃いますので用神効果が強く発揮されるわけです。

開運法としての用神

用神の個性、才能を開運法として用いると人生がうまくいきます。例えば正官が用神で命式にあれば、周りからの信用を大切にしていけば人生がうまくいくわけです。

できないことはできないと伝え、できることだけを実行していく。また周りの期待に応えようと真面目に頑張ることで周りの評価が上がり、協力も得られます。このように用神の個性を思考法として、もしくは個性としてうまく使っていくことで人生が良い方向に進みます。

大運

大運は命式、相手に影響を与えるなどとても影響力が強いです。そこで大運の独特の使い方を復習します。

大運を相性で使う

1 相手の大運から用神を補う
2 大運が同じ流れかどうかで見ている世界が違う
3 相手の日干もしくは日支が自分の大運に巡っている

1 相手の大運から用神を補う
自分の命式から見て相手の大運に用神が巡っていると、メリットがあります。運が良くなりますので、一緒に居たいと感じます。用神ということはお金など物理的なことで良いことが起きます。

自分の大運が悪い+相手の大運に用神=一緒に居たい
自分の大運が良い+相手の大運に用神がない=一緒に居たくない

と判断することができます。あくまでも命式でお互いに用神を補っていない場合、運気が良くなると別れが訪れます。メリットが無くなったからです。しかも自分で用神を補えるので、別の人を好きになります。

2 大運が同じ流れかどうかで見ている世界が違う
2人の大運の用神忌神の流れが大運の十二支で見た場合、同じでないと離婚になります。理由は見ている世界が違うからです。ただし二人の命式で三合ができる場合は離婚になりません。

・二人の大運で用神忌神の時期が違う(大運の十二支で観た場合)
・二人の命式で三合になっていない

2つの条件を満たすと離婚になります。

逆に

・二人の大運で用神忌神の時期が違う(大運の十二支で観た場合)
・二人の命式で三合になっている

なら離婚になりません。見ている世界は違うけど、続いていきます。

大運が違う場合、個性の相性である感情型、理性型で判断しお互いの考え方の違いで衝突しやすいのですが、運気の悪い方は反省をしません。そのため、用神の運気の良い方が愛想を尽かします。

※ 感情型、理性型

感情型→ 印、比劫、食傷
理性型→ 財、官殺
命式にどちらが多いかでタイプが決まります。

1 11
1121

計算するときは月支だけ2つとしてカウントします。

3 相手の日干もしくは日支が自分の大運に巡っている
相手の日干もしくは日支が自分の大運に巡っていると、その10年間は縁を感じます。 そのため、とても相手のことが気になります。これは相性が良い、悪いとは関係ありません。あくまでも縁を感じて勘違いをしている 時期です。

・自分の大運に相手の日干、日支が巡ると縁を感じ勘違いする時期
・大運が変わり相性が悪いと別れが訪れます

運気として使う

1 相手の大運に通変(大運交差)
2 沖、合(大運交差)

1 相手の大運に通変(大運交差)
自分の日干から観て相手の大運に食傷が巡れば子供ができるように、相手の命式に 巡った通変を使った結果を出すことができます。このようにお互いに大運が影響をしあっています。

2 沖、合(大運交差)
相手の大運と日支が沖になると衝突、別れが訪れるなど、二人の大運で運気が交差しておきます。

・相手の大運の十二支との沖、合、三合なども影響する

相手の大運と自分の命式が三合になれば三合の効果も表れます。例えば自分の命式で日支が寅申の沖の場合、相手の大運に亥もしくは巳が巡れば、沖が解消されるので、一緒にいると落ち着きます。理由は大運交差によって日支の沖が解消されたからです。

⭕️甲⭕️⭕️
⭕️寅申⭕️

相手の大運 亥 例のように沖が解消され一緒に居ると居心地の良さを感じます。

3 自分への影響

1 その時の大運の影響を受けやすい
2 命式にない五行が巡る

1 その時の大運の影響を受けやすい
大運で巡っている五行や通変(比劫、食傷、財、官殺、印)、命式お五行バランスの変化で、その時の影響を受けます。また大運が忌神から用神、用神から忌神に変わると付き合う人も変わるため、人間関係での離別、新しい出会いなども起きます。

※用神と忌神での感情、思考変化
用神の時期は物事を冷静に判断しやすいですが、忌神の時期は反省、謝るなどがしにくく物事を悪い方向に考えやすいです。そのため物事がうまくいかず、行動できない、 もしくは行動しても周りに迷惑をかけてしまうパターンが多くなります。見方を変えると自己中に考えやすい時期です。運気が良くなることで周りのメリットな どの気配り、思いやりが生まれやすいです。

2 命式にない五行が巡る
命式にない五行が巡ると今までなかった感覚、特性、才能を得ることができます。財が命式にない場合、財が巡ることで理財感覚が生まれます。このように命式にないものが巡って来ると今までなかった才能、特性を活かすことが できるようになります。

4 相手の大運
1 相手の大運が悪い場合
2 相手の大運が良い場合

1 相手の大運が悪い場合
相手の大運が悪い場合、相手の大運の悪さに影響をされます。運気の悪い時期は無理をせず、リスクをとらなければ問題やトラブルは起きません。しかし相手の人が無理をすると、悪い出来事が起きます。その影響を受けてしまうわ けです。

・相手の大運が刑の時=周りに迷惑をかける時期、人間関係トラブル
・相手の大運が沖の時=トラブルを起こすとき
・相手の大運が忌神の時=お金の問題
等が起き、あなたに影響を与えます。

あなたの大運が良い場合は、あなたが相手の面倒をみやすいです。ただし相性が良く無ければ続きません。

・相性が良い(三合など縁が強い)
・良い運気

の場合、相手の面倒をみやすいです。

・相性が悪い(三合がない)
・悪い運気

の場合は、相手の面倒をみません。この場合は別れが生じます。

・相性が良い(三合などの縁が強い)
・悪い運気

この場合、三合が出来ており、二人とも運気が悪いなら大運が同じ流れですので付き合いが続き、別れは訪れません。

・相性が悪い(三合がない) ・良い運気

この場合は大運の違いから別れが訪れます。面倒を看ることはあまりありません。運 気が良いので相手に冷めてしまうパターンも多いからです。

相手の大運が良い場合

・自分の運気が悪い場合

わがままを相手に押し付けやすいです。もしくは相手の嫌いな点、不満点ばかりを見 てしまいます。そのため気付かないうちに仲が冷めていくパターンが多いです。また自分のメリット、デメリットばかりを考えてしまい自己中になりやすいので、相手から嫌われやすい時期です。

・自分の運気が良い場合

大運の流れが同じですので仲良くしていきやすいです。個性が違っても相手の個性を受け入れることができ、上手く付き合っていくことができます。また自分にはない相手の才能、長所を認めることができ、相性も良いと一人の時より も大きな結果を得ることができます。例えば財がない場合、相手の人に財があればお金が貯まるなど、自分一人ではできないことを相手の才能、個性によってやってもらえることで良い結果が生まれるわけ です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

よろしく

コメント

コメントする

目次