反論を潰す
①心の声をよむ
文章を読むときには、何かしら心の中で思うことがあるはずです。その心の声を読みつつ、疑問を残さないようにライティングすることを心がけます。

このように、心の中で疑問の声が出るはずです。
その疑問の声を先回りしてランキングしていきます。

ユーザーが心の中で唱えるであろう疑問の声や反論に先回りして答えることで、読み手としても腑に落ちるのではないでしょうか。
②5つのWHYを考える
WEBライティングの中でも特にモノを売る時に使うセールスライティングでは、5つWHYを考えていきましょう。

人は商品を購入するなどの「行動」を起こす時、何かしらの理由がなくては動きません。
例えば、りんごを売りたいとしましょう。

順番はこの通りである必要はありませんが、 これらの要素を先に考えて答えていくだけで CVR(成約率)は、 高くなります。
セールスライティングをする際はぜひ活用してみましょう。
使用するエリア

読者の反論や疑問が出てくるのは、ほとんどの場合「本文」です。
まれにリード文でも使うことがあるかもしれませんが、記事のテーマに具体的に向き合っていく場面でこのテクニックは使えます。
5W1Hを意識する
5W1Hを意識したライティング
5W1Hを意識したライティングは「文章そのものに各要素を入れていく」というよりは、最初に「5つの要素を確定しておく」といったイメージが近いでしょう。

【ライティングを始める前にペルソナ設定を明確にしておく】
これと同じようなニュアンスで事前決定事項として5W1Hを使います。
それによって、文章そのものにも明確さや説得力がうまれ、そしてつじつまの合う文章が書けます。
Who(誰が)
- 誰に伝えたいのか(ペルソナ)
- 誰が伝えるのか(自分の権威性など)
ライティングする前に記事テーマに合わせたペルソナ設定をします。
誰に向けた記事なのか?
その内容を伝える自分は一体誰なのか?
この辺りのことを明確にしましょう。
What(何を)
- 主題は何か?
その記事では何を伝えたいのか?
文章の中心となる主題を明確にしておきましょう。
Why(なぜ?)
- なぜそれを伝えるのか?
- 主題はなぜなのか?
なぜそのテーマを取り上げるのか?
その理由など、記事の本文で詳細を埋めていく部分ですね。
When(いつ)
- いつ伝えるか
- いつ必要なのか
- いつ行動するべきなのか
Web ライティングをする上での最終目的は「行動」です。
「登録」なのか
「購入」なのか
「リピート」なのか
そのあたりはわかりませんが、最終的に何かしらの行動につなげることが目的です。
その目的はいつ達成されるべきなのか?
セールスライティングなどであれば、期間限定などの情報を添えるのもWhenにあたります。
Where(どこで)
- どこで伝えるのか
- 文章のどの辺りで伝えるのか
- どんなプラットフォームで伝えるのか
記事を書く際のテーマが決まり、ペルソナが明確にイメージできたら、文章の内容もあらかた決まってくるはずです。
それはどこで伝えるのでしょうか?
文章の冒頭で伝えるのか、最後まで読みきったあたりでCTAとして伝えますか?
物事を伝える時には順序も大切なので、そのあたりも考えておくと良いです。
How(どうやって)
- どうやって伝えるか
- どうやって行うのか
その主題はどうやって伝えていくのかも考えておきましょう。
畳み掛けるように説得していくのか?
それとも自分の体験談を語りつつ、話しつつ共感を誘うのか?
本講座でも読者の心にどのようにアプローチしたら良いかのコンテンツがたくさんありますので、どのタイプの伝え方でライティングするのかは考えておきましょう。
使用するエリア

記事を書き始める事前の決定事項として5W1Hの要素を考えたとき、それは記事全体に適用されるものです。
何の目的で
誰に向けて
どんなことを伝える文章なのか
この点を事前に明確にすることによって、文章をそのものにも明確さがあらわれるからです。
スモールコピーを使う
イメージや印象を司る文章、キャッチコピーがタイトルや意味に使われる部分であるなら、スモールコピーはコンバージョンエリア(ボタンやリンク、フォームなど)に添える小さな一文です。


読者の行動に結びつく箇所の周辺にマイクロコピーは有効です。
そのたった一言があるかないかで、ボタンを押すか押さないか決まってしまう・・・
最後に背中をそっと押してあげる一言、それがスモールコピーです。
マイクロコピーの使用
インターネット上で人が行動を起こさない理由を一言で表してしまうと
「めくんどさいし、よくわからない」
これが圧倒的だと思います。
厳密にいうともっとあると思いますが、概ねそんなところです。
このように心理的にブレーキがかかった状態では行動を起こしてくれません。
そこで顧客の心理的な抵抗をスモールコピーで取り除いていきます。
- 時間のリスクを回避する
- 価格のリスクを回避する
- とにかく分かりやすくする
- 簡便性をアピールする
①時間の危険を回避する
ネットユーザーは基本的に忙しいものです。
時間のかかるものを嫌煙する傾向がありますから、 その心理的抵抗を解くスモールコピーを添えてみましょう。
- 1分で登録
- 即日可能
- 登録不要
②価格のリスクを回避する
商品を購入する際に最初に検討するのは価格ではないのでしょうか。
価格面のリスクを回避するスモールコピーには、典型的なパワーワードを使うとCTRが高くなります。
特に、そのようなパワーワードは文頭に持って来ましょう。
- 無料で登録
- 50%OFF
- 全額返金保証付
③とにかく分かりやすくする
ネットの世界では分かりにくいことは最高悪です。
とにかくパッと見て何なのか分かりやすくすることが重要です。

このように、スモールコピー自体をわかりやすくすることも大切で、商品自体がわかりにくいようなものであれば、そこを解消するような言葉も有効です。
④簡便性を申し込む
手間がかかったり面倒くさいものは、なかなか行動を起こしてもらうことができません。
そんな時は簡便性をアピールするスモールコピーを添えてみましょう。
- LINE登録だけで完結
- 読むだけでわかる
- いつでも解約 OK
使用するエリア

スモールコピーを使うエリアは「本文」です。
何かしらの行動を促す文章は本題に入ってからの方が多いです。
ですが、まれにリード文のエリアでも行動を促す場合があるでしょう。
購買系のキーワードで記事を書く際では、冒頭にリンクを置くこともあります。
そして、内部リンクやページ内リンクなどから読者を遷移させたい場合もあるかもしれません。
デメリットの提示をする
悪い情報は先出し
人は、後に聞いた情報が深く印象に残る生き物です。

前者は良い印象で終わり、後者は悪い印象で終わっています。
商品のデメリット等を述べる場合は、フェアに記載をしつつも情報は先出しにすると良い印象で終われます。
使用するエリア

デメリットの提示は、主に本文エリアで行います。
主題に対する理由やその詳細を埋めていく過程で、良い情報ばかりを並べるのではなく悪い情報も誠実に開示していきましょう。
その際には悪い情報は先に出し、良い情報で締めくくると印象が悪くなりません。
信憑性を高める
信憑性を高める
①実際に体験する
実際に体験した情報は、オリジナリティーが高く信憑性が高いものです。
オリジナリティの高い一次情報は Google からの評価も期待できます。
実際に体験して分かった悪い情報も正直にコンテンツにする事で、更に信憑性を高める事ができますね。
②権威性を持たせる
権威性のある人が書く記事は、何よりも信憑性が高いですね。
このような権威性は、リード文中に入れることでその後の文章の信頼度が変わってきます。
「この人が言うんだから・・・」そう思ってもらえるからですね。

③引用する
権威性のあるサイトの情報などを引用する事によって、自分の記事にも信憑性が高まります。
- 公的機関の情報
- 医療機関などのデータ
- 権威ある著書
コピーコンテンツにならないように、しっかりと引用タグを使いましょう。
また、URLなどを貼るなどして、引用元を明確にする必要があります。
※有益な外部への発リンクは SEO でも有効です。
信憑性のある文章にする為の注意点
上記のような事を意識して、信憑性の高いコンテンツになったとしても、文章の書き方ひとつでその効果は薄れてしまいます。
- 誤字脱字に注意
- 語尾の使い方に注意
語尾の書き方に注意しないと、自信のない文章になってしまいます。
悪い例ーーーーーーーーー
・~だと思います。
・~という話を聞いたことがあります。
・~みたいな感じかな・・・
ーーーーーーーーーーーーー
良い例ーーーーーーーーーー
・~です。
・~という公的データがあります。
・~という事が言えます。
ーーーーーーーーーーーーーー
基本的に「言い切る」事が大事です。
また、語尾だけでなく先に逃げの文章を付ける事も良くないですね。
・専門家ではないので分かりませんが・・・
・多分~でしょう。
語尾の使い方次第で、文章に信頼性を増す事ができます。
時には、多少の臨機応変さも必要ですが、意識して使い分ける必要がありますね。
記事に信憑性を高めて、ユーザーを動かす文章にしていきましょう。
使用するエリア

信憑性を高めていくのは記事全体で必要です。
タイトルや見出しなどで曖昧な表現をしてしまってはクリックされませんし、記事の本編でも同じです。
読み進めるに値する文章、情報なのか?は全体で表現していきましょう。
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