キーワードとは

Google は膨大な情報を取り扱っている図書館のようなものですから、そこに対してどんな情報を引き出したいのかキーワードを使ってリクエストしている状態なのですね。

そんな普段何気なく使っているキーワードにも様々な種類があります。
キーワードの種類

キーワードの種類には、大まかに分けて上記のようなものがあります。
あくまで呼び方の1つではありますが、人が検索するときの動機の大分類だと思っておきましょう。

キーワードの大まかな検索意図

キーワードに対する検索意図には大きく分けて4つの傾向があると言われています。



⑤キーワードによってコンテンツ量は変わる
どのキーワードを狙うかによってそのコンテンツの規模は変わってきます。「ダイエット」で上位表示したいのであれば、ダイエットにまつわるユーザーが知りたい全ての事を記事にしていかなくてはGoogleに「詳しいブログだ」と認めてもらう事が出来ません。認めてもらう事が出来ないという事は上位表示せず、売り上げも上がらないと言う事です。では、逆に「ダイエット 足 夏まで」という超具体的なキーワード(ロングテールキーワード)で上位表示を狙う場合、記事数はたくさん必要ありません。
- 夏までに足を細くする方法
- 夏までに足を細くするグッズ
- 夏までに足を細くするために何をするべきなのか
- どれぐらいの期間で足を細くする事が出来るのか
書くことと言ったら大体このようなことになると思います。これらは、1つの記事の大見出し(H2)に収める事が出来るわけなので、1記事で十分答えを返す事が出来るというわけです。だから大きいキーワードは、記事単位ではなくカテゴリーで狙ったり、まとめ記事(トピッククラスター)で狙ったりします。1記事では攻略できないので記事群で攻略するイメージです。
キーワード選定・完全講義①キーワードの見つけ方
キーワードは、読者の疑問の声であり、生々しい悩みの声そのものです。
①軸のキーワードを見つける



②複合キーワードの洗い出しをする
複合キーワードとは


サジェストキーワードから洗い出す
複合キーワードの見つけ方として王道なのが、サジェストキーワードを参考にする方法です。

ツールを使って見つけ出す
もう1つは、ラッコキーワードというツールを使って関連するキーワードを見つけ出していくという方法です。どちらか1つの方法を使うというよりは、どちらも合わせて使ってください。
ラッコキーワード: https://related-keywords.com/

ラッコキーワードを開いたら検索窓に軸のキーワードを入れてみましょう。すると、それに関連する複合キーワードがずらっと出てきます。ツールの右側に「CSV ダウンロード」があるので、一括で落としておきます。

こんな感じで一覧表としてキーワードをストックしておけますね。
キーワード選定・完全講義②勝てるキーワードの選び方
①検索ボリュームを調べる
択してキーワードプランナーに貼り付けます。
キーワードプランナーに入ったら右側の「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。

そこに先程のキーワードを貼り付けます。
重複するキーワードがあると、赤文字で警告が出るので「削除する」にすれば大丈夫です!

すると、すべてのキーワードの検索ボリュームが表示されました。
めんどくさいという方は、 Uber サジェストというツールを使ってみてください。

URL:https://neilpatel.com/jp/ubersuggest/
②個人で勝てるか調べる
SEOで勝てなくても書かなきゃいけない記事がある
それは、ペルソナにとって絶対に必要な記事である時
SEOで勝てなくても書かなきゃいけない記事がある
ただし、例外的に SEO で絶対に勝てないキーワードでも記事を書かなくてはいけないときがあります。
それは、ペルソナにとって絶対に必要な記事である時。



100%YMYLであるかどうかは、 Google の職員でさえ正確には知らないということですが、 少なからず検索結果を見るとEAT(専門性・権威性・信頼性)が求めらているかどうかは分かります。つまり、このようなサイトや記事が上位表示しているキーワードはYMYLである可能性が高いと考えることができるんですね。これが、もしYMYLじゃなかったとしても、EATが求められていることには変わりないので「個人のブログで上位表示するのは厳しい」という判断になります。そのキーワードでコンテンツを書くかどうかの判断基準にしてください。
競合のドメインを調べる
ではどうすればDAが高くなるのか…
- 更新頻度
- コンテンツ量
- アクセス数
- 被リンク数
- ドメインエイジ
これらが深く関係してきます。簡単に分かるツールとしてUberサジェストでは「SEO 難易度」を数値化して見ることができます。数値が低く緑色になっているところは比較的 SEO でも参入しやすく、 数値が高く・赤くなっているところは強いドメインのコンテンツが立ち並んでいる難しいキーワードということになります。
キーワードをズラして考えてみる
明らかに競合の強いキーワードは、ズラして考えてみましょう。

まずは、縦軸でキーワードの深さを深ぼっていきます。
語数を増やしていくと、それだけキーワードの検索意図が明確化しますよね。

このように、キーワードの視点を変えていくと無理だと思っていたキーワードでも戦える可能性が出てきます。ライバルのいないキーワードを狙っていきましょう!
キーワード選定・完全講義③キーワードの取捨選択
ここでは、必要なキーワードと不必要なキーワードを取捨選択していきましょう。


キーワード選定・完全講義④キーワードを管理する
①キーワードを管理する
- ブログのテーマにあった軸キーワードを見つける
- それぞれの複合キーワードを洗い出す
- 検索ボリュームを調べる
- 個人での参入余地をリサーチ
- キーワードの取捨選択をする
この工程が終わると、自分のブログで対策するべきキーワードが出揃ったはずです。ここでしっかりとキーワードを管理しましょう。

- 執筆予定日
- タイトル
- ターゲットキーワード
- 検索ボリューム
- サブキーワード
- 共起語
- 記事構成案
- ペルソナ
- 記事のゴール
- 内部リンク
- 記事タイプ
- 記事 URL
②1キーワード1アンサー
聞かれたこと以外のことは答えない!
弱者の戦略のキーワード選定
初心者が狙うべきキーワードは、一言でいうと「ライバルの手薄なニッチなキーワード」です。ベルソナに寄り添ったキーワードを細かく拾っていくという戦法です。
ロングテールキーワード

ロングテールキーワードとは、語数の多いスモールキーワードのことです。恐竜の長いしっぽ(テール)に似ていることからロングテールキーワードと呼ばれています。

この表を見てもらえば分かる通り、縦の軸が検索ボリューム、横の軸が検索語数になります。検索語数が増えていけばいくほど、検索ボリュームが減る代わりに、検索意図が明確になりますよね。

ロングテールキーワードの最大の特徴が検索意図の明確さなわけですが、それが故に初心者には記事が書きやすいです。
目標にすべきは PV 数ではなく売上額です。


どうしても SEO キーワード選定となると「副業+〇〇」ばかり、とか「子育て+〇〇」ばかり・・・みたいに軸のキーワードを絞ってしまいがちです。確かに分かりやすくていいのですが、それだと軸のキーワード自体の難易度が高すぎた場合すべての複合キーワードが難しくなってしまいます。それに、読者は必ずしも決まったキーワードだけで検索するとは限らないんです。私たちは Google のためだけにブログを作るのではありません。あくまでも読者の悩みを解決するためにブログを作るわけですから、そこは読者ファーストで行きましょう。この時、ずらしキーワードの横軸がとても役に立ちます。

選んではいけないキーワード


次に、あまりにも検索ボリュームのないキーワードも避けましょう。

自分のブログに関係ないキーワード
次に、自分のブログに関係ないキーワードは拾わないようにします。
これ、かなり初心者がやりがちなミスです。
自分が子育てについてのブログを運営しているにも関わらず、 副業についてのキーワードで記事を書いてしまったり、ダイエットについてのキーワードで記事を書いてしまったり・・・



基本的に競合の強いキーワードにはこれらの条件が揃っているはずです。
キーワード選定・完全講義の授業の方でも、個人で勝てるキーワードなのかどうかは事前に見極めておくこととお話ししました。そのキーワードで検索してみて個人の記事が上がっていなければ、まず難しいと判断しましょう。その確率は語数の少ないキーワードであればあるほど、確率が高いです。他にも、DA(ドメインオーソリティ)が高いコンテンツが上位表示しているキーワードだったり、 政府のサイト・公的サイト・企業のサイトばかりが上がっている場合は、YMYLを疑わなくてはいけません。ブログのテーマがYMYLに引っかからなくても、その中にYMYLに関連する記事が1記事でもあったりするとブログ全体評価にも響くという話もあります。
読者満足度のためのブログのSEO設計①ブログSEO設計とは?

ただ、上位表示することを目的にして機械的にブログを整えるのが SEO だとしたら、ユーザーに寄り添って検索体験を最適化させるのはSXO(検索体験最適化)といいます。



設計はユーザビリティのためにも行います。

読者満足度のためのブログのSEO設計②必要なコンテンツの洗い出し
- ペルソナにとって必要な記事を見極める
- 自分にとって集めたいユーザーを集める
① とにかく読者目線で考えよう

② 関連キーワードから考える
まずは「関連キーワードから考える」です。よくサイト設計やブログ設計と聞くと、キーワードを洗い出してグルーピングしたりするのをイメージする人が多いと思います。しかし残念ながら、キーワードだけをベースにして組み立てる設計はもはや時代遅れです。私達は Google のためにコンテンツを作り、価値を提供するわけではないからです。あくまでもそのブログ記事を読むであろう画面の向こう側にいる読者のために記事を書きます。では、なぜ関連キーワードを見るのか?それは、キーワードとは読者の悩みの声そのものだからです。例えば、私がメインテーマとして副業について情報発信する中、自分の頭の中だけで副業について読者が悩んでいることをピックアップするのは至難の技です。しかし、キーワードを見たらどうでしょう。
ラッコキーワード https://related-keywords.com/

ラッコキーワードの「周辺語・連想語」の機能を使えば、 副業に関連する別の軸キーワードが色々見つかります。
- 本業
- 内職
- 兼業
- サイドビジネス
- 個人事業主
- フリーランス
- YouTuber
などなど・・・自分のブログに関係のある軸キーワードはメモなどに抜き出しておきましょう。
③ Q & A サイトから考える
次に、読者の気持ちを知るにはうってつけの Q & A サイトから考える方法です。検索キーワードは確かに読者の悩みの声なのですが、それだけでは拾い切れないトピックもあります。なかなか自分の頭の中だけで考えても軸のキーワードが思いつかなかったりしますからね。そんなときにオススメなのが Q & A サイトを見ること。
Q & A サイトとはネットユーザーのリアルな悩みの声が集められており、それに対して回答がもらえるサイトのことです。有名な所でいくと・・・
- yahoo!知恵袋 https://chiebukuro.yahoo.co.jp/
- 教えて!goo https://oshiete.goo.ne.jp/
- 発言小町 https://komachi.yomiuri.co.jp/
- OKWAVE(オーケーウェイヴ)https://okwave.jp/
例えば Yahoo 知恵袋で「副業」と検索してみると・・・



・・・と、こんな感じで副業に関連する別軸のキーワードがたくさん見つかります。
- 兼業
- 在宅ワーク
- 確定申告
- 副業詐欺
- ネット
- 投資
- 働き方改革
- フルタイム
- 育休中
- フリーランス
ここでも自分が取り扱えるトピックがあればメモ帳などに控えておきましょう。
④ ライバルのブログから考える
次に、ライバルのブログから考える方法。ライバルリサーチの一環として、必ず取り入れておきましょう。自分が参入するジャンルでうまくいってるブログを見てみましょう。検索上位にいるブログでもいいですし、自分が見て素晴らしいと思うブログでもいいです。どちらかというと検索上位にいるブログの方が客観的評価がついている状態なので信憑性が高いのかなと思いますが・・・
4-1 サイトマップから見る
例えば副業ジャンルで情報発信をしたいとして、私のブログをライバルとして調査したとしましょう。

ブログにはだいたいフッターあたりに サイトマップがあるので、それをみれば記事が一覧表示で見られますよ。ずらっと出てくる記事タイトルの中で、自分でも書けそうなトピックがあればこちらも拾っておきましょう。
- アフィリエイト
- ネットビジネス
- 自己投資
- SEO
- web ライター
- クラウドワークス
- ランサーズ
- 検索ボリューム
- ブログ
- セールスライティング
私のブログのサイトマップからは少なくてもこれだけの軸キーワードを抜き出すことができますよね。 時々、ブログのサイドバーに「人気記事」などを表示している場合もあります。そのテーマで発信しているブログで人気の記事なのですから、自分のブログでも取り入れない手はありません。このように自分のブログでも活かせる部分がないか隅々までチェックしてみてください。
※何度も言いますが、参考にするのは OK ですが丸パクりは NG です!
4-2 キーワードプランナーから見る
キーワードプランナーはGoogle が無料で提供しているキーワードツールです。本来は広告出稿のために使うんですけどね。キーワードプランナーを使うとライバルブログの中でどんなキーワードを対策しているかのぞき見ることができます。 まず、キーワードプランナーにアクセスし「新しいキーワードを見つける」をクリックします。

次に「ウェブサイトから開始」タブを切り替えます。

リサーチしたいライバルサイトの URL を入れると対策キーワードが表示されます。

こちらは「このキーワードで何位か」までは分かりませんので、詳細を知りたい場合はAhrefsを使うと良いでしょう。
⑤ 関連書籍の目次から考える
次に、関連書籍の目次から考える方法。正直、ネットに転がっている情報なんていうのは出所がどこかなんてわかりません。オリジナルがどれかも分からないし、どれがパクリかもわかりません。だからどれもこれも似たような情報になるし、生身の人間がどうしても知りたい部分だけ情報がなかったりもします。そんな時は一旦アナログに立ち返ってみましょう。おすすめなのは、本の目次です。本の目次はいわば記事タイトルの宝庫!ひとつの大テーマを補完するために、どんな要素が必要なのか網羅的に揃っているのが書籍です。
例えば、これは拙著「KYOKO式しっかり学べる副業の学校・アフィリエイト編」の目次の一部です。これを見るだけでアフィリエイトというテーマについてどんなことを話せばいいか一目瞭然じゃありませんか? 他にも、書籍の中で使っている言葉の一つ一つにヒントが隠れています。自分のブログで取り入れられるような軸のキーワードがないか、自分のブログのテーマに関連する書籍は目を光らせて見てみてください。
⑥ 自分の経験から考える
自分の経験から考えることも忘れてはいけません。一概にはいえませんが、多くの場合ペルソナは過去の自分に重なる部分があるはずです。なにも分からなかった頃の過去の自分であれば、どんな記事が欲しかったか?自分の過去の経験から思い出して書き出し、不足なくカバーしていきましょう。1人が悩むことは100人が悩むことですから、自分の過去を深堀ることもとても大事です。
⑦ それぞれの関連キーワードを見てみる
様々な角度から自分のブログテーマに関連する軸のキーワードを見てきました。ブログのテーマに関連する様々な軸キーワードにどんな検索ニーズがあるのか関連キーワードを見てみよう。
- 本業
- 内職
- 兼業
- サイドビジネス
- 個人事業主
- フリーランス
- YouTuber
- 兼業
- 在宅ワーク
- 確定申告
- 副業詐欺
- ネット
- 投資
- 働き方改革
- フルタイム
- 育休中
- フリーランス
- アフィリエイト
- ネットビジネス
- 自己投資
- SEO
- web ライター
- クラウドワークス
- ランサーズ
- 検索ボリューム
- ブログ
- セールスライティング
たくさんありすぎて全てここで説明するのは無理なので、上から「本業」と「内職」を見てみましょう。
まず、ラッコキーワードで「本業」の複合キーワードを一覧で抜き出しましょう。

「全キーワードコピー」から、キーワードプランナーに移しすべての検索ボリュームをチェック。

キーワードプランナーのデータをダウンロードします。
「Avg. monthly searches」の列は、降順に並べ替えすると検索ボリュームの高い順から表示されますよ。
見るべき部分は「キーワード名」と「検索ボリューム」のみで OK です。※赤枠部分同じように「内職」も・・・

の手順ですべての軸キーワードにどんな検索ニーズが眠っているのか調査しましょう。
まとめ
さて次からは、 これらのキーワードをどのようにブログに活かしていくか組み立てていくフェーズです。洗い出したキーワードの全てを、一つ一つ記事にしていくわけではありません。自分のブログに採用するものとそうでないものを取捨選択し整理していきます。
読者満足度のためのブログのSEO設計③コンテンツを組み立てる
ここではブログ SEO 設計として、前回洗い出したトピックを組み立てていきます。
- 関連キーワード
- Q & A サイト
- ライバルブログ
- 関連書籍の見出し
- 自分の体験談
様々な角度からペルソナに必要なトピックを書き出したはずです。
- 本業
- 内職
- 兼業
- サイドビジネス
- 個人事業主
- フリーランス
- YouTuber
- 兼業
- 在宅ワーク
- 確定申告
- 副業詐欺
- ネット
- 投資
- 働き方改革
- フルタイム
- 育休中
- フリーランス
- アフィリエイト
- ネットビジネス
- 自己投資
- SEO
- web ライター
- クラウドワークス
- ランサーズ
- 検索ボリューム
- ブログ
- セールスライティング
そして、これらの関連キーワードと検索ボリュームを洗い出しましたよね。 では、それらをどのような構造に組み立てていけば良いのか?手順を説明していきます。
① キーワードを取捨選択する
たくさんのキーワードが出てきた中で、自分のブログにとって必要なキーワードだけを残し不要なキーワードは削除します。
1-1 自分のブログの目的と合っているか

自分のブログの目的と合っていないキーワードは不要です。例えば、メインテーマを「副業」とするブログで、「副業 言い換え」というキーワードは取り扱う必要がありません。「本業とは」とか「本業 英語」なども採用する必要のないキーワードです。なぜなら、おそらくこのブログの目的は「副業を始めて本業以外の収入を得よう!」ということです。そのブログの中で、副業という言葉の別の言い回しについて語る必要はありませんし、今更本業とは何か?についての情報もいらないと思います。このように、自分のブログのテーマやコンセプトが目指しているゴールと離れているキーワードは除外してください。
1-2 悩み解決×集客できる×売上に貢献するキーワード
基本的にブログに採用するキーワードは次のうちどれかです。


例えば「副業 バレない」というキーワード。これは副業をしたいけどバレないかどうか気にしているペルソナが検索するキーワードですね。もしかしたら、副業禁止の会社で働いているのかもしれません。となると、このキーワードは①のペルソナの悩みを解決できるキーワードであることがわかります。副業軸の関連キーワードの中でも大きな検索ボリュームを占める「副業 バレない」 というキーワードは、 ドメインパワーの弱い新規の個人ブログでは SEO で上がらないかもしれません。ですが、ペルソナの悩みを解決するために必要なキーワードですから、このキーワードは絶対に採用です。他にも「ネットで稼ぐ」というキーワード。検索ボリュームは「1000〜1万」です。このキーワードで上位表示できれば、副業に興味のあるユーザーを沢山集客できそうですよね?
つまり、2番の集客できるキーワードというわけです。売上に貢献するキーワードも外せません。例えば「レンタルサーバー おすすめ」ネットで副業をしたいペルソナであればブログを始めるのは最も王道な方法です。それであればレンタルサーバーは必須アイテムですよね!?悩みの解決もできず・売上にもならず・集客にもならない・・・ そんなキーワードは除外です。
1-3 検索ボリュームのないキーワードは除外

何度も言っていると思いますが、検索ボリュームのないキーワードを除外してください。キーワードプランナーで見た時に月間平均検索ボリュームの欄が「ー」になっているものは検索されないキーワードです。 検索されないキーワードで記事を作っても、 誰にも見られることはありません。cしっかり検索されるキーワードを当てはめて記事を作成しましょう!
1-4 重複キーワードは検索ボリュームの高い方を採用

キーワードを洗い出すと、同じような内容を書くことになるようなキーワードが出てきます。このように、キーワードが重複した場合は、検索ボリュームの高い方を採用しましょう。なぜなら、同義の検索ボリュームの低いキーワードは、検索ボリュームの高いキーワードに内包されるからです。どういうことかというと、検索ボリュームの高い「副業 バレない」で記事を書けば、同時に検索ボリュームの低い「副業 バレる」でも上位表示するということです。

検索してみてもみごとに「副業 バレない」のクエリでは、「副業 バレる」をセットで対策してる記事が上がっていますね。逆に、「副業 バレる」で検索してみても、「バレない」という単語の入った記事が上がっています。

つまり、 Google はこれらを同じ意味のキーワードとして捉えているということです。それであればグルーピングして検索ボリュームの高い方を記事のキーワードとして採用していきたいところですよね。
② キーワードのグルーピング
キーワードのグルーピングはかなり骨の折れる作業です。とはいえこの作業をしないと、コンテンツの重複がなく、しかもペルソナの悩みを綺麗にカバーしたブログを作ることはできません。 そこで効率的に行うために、 洗い出したキーワードをマインドマップでまとめていくのをおすすめします。

このようにキーワードを検索意図ごとにマインドマップを使って分類していきます。
- 複数ある軸のキーワードについてどんなことを書いていけば良いのか?
- またそのキーワードと同義になるような別のキーワードはないのか?
これらのことをマインドマップで整理していきます。もちろん別軸のキーワードの中にも同義のキーワードは隠れています。

例えばですけど、「フリーランス 税金」と「個人事業主 税金」だったら書くことはほとんど変わりませんよね。・・・であればどちらか検索ボリュームの高い方を採用すれば OK です。
2-1 カテゴリーの決め方
ここまでざっと洗い出した軸キーワードを全てカテゴリーにするわけではありません。どんなカテゴリーにするか絶対的な決まりはなく、ブログ作者のさじ加減しだいなところもあります。

①のように軸のキーワードを1つだけにしてミドルキーワードをカテゴリーとして対策していくタイプ。こういうのもあれば、②のように、「副業といえば、こういうのが知りたいよね」とペルソナの悩みベースにカテゴリを決めていく場合もあります。 基本的に情報サイトを作る場合は①のように徹底的にキーワードの専門性を高めていけばいいと思います。
属人性の高いブログを作る場合は、ブログのメインテーマに対して関連する事柄を幅広くカバーしたほうがペルソナの悩みをくまなく解決してあげられるので②がおすすめ。とはいえどちらにしても、カテゴリーを決める時には、その粒度と重複に気をつけなくてはいけません。

こんな感じで、例えばカテゴリーに「記事の書き方」があったとしましょう。ですが「記事の書き方」はあくまでも「ブログ」の中に入る一回り小さなサイズの話です。つまり、カテゴリーに設定するには、粒度が合わないということ。他にも「アメブロ」というカテゴリを作ったとしましょう。そしてこのカテゴリーの中で「アメブロの始め方」という記事を書くとしたら、それは「ブログ」 のカテゴリーにも該当してしまいませんか?
これはカテゴリーの意味合いが重複していることになります。カテゴリーを決める時はブログのメインテーマに対して、ペルソナが知りたいであろう最も大きな悩みの塊を、粒度と重複に気をつけながら2つ〜3つぐらいで始めてみましょう!

2-2 キーワードの階層構造

ちなみに、ほとんどのキーワードは検索ボリュームの高い・大きいキーワードの中に内包されるような形になります。コンテンツが記事の場合は、小さなキーワードは大見出しや小見出し、もっと小さいキーワードであれば共起語レベルかもしれません。検索ボリュームを見ながら、どのキーワードを記事のキーワードとして採用するのか、小さなキーワードはどのキーワードに内包させるのか?
メインキーワード(記事で狙うキーワード)を決める
サブキーワード(大見出しで狙うキーワード)を決める
このあたりは、最初にグルーピングしておくと、記事設計がグッと楽になりますし、重複記事も防げます!

例えば「アフィリエイトとは」という60500の検索ボリュームがあるキーワードには、同義のキーワードとして、ここにあるサブキーワードのようなものがあります。サブキーワードの中でも検索ボリュームが高いものは、大見出しに採用したり、そうでもないなら小見出し(H3以下)や文中に使ったりします。グルーピングしたキーワードは階層に分けてこのように管理表にまとめておきましょう。
2-3 検索意図の確認方法
「どれとどれが一緒なのかわからない。」こう思う方もみえると思います。答えは検索結果に載っています。

こちらのキーワードは検索すると大体セットで出てくると思います。分かりやすくいうと「同じグループ内のキーワードで記事を書くとしたら似たような内容になってしまう」ということです。迷った時は検索結果を確認してみましょう。例えば「アフィリエイト 始め方」と「アフィリエイト やり方」では、上記のように似たような検索結果になっています。今回の例では 、別々のキーワードで4つのコンテンツが被っています。
これぐらいだと別のキーワードで書いてもいいかもしれませんが、70%〜80%同じようなコンテンツが表示されるようだと、別々の記事で書く意味はありません。つまり、同義のキーワードとしてグルーピングしても良いということになります。
③ 内部リンク構造

設計をする意味合いはこの内部リンク構造を整えることでもあります。内部リンクを上手に活用することによって、Googleのクローラーがサイト内を回遊しやすくなりますし、回遊しやすくなることで情報を満足に得ることが出来るようになります。このように、メインテーマを支えるカテゴリーがあり、それらのカテゴリーはトップページと相互にリンクし合います。また、そのカテゴリー内にも、カテゴリーテーマを支える記事があり、カテゴリートップと記事は相互にリンクし合います。さらにいうとカテゴリー内の記事同士もまた相互にリンクしあう関係です。こうすることで、全てのコンテンツが孤立することなく、自由に行き来できる状態になります。それぞれのカテゴリーの専門性も担保されますよね!こうすることで各カテゴリーが Google に評価され、複数のカテゴリーが評価されることでブログ全体が評価されます。この内部リンク構造を事前に設計する意味でも、マインドマップでのグルーピングがけっこう重要になってきますよね。

- カテゴリーのテーマキーワードを支えるために必要な記事キーワード
- 記事キーワードを支えるために必要な関連キーワード(大見出しで使うKW)
こんな感じで洗い出したキーワードを振り分けて整理していきます。
④ 管理シートでスケジューリング
完成した設計は必ず管理シートでスケジューリングしましょう。どんなキーワードで記事を書くのか全体把握しておけば、内部リンク構造も設計しやすいですし、何より計画的に進めることができます。

- 執筆予定日
- タイトル
- ターゲットキーワード
- 検索ボリューム
- サブキーワード
- 共起語
- 記事構成案
- ペルソナ
- 記事のゴール
- 内部リンク
- 記事タイプ
- 記事 URL
項目はご自身で自由にカスタマイズしていただいて構いませんが、私は上記のような項目で管理しています。
読者満足度のためのブログのSEO設計④稼ぐために外せないトピックの完備
①カスタマージャーニーを考えたキーワード選び
ここまでキーワードをいろいろな角度から洗い出してみると、かなりの数のトピック案が出てきたはずです。
などなど・・・様々なニュアンスの物があったはずです。しかしながら無作為に集めてきたトピック達は、どうしてもどこかの要素に片寄ったりする時があります。例えば、ペルソナが必要だと思った記事テーマを集めたはずなのに、「どれもこれもおすすめの人気アイテムを紹介する記事ばかりになってしまった。」とか・・・。
1つのブログでペルソナの悩みを総合的にカバーしようと思えば、そのテーマについてペルソナが抱える痛みの始まりから終わりまでの経緯を考えていかなくてはいけません。

まずは、問題点に気づきます。それはすでに顕在化してる悩みかもしれませんし、ブログ記事をみて潜在的な悩みに気づくかもしれませんね。次に、それがわかったら、その問題点を解決するための具体案や解決法を探し始めます。そして、その方法以外にも類似の方法を必ず比較検討するでしょう。その結果として、 納得すれば何かしらの行動を起こして行きます。この心の段階の全てをブログの中でカバーできるようにしなければ、読書はいちいち検索結果に戻って別の検索キーワードで解決策を探すんです。もし、全てのコンテンツが自分のブログに揃っていれば、ユーザーはそのブログの中だけで全ての悩みを解決することができ、あなたに絶大な信頼を置くようになります。 たとえば、副業をテーマに発信し、ゴールを「副業の学校」というオンラインスクールにするとしたら・・・
上記はあくまで例ですが、こんなキーワードが当てはまるのではないでしょうか?もちろん参考例なので、実際に存在するキーワードかどうかは確かめてませんし、すべて洗い出したらもっともっとあります。ですが、このように、気づき〜行動までの間には様々な心の移り変わりがあり、それに合わせてキーワードも形を変えていきます。初心者はどうしてもわかりやすいキーワードばかりを対策したくなってしまいますが、残念ながらそれは競合も同じ。キーワードだけをベースに考えれば「副業+〇〇」ばかりの記事になりそうですが、それではGoogleのためのブログであって生身の人間であるユーザーの気持ちには沿っていません。ユーザーの悩みに寄ってカスタマージャーニーを考えつつ、まんべんなくトピックを揃えていきましょうね!
②CV記事を用意しよう!

趣味で自分の考えをまとめるだけのブログならいいのですが、ビジネスとしてお金を稼ぐためにブログ運営をしているのであれば、マネタイズ用の CV 記事を作らなくてはいけません。 CV 記事とは収益化用の記事のことであり、 コンバージョン(CV)を目的としたコンテンツのことです。もはや、ゴールから逆算して「この記事に誘導するために、他の記事を作る」 ぐらいの考え方が必要です。
商標記事
商標記事とはその名のとおり、その商品に関する記事のことです。

カスタマージャーニーに当てはめてみると、もう本当に最後の段階なキーワードです。「行動」のフェーズであり、購買意欲のかなり高いキーワードであることがわかりますよね。 もう商品名のことを知っていて、あとほんの少し情報があれば購入したいと思っている状態です。
- 購入する前にデメリットが知りたいのか
- 購入する前に評判が知りたいのか
- 購入する前に価格が知りたいのか
など、こういったところです。

商標キーワードでいくと、評判や口コミは鉄板中の鉄板。おそらく、その商標キーワードの中で最も検索ボリュームの高い複合キーワードが評判と口コミです。他にも、デメリット関係のキーワードも購買に繋がりやすいです。なぜなら、これらのキーワードは購入した後の失敗を防ぐためのキーワードだからです。人は、とにかく損失を回避したい生き物です。購入してから失敗したくないんですね。だから、買う前に悪い口コミをチェックしたくなるし、本当に買っても大丈夫かどうかデメリットを先に知っておきたいんです。このような購入までの障壁を取り除いてあげればすぐに成約するキーワードですから、積極的に記事を作っておきましょう。
悩み系の記事
悩み系の記事は集客にも使えますし 、収益化用にも使えます。

例えばこんなキーワードとかは、何かに悩んでいるキーワードですよね。何かに悩んでいて物事を解決しようと思っている時に打つこのようなキーワードは、解決策として適切な商品を提案すれば売れます。もちろん、無理やり何かの商品をアフィリエイトする必要はありません。集客用として悩みを解決してあげて、 別の CV 記事に自然に遷移させてあげるのも親切です。
初心者用記事
初心者用の記事も実はかなり商品が売れます。


例えば、はじめ方とかやり方・作り方・手順など。これから新しく何かに挑戦しようと思っている人が打つキーワードです。こういうキーワードで記事を書くときには、 必ずその流れの中で必要なものを提案するフェーズがあります。例えば「ギターの始め方」で記事を書くとすれば、 その手順の中でアンプをおすすめするかもしれませんし、おすすめの本の話も出るかもしれません。何かを始める時は準備が必要ですし、それらをそろえるためにお金がかかるものです。ですから初心者用の記事は、 ブログの中でもかなりの稼ぎ頭になるでしょうね。
CV記事の割合
稼ぎたい気持ちが強いと、どうしてもお金になる CV 記事ばかりを作りたくなります。ですが、その割合が多くなればなるほどブログの売り込み感は強くなるんですね。

割合としては、これぐらいで十分です。そもそもメジャーなキーワードで収益性の高いキーワードは、 おそらく SEO で上位表示するのはなかなか難しいでしょう。だからこそ、悩みの明確なロングテールキーワードから集客し、ブログ内で内部リンク経由で収益化記事(CV記事)につなげていきます。ですから、そんなにたくさん収益化用の記事はいらないということです。ブログの中でも収益化記事はとっておきの記事ですから、「これ!」というのをいくつか作っておき、 集客記事からの導線を作りましょう。
ブログ記事・2つの役割を使い分けよう!
ブログは自分のお店で、記事はスタッフだと思ってください。

集客コンテンツ
集客用のキーワード

集客用コンテンツを作るためのキーワードは、認知「attention」、興味・関心「interest」に該当するものを選びます。
集客用にはこんなキーワードも
- 悩み系キーワード:「アフィリエイト 稼げない」など悩みを解決したいキーワードです。
- トレンドキーワード:「コアアップデート 5月」など、その時の速報を知りたいようなキーワードです。


語数の少ないキーワードは検索ボリュームが高い分、書くことも多くなり上位表示するのが大変です。語数の多いキーワードは、検索意図が具体的になります。その分、検索ボリュームは低くなりますが、書く内容も限定的になるのでたくさんの記事を作ることができます。

もしかすると、そのロングテールキーワード次第では、集客用ではなくその記事自体でCVしてしまうものも多くあります。※検索意図がはっきりしているため
集客記事の役割
購買意欲<悩みの解決(何かを知りたい)集客記事で検索結果の上位を取ることができれば、その記事にたくさんの人を集めることができます。記事内にはアフィリエイトリンクや自社(個人)商品のコンバージョンリンクなどは置かず、収益化用のコンテンツに内部リンクで誘導するのです。
SNSでテスト投稿
集客コンテンツを作る際のキーワード選びに困ったら、 Twitterで反応の良かった投稿をキーワードに置き換えてコンテンツを作ってみましょう。

例えばこちらの投稿であれば、キーワードに置き換えると以下のようなキーワードで記事が書けそうですよね。

検索ボリュームがなければ SEO からの集客はイマイチかもしれませんが、 Twitter で反応が良かったのであれば、記事にしてツイートすればたくさんの人が来てくれるはずです。このように、反応をテストすることもできるので、ブログをやるなら同じテーマで SNS と掛け合わせてみましょう。
収益化コンテンツ
収益化用のコンテンツは 、その名の通り売上を発生させるページのことです。アフィリエイト記事なのか自分の商品を紹介する記事なのかはわかりませんが、キャッシュポイントとなるコンテンツです。収益化用のコンテンツにどのように人を集めるか?は、絶対的に SEO である必要はありません。収益性の高いキーワードは SEO で戦うと競合が強く、ゴリゴリのアフィリエイトサイトにはなかなか敵いません。※SEO対策を強くかけてくるため。そのため、 SEO ライティングをせずシンプルに売り物を紹介するページ(記事LP)として作成し、集客記事から内部リンクで人を集める方法もあります。もちろんお宝キーワードがあれば SEO で上位表示を狙っても構いません。
収益化用のキーワード

収益化用のキーワードは、購買意欲の高いキーワードになります。
- おすすめ
- 比較
- 人気
- ランキング
- 商標キーワード全般
このようなキーワードは「すでに購入を考えている人」が検索するキーワードですよね。これらのキーワードで上位表示できればCVR(成約率)は非常に高いものになります。この中でも特に、CVRの高いキーワードが商標キーワードであり、案件によりますが10クリックに1回購入されるような肌感があります。(CVR10%)※商標キーワードは「商品名+〇〇」のキーワード
まだ購入する商品は決まっていないけど、その商品ジャンルの中でどれにしようか迷っている人が検索するキーワードが「おすすめ・ランキング・比較・人気」です。自分のニーズと商品のメリットが合致すれば購入する可能性が高いキーワードですよね。この他にも、いっけん購買には結びつかないような一般キーワードや欲求充足系キーワードは収益化させることができます。例えば「レンタルサーバー 失敗」なんていうキーワードで商品が売れるとは思いません。ですが、失敗談をコンテンツ化し「こちらのレンタルサーバーだったらデメリットが解消された」とすれば商品は売れます。意外とネガティブキーワードというのは、 不安要素を解消した後のCVR(成約率)は高いものなんですよね。他にも例えば「アフィリエイト 稼ぎたい」のような欲求を表すキーワードも収益化が可能です。
「収益化を目的とするなら無料ブログではなく、レンタルサーバーを借りて自己所有のメディアを運営しましょう」
このようにすれば自然な流れでレンタルサーバーを紹介することができますよね。
収益化記事の役割


収益化記事の役割はキャッシュポイント(利益を生み出す場所)です。
- アフィリエイト記事
- 自分のサービス紹介のページ
このように、アフィリエイトリンクを含む記事や、アフィリエイトリンクではないけれど自分の商品やサービスを紹介するページなどですね。このような収益化を目的とした記事をブログの中にいくつか作っておきます。

割合としては全体の1割から2割が良いでしょう。もちろん収益化記事の割合を増やしても良いのですが、ブログは作者自身に価値をつける場所。売り込み感が強くなってしまうのは少しデメリットかもしれません。その辺りはご自身のさじ加減で調整してください。
収益化コンテンツへの人の集め方
収益化コンテンツへ人を集める方法は2つあります。まずはキーワードで狙う方法ですね。「このキーワードは売れる」そんなキーワードで SEO を意識した記事を作り検索結果で上位表示させて集客します。ただし何度も言うように、収益性の高いキーワードは競合が強いです。もし収益化用のコンテンツに SEO 集客を考えるのであれば収益性の強いロングテールキーワードを探してみましょう。アクセス数こそ少ないかもしれませんがCVR(成約率)が高ければ問題なしです。収益化用のコンテンツをキーワードで上位表示させる必要は絶対ではありません。

例えばこのように自分の商品やサービスを紹介するページではキーワードが当てはまらないこともあります。しかし、それはそれで問題ありません。集客用のコンテンツでブログに人が集まれば興味のある人はそちらのページに流れます。また、キーワードを狙ったアフィリエイト記事も、必ずしも上位表示する必要はありません。

例えば、このような記事であれば「転職 おすすめ」といった超強いキーワードで対策しているわけです。転職の特化サイトでもない限りこのキーワードで上位表示するのは至難の技です。ですがこちらの記事も、内部リンク経由で人が集まれば問題ありません。 このような収益化用のコンテンツに関してはバナーを作ってサイドバーに置いたり、記事下でCTA(コールトゥーアクション)を使い誘導しましょう。

ブログ内でCVする流れ
ブログを収益化させるために必要なのが収益化用のコンテンツです。このページに人が流れてCV(成約)するからこそ収益が発生するのです。このページに人が集まる2つの方法をまとめておさらいしましょう。

1つ目は検索結果から集客用コンテンツにユーザーを集めて、悩みを解決してあげてから収益化コンテンツに内部リンクで流すタイプ。こちらは収益化コンテンツがSEOで上位表示する必要はありませんよね。内部リンクで人を集めるので。そう考えるとこちらのパターンでは、収益化記事をSEOライティングする必要すらありません。

2つ目のパターンでは、収益化用コンテンツ自体をSEOで上位表示させて集客しこのままCV(成約)させます。ダイレクトに購買意欲の高いキーワードで検索してくるのでCVR(成約率)は高いのですが、収益性の高いキーワードはSEO難易度が高いのです。儲かるキーワードですから、ゴリゴリのSEOアフィリエイターがライバルになってきます。
SEOにも強くユーザビリティーも高いまとめ記事
ここでは、SEO にも強くユーザビリティも高いまとめ記事について学習していきましょう。
キーワードの対策分類は自由
まず、前提知識として、キーワードの対策分類のお話をしましょう。1つの記事・・・つまり1つのキーワードを対策する際でも、そのキーワードの検索意図が広ければ複数のキーワードを網羅的に対策していきます。

例えば1語のビッグキーワードであれば検索意図がめちゃくちゃ広いのが分かりますよね?

色々あって分かりにくく、網羅的にカバーしようと思うと膨大なコンテンツ量になりそうですよね? しかしながら 、SEOの観点でいえば “あるトピックに対して複数の検索意図をもれなく解説してあげること” がユーザビリティであり SEO の評価になります。 そうなると取れる対策は以下の2つに分かれます。

前者は、複数のキーワードを1記事で徹底的に書き上げるスタイルになるので、当然かなりの長文になります。1つの記事内にたくさんのキーワードが対策され、文字量も多くなれば共起語や関連語も潤沢に含む1記事になるのはメリットかもしれません。とはいえそれは Google のクローラーが、キーワードやテキストだけを見た時のスコアの話です。昨今 SEO で最も重要視されているユーザビリティの面においてはどうでしょう?スマホユーザーが急増している現在、やたらと縦に長い記事は、機械的には評価されるかもしれませんがユーザーには嫌厭されそうです。
一方後者は、複数の検索意図を持つ1つのトピックに対して簡潔にまとめ、「深掘りした個別の記事を用意したので必要であればどうぞ!」とばかりに内部リンクで誘導します。そうすることによって記事の長さはコンパクトになり、ユーザーにとっても「必要な部分だけ深掘りした個別の記事でじっくり読む」といった選択肢が与えられます。ユーザビリティが高いのは圧倒的に後者の方です。SEO 的にも関連性の高い内部リンクで互いを繋ぎ合うことで検索意図を補完することができます。
まとめ記事とは

まとめ記事とは、あるトピック(事柄)に対して複数の記事で内容を補完するタイプの記事を言います。海外ではまとめ記事をピラーページと呼び、 それに付随する個別記事をクラスターコンテンツと言います。それらを総称してトピッククラスターと呼びます。特徴としては以下のようなポイントがあります。
- まとめ記事は検索ボリュームの高いキーワードで作る
- 関連するキーワードについて広く浅く取り扱う
- カテゴリーページとまとめ記事は違う
- まとめ記事はSEOで評価されやすい
①まとめ記事は検索ボリュームの高いキーワードで作る
まとめ記事は、検索ボリュームの高いキーワードで作ります。なぜならまとめ記事の目的は、1記事で対策すると記事が長くなってしまうのを利便性の観点からコンパクトにすることだからです。まとめられるほど関連性のあるトピックがないような小さいキーワードではまとめ記事は作れません。内部リンク先の数が集まらないからです。
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「ダイエット 足 夏まで」
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このような局所的なキーワードでまとめ記事を作るとしても、深掘りしなくてはいけない別の項目が特にありません。2000〜3000文字程度の1記事で十分網羅的に解説できてしまいます。しかし、「ダイエット 食事」という広いキーワードならどうでしょう。検索ボリュームは高く、その検索意図も広いので解説することはたくさんあります。このようなキーワードであれば1記事ですべて対策するよりも、まとめ記事にして個別に深掘りしてあげたほうが親切というものです。
②関連するキーワードについて広く浅く取り扱う
まとめ記事では関連するキーワードについて広く浅く取り扱うことになります。

例えばこのように「薄毛 女性」というトピック(事柄)について、検索ユーザーが知りたいであろう内容を全てまとめてあります。ただ、すべて1記事にテキストで書き切ってしまうとかなり長文になってしまうので「詳しく深掘りした記事はこちら」といった意味で内部リンク集を作っています。 ですから、まとめ記事自体のテキスト量は、全てをテキストで対策した場合に比べれば少なくなります。そうは言っても、まとめ記事の対策キーワードによってはテキストだけで5000文字から10000文字になることも考えられます。※もちろんそれ以上も。
③カテゴリーページとまとめ記事は違う
まとめ記事は厳密にいうとカテゴリーページとは違います。
- 「内部リンク集なんだから同じじゃないの?」
- 「まとめページはカテゴリに属さないの?」
このような疑問が出てくるはずなので答えていきます。まとめ記事のカテゴリーページは確かに同じ内部リンク集ですが少し違います。
カテゴリーページは、 まとめ記事に比べて広い範囲を分類した物になります。そこに、カテゴライズされる記事は原則的に複数のカテゴリーにまたがることはありません。内部リンクもテキストも少なく無雑作に並べられている印象です。こんな感じに。

※とはいえカテゴリーページにテキストを施してまとめ記事風に仕上げることもできます。
この辺りは作者のさじ加減。一方、まとめ記事は、カテゴリーページよりも限定的なトピックを取り扱います。まとめ記事単体でも一通りの事が分かるようにテキストでの解説も合わせて行い、内部リンク集が添えられています。まとめ記事に配属される記事に関しては、複数のまとめ記事に同時に属すことができます。まとめ記事はあくまでも主観的にキュレーションしたものですから、 SEO的な階層構造は関係ありません。よって、1つの記事が複数のまとめ記事に属することもあり得ます。ちなみにまとめ記事自体も何かしらのカテゴリーに属しますよね。 (あくまで大きなキーワードを対策した1記事だから)
④まとめ記事はSEOで評価されやすい
まとめ記事は、 SEO で評価されやすい傾向があります。1つの記事に長文で対策するのは機械的にみれば関連キーワード数が多くなるので良いように見えますが、ユーザビリティはよくありません。ユーザビリティが重要視され始めた昨今では、コンパクトにまとめられたまとめ記事の方がユーザー満足度が高くなるのでしょう。ひとつ事例をお見せしましょう。KYOKO BLOGで「アフィリエイト 種類」というキーワードで対策されたカテゴリがありました。当初はただカテゴリーを組んでいただけで、そこに属する記事がブログカードとして並んでいるだけのものでした。2019年3月に、アフィリエイトの種類についてテキストで解説しつつ内部リンクで個別ページに流し補完するような構成のカテゴリーページに変更しました。※カテゴリーページをまとめ記事風にしたということ。すると、ユーザビリティが改善されたのか、トラフィックが増え順位も急上昇し常に上位表示をキープできるようになりました。
現在こちらの記事は削除されていますが、このようなまとめ記事は直帰率が通常の記事に比べて驚くほど低く滞在時間も長くなります。サイトの中でハブのような役割を持ちますから、ユーザー行動の数値にも影響しサイト全体の評価を底上げする効果もあると思っています。
まとめ記事の作り方
まとめ記事を作る際は「内部リンク先の個別記事」から作るのではなく、まとめ記事から最初に作っていきましょう。最初はリンクの飛び先がない状態ですが、後々作って行けば良いです。手順としては以下の通り。
- トピックを決める
- トピックに関連する個別記事を決める
- テキストで解説する
- 内部リンクを入れる
①トピックを決める

まずは、まとめ記事にするトピックを決めましょう。対策するキーワードは、検索意図の広いミドルキーワードからビッグキーワードを対策します。サイト全体で広いテーマを扱う場合、複合キーワードでもかなりの検索ボリュームをもつパターンが多いでしょう。例えば「ダイエット」という巨大なキーワード(検索ボリューム368000)をテーマにサイトを作るとしたら、複合キーワードだけでも相当なまとめ記事が作れそうです。

「ダイエット 運動」このミドルキーワードに関してでさえ関連するキーワードが580件もヒットするんです!おそらく検索ボリュームも10万超えでしょう。そんな検索ボリュームの高い複合キーワードを1記事で対策しようと思えば、とてつもなく縦に長い記事になりますね。そのようなキーワードに関してはまとめ記事にするわけです。
②トピックに関連する個別記事を決める
そのトピックに関連する個別記事を決めていきます。

今回は、キーワードが大きすぎるのですべては出し切っていませんが、簡潔にいうと例えばこのような形です。このミドルキーワードを検索するユーザーが知りたいであろうトピックを洗い出します。わかりやすいのはロングテールキーワードを拾うことですね。

ある程度検索ボリュームのある複合キーワードであれば、ラッコキーワードにかければ3語のロングテールキーワードが出てきます。 今回は「ダイエット 運動」に関連するロングテールキーワードが580個出てきました。※複合キーワード自体が大きすぎるからですね。本来であればこの複合キーワードのみで1つのブログテーマになりそうですが、出てきた580個のロングテールキーワードをすべて個別記事で対策する必要はありません。この中で最もユーザーにとって必要だと思うキーワードを選んで対策していきましょう。ロングテールキーワード以外にも、軸キーワードはズレますが Yahoo 知恵袋などからユーザーにとって必要な個別記事を探してきてもOKです。
③テキストで解説する
まとめ記事で解説する個別記事のキーワードが決まったら、それらをH2( 大見出し )に含めつつまとめ記事の構成を作ります。

見出しの下に説明を加えて深掘りした個別記事へ内部リンクを送ります。
④内部リンクを入れる

まとめ記事と個別記事は、相互に内部リンクし合うメッシュ型で構成していきます。この内部リンク構造により回遊率が上がり、ユーザーが長い時間サイトに滞在することになります。 複数のまとめ記事がある場合は、なるべくまとめ記事間の内部リンクは避けた方が良いでしょう。グループ内で内部リンクを回し合うほうが関連性が強固になり、 Google に「専門的だ」と伝えることができるからです。
記事設計①検索意図の最適解はSERPs【検索結果】にあり
ここでは、記事設計する際の検索意図の最適解を見つける方法について学習していきます!1つのキーワードにとって、最適なコンテンツの答えは何か?SEOで上位表示するために大切な検索意図の最適解は、既に検索結果(SERPs)を見ればわかります。上位表示しているサイトは100%か90%かわかりませんが、そのキーワードで書いている記事の中で最も適切な答えを返せているサイトです。試しに1ページ目に表示されているサイトと4~5ページ目に表示されてるサイトの内容を見比べてみましょう。
ページ数が進むにつれ、
・「や、そんな事聞きたいわけじゃないから」
・「わかるんだけど、答えとしてなんかスッキリしない・・・」
こんなサイトが立ち並んでいるはずです。極端な話、「頭痛」について調べているのに入ったサイト内では「腰痛について書かれていた」では絶対的に上位表示しないんです。検索ユーザーが打ったキーワードに対し、なぜ?を繰り返して見ましょう。そこを突き詰めて隅から隅まで、欲しい答えを拾って行く。1位のサイトよりも更にユーザーに親切になれた時上位表示します。
①調べたいキーワードを検索してみる
というわけで、まずは狙っているキーワードで検索結果を見てみることから始めます。ちなみに、今回のお題のキーワードは、「ニキビ 男」というKNOWクエリのボヤッとしたキーワードです。このキーワードを検索する人の検索意図は何パターンかありそうですね。

ぱっと思いつく感じでこんな感じでしょうか。これはあくまでも私の「〜こんな感じだろう」と言う主観の検索意図になります。サイトを作っていく際にはこの「〜だろう」という主観や憶測は一切不要です。ここを、データをもとに論理的に確認していく必要があります。
さて、Google先生はどのような検索意図を最適解としているのでしょうか・・・

検索結果が変わる場合もあるのでキーワードをひっくり返したものも検索します。
「ニキビ 男」「男 ニキビ」の検索では、このような検索意図のサイトが上位表示しています。公式・アマゾンや楽天などのショッピングサイトを除けば、
・ニキビができる原
・ニキビができたときの対策
・ニキビができる部位に関するコンテンツ
この3つに分けられるかと思います。さらに、注目すべきは「大人ニキビ」という文言がサイトタイトルに入っているものが目立ちます。ということは「ニキビ 男」と検索する人は、大人の男性が多いのでしょうか・・・確認していかなくてはいけません。
②関連キーワードも参考に
Googleの検索結果の最下部に出てくる関連キーワードは、検索したキーワードと関連性の深いキーワード、またはそのキーワードで検索したけど求めている答えがなかった場合に再検索した際のキーワードが載っています。
お題のキーワード「ニキビ 男」でいうと、以下のようになります。

上位表示していたサイトの内容は
・ニキビができる原因
・ニキビができたときの対策
・ニキビができる部位に関するコンテンツ
だったので、もしかすると上の3つに分類されない「思春期 ニキビ 男」や「ニキビ 男 高校生」あたりのキーワードは再検索された可能性がありますね。上位表示しているサイトには足りないコンテンツということです。再検索キーワードはこちらでも確認することができます。
「Extract People also search phrases in Google」こちらの Chrome 拡張機能を使うと Google 検索で再検索ワードを見ることができます。
拡張機能
再検索キーワードは、検索して答えを得ることのできなかった検索ユーザーがもう一度検索しなおしたキーワードですので必ずチェックしておきましょう。
③SERPsの網羅は必須 +α を心がける

記事設計する際に、トピックとして組み込む必要最低限のものとしては【上位表示している(1ページ目)のサイトの検索意図の全て】です。「ニキビ 男」でいけば、原因・対策・部位に関するコンテンツは、必須トピックということです。さらに、関連キーワードで出てきた、キーワードをよく見てみると3つの必須トピックのそれぞれに振り分けられることがわかるはずです。前述した通り、上位表示してるサイトにはないトピックである「思春期の男子の為のニキビの情報」は、検索者がどうしても知りたいため再検索した可能性があります。上位サイトの抜け漏れトピックなわけです。ユーザーに再度検索させる手間を省かせてあげるためにも、ここはぜひトピックとして入れたいところです。
ただただ上位表示しているサイトの書いていることを網羅するだけではなく、検索ユーザーの本当に知りたい事を網羅するためにもライバルサイトにはない【+α】を見つけていくことは大切です。その【+α】の潤沢な、かゆいところに手が届く1記事を作るためには、これだけでは不十分です。すべてのキーワードを洗い出し網羅していく作業に移ります。
記事設計②キーワードを網羅する方法
ここまではGoogleの検索結果に表面上出ているキーワードや、SERPsから見た「ニキビ 男」の検索意図を整理してきました。しかし「ニキビ 男」に関連するキーワードはこれだけな訳がありません。それを無料のツール(ラッコツールβ版)を使って全て洗い出していきます。
①キーワードのグルーピング
ラッコツールで洗い出したキーワードを上位表示しているサイトのコンテンツ傾向別に分類しました。

分類してみると、やはりこれらにまつわるキーワードがほとんどです。これは確認の意味もありますし、実際その検索意図に対しどんなことを書いていけば良いのか深掘りする意味もあります。例えば【場所】についての検索意図には、顔だけでなく体にできるにきびや、生え際にできるにきびについてのニーズもありそうです。
【年齢】についても、上位表示しているサイトがテーマにしている「大人ニキビ」だけではなくやはり「思春期ニキビ」などの若年層のニーズも多くありました。

実際に確かめてみると一目瞭然ですね。
②競合サイトの見出しをリサーチする
①で検索結果の全体をザッと確認した際に、 このキーワードでの大体の方向性はわかりました。

さらに、競合サイトの記事内でどのような見出し構成なのかをチェックしていきます。Bラッコツールの見出し抽出を使いましょう。
見出し抽出

競合サイトのH2やH3の構成が全て分かります。見出しにどのようなキーワードが含まれているかチェックしましょう。文字数も分かりますので、コンテンツボリュームの目安になりますね。上位10位(1ページ目)に表示されているすべての競合サイトの共通見出しは必ず自分のサイトにも対策しましょう。※同じ文言は駄目です。「見出しで対策されているキーワードや観点を対策する」という意味です。
③上位サイトのコンテンツ傾向に該当しないキーワードの分類について
実は、ラッコツールで洗い出したキーワードは、上記のマインドマップにまとめた以外にもありました。
・商品系のキーワード【オルビス ニキビ 男・男 ニキビ ランキング など】
・恋愛系のキーワード【ニキビ 男 モテない・デート ニキビ 男 ・ニキビ 男 どう思う など】
「ニキビ 男」と検索する人の中には、男ニキビに効く商品を探している人もいるようです。また、意外にも恋愛系のキーワードが多くありました。ですが、今回それらのキーワードをこの「ニキビ 男」の1記事にまとめるか否か迷いました。検索意図としては、上記2つのニーズも確かにあるのですが、検索してみると「ニキビ 男」で検索した結果と、上記2つの検索結果では明らかに違うサイトが表示されたからです。
つまり何が言いたいかというと、Googleはその2つを違った検索意図と認識しているということなんですね。「それなら個別のページで書いたほうがよい」いうのが個人的な考えなのですが、実際どうするかはもう少し確認作業が必要です。
記事設計③ユーザーニーズの深掘り
ここまではあくまでもキーワード単位で、検索意図を読み取り整理してきました。でもそれって、どちらかと言うと表面的なニーズ(顕在ニーズ)だと思うんですね。では、もっと深いところではどんなことに悩んでいるのか?本人も気づいていない隠れたニーズはないか?つまり、潜在ニーズですね。ここを深掘りして探してみたいと思います。
知恵袋から探す

こうしてみると、若い男性の悩みが多いですね。2ページ目3ページ目も同様に若い男性の投稿が目立ちました。内容はやはり「原因と対策」が圧倒的です。では、なぜ若い男性がニキビを気にするのでしょうか?答えはこの投稿が物語っています。
キーワードの洗い出しの際にも、恋愛系のキーワードがたくさんありましたね。

なぜ、若い男性がニキビを気にしてきれいな肌を保ちたいのか?それはやはり、思春期独特の悩みである「恋愛」に深いニーズがあるからですね。

記事設計④必要なトピックを整理して記事設計する
ここまでである程度記事に必要なトピックの内容は出揃いました。
・原因
・対策
・予防
・年齢(大人ニキビ・思春期ニキビ)
・場所
・恋愛
これらを整理して、構成案を仕上げていきます。
キーワードを意識して見出しを作る

さっきマッピングしたキーワードを参考にしながら見出しを作ってみます。

このように、マインドマップの【原因パーツ部分】のキーワードにまんべんなく触れて整理しました。パーツとしては、マップ上4つの種類がありましたが、【場所】と【年齢】に関しては書く内容としてもやはり原因と対策についてになると考えました。
・年齢別の男ニキビができる原因と対策
・場所別のニキビができる原因と対策
なのでこの【原因パーツ】に【場所】と【年齢】の観点を含めつつ構成します。ここは原因について触れる箇所ですが、軽く対策についても触れておき、次の【予防と対策パーツ】で詳しく具体的に解説することを示唆します。

【対策・予防パーツ】では大きく分けると3つの対策に分けられると思います。

・食事や睡眠などの手軽に始められる対策
・洗顔や化粧水などのスキンケア
・病院などのクリニック
言ってみれば心理的な段階を表しているようですね。そのことを加味して3つのstep形式で構成しました。

キーワードを見る限り読者が知りたいのは
・ニキビがあっても恋愛対象になるのか?
・ニキビがある男性をどう思うのか?(きもい・汚い・清潔感はどうか・嫌われないか)
上記2点になると思います。この2点について作者である私が、「こう思う」という主観を述べてもおそらく読者は喜びません。もっと一般的な意見が聞きたいでしょう。なので私がもしこの記事を本当に執筆するのであれば、ここのパーツはランサーズやクラウドワークスにてアンケートをとりオリジナルコンテンツを作成します。このようなコンテンツを載せる際は、アンケートを取った女性の年齢なども記載しておくといいですね。
そして、次はここの部分ですね。

この部分に関しては、「クイックケア」と称して応急処置的にニキビやニキビ跡を目立たなくする方法(コンシーラー・ファンデーション)の上手な使い方・ニキビの隠し方について解説します。見出し帯を出る際は、洗い出したキーワードも含めつつ作ってみましょう。共起語なんかも参考にしつつ、必要であれば見出しに含めたりします。

ラッコキーワードは共起語も確認できます!
✅ https://related-keywords.com/
【まとめ】フローリスト
ここまで説明してきたように、全体的なキーワードに触れながら「ニキビ 男」の検索意図を満たすと次のような構成案ができます。

かなり工程数が多いのでフローリストを用意します。

「ニキビ 男」というキーワードにまつわる関連キーワードや、ユーザーが再検索してまで知りたかった事を自分の記事にまとめることで、どの記事よりもユーザビリティーが高くなります。普通の人は、構成案を作る際におそらくここまではしないでしょう。でもだからこそ、そこまでした記事は上位表示されます。ユーザーの検索する手間を極限に省かせた1記事こそ最高のSEOだと考えています。何故なら、Googleの理念は「ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。」だからです。
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