3見出しの書き方

見出しの役割

出しは、記事の階層構造を整える意味と、ユーザビリティとの二つの目的があります。

見出しの役割

見出しは本の章や節に当たるもの

流し読み防止

ユーザーは記事内の全文をくまなく見るのではなく、 スクロールしながら目立つ箇所だけをかいつまんで読んでいます。( インターネット利用者の中でもスマホユーザーは年々増加しています) 

そんな中で見出しは、流し読みの目を引き止める役目があります 。

見出しは普通のテキストとは違った見た目をしています。

  • 文字が大きい
  • デザイン性がある 

わかりやすい見出しの特徴 

  1. 見出しに関連するキーワードが入っている
  2. 見出しの内容が簡潔 

Google に情報を正しく伝えるための要素

各見出しの役割

「大見出し・中見出し・小見出し」という言葉を聞いたことはありますか。

 Web ライティングにおける見出しもこの概念に共通します。

ほとんどの場合、タイトルタグと H 1タグは同じものになります。

ロジカルライティングの必須要素

見出しを使うことによって、話を論理的に構成することができます。

目次

見出し構成

見出し構成の基本は、整理整頓です。

  1. 目標キーワードに対する検索者のニーズを調べる
  2. ライバルの見出し構成を考察
  3. 階層構造と流れを整える

キーワードに対するニーズ(検索意図)は、キーワードのサイズによって幅が変わる。 

(例)ダイエット 食事で検索する。

  • ダイエット中のおすすめの食事
  • ダイエット中の献立や食事メニュー
  • ダイエット中の食事制限について 

ラッコキーワードで見出しを抽出する(H1 H2 H3)

  • 「ダイエット 食事」で検索した際のタイトルに含まれているキーワード
  • 検索結果の最下部にある関連キーワードにあるキーワード
  • 関連キーワードツール(ラッコキーワード)の左上にあるサジェストキーワード

これらと同じようなものがライバルの見出しにも含まれていました。 

  • ダイエット中のおすすめの食事
  • 食事の時間・夜食についてなど 
  • ダイエット中のコンビニでの食事について 
  • ダイエット中の献立や食事メニュー
  • ダイエット中の食事制限について 
  • ダイエット中の食事管理ができるアプリについて

上手な見出し作りのコツ

①見出しに数字を入れる

昔はただテキストで書いてもいいですが、数字を入れると読まれやすくなります。

整理整頓されてわかりやすい印象になりますよね。 


全ての階層の見出しにキーワードを入れない

目安ーーーーーーーー

h2:7〜8

h3:3〜5割

h4:1〜2割

h5・h6:0〜1割

ーーーーーーーーーーー



③見出しの文章は端的にわかりやすく 

上層見出しであるh2の平均文字数は【11文字】と言われています

  • 見出しを疑問文にしない
  • ストレートにわかりやすい表現で 

見出し構成のタイプ

①並列タイプ

並列タイプは事実を淡々と述べるような記事でよく使われます。

特徴 

並列タイプの構成には以下のような特徴があります。

  • 統一感がある 
  • 規則的 

見出しの規模感、見出しの表現、テキストの長さ」などを揃えていく感じです。

②ストーリータイプ

ストーリータイプの構成は、並べる要素に順番があるときに使います。

特徴

  • 並べる順番がある
  • 論理的に繋がりがある

並列タイプであれば各H2の順番を入れ替えても問題はありませんが、ストーリータイプの構成は順番を入れ替えると辻褄が合わなくなります。 

なぜなら、それぞれの H 2には論理的につながりがあるからです。

どうでしょうか?

論理的につながりがあるため、順番を崩すことはできません。

論理的につながりのあるこれらのトピックを並べた後は、H3などの小見出しでそのトピックを深掘りしていきます。

  • その理由
  • 具体例・データ
  • 体験談

これらを添えることで読者の疑問を残さず読了させることができるはずです。 

見出し表現テクニック

①わかりやすさ

ぱっと見たときに瞬時に意味が理解できるわかりやすさがある見出しのテクニックです。

1-1 キーワードを入れる

その記事の検索キーワードを見出しに入れることで、瞬時にニーズの合致を読者に伝えることができますね。 

1-2 キーワードだけの見出し 

このように、キーワードを単体で使う見出しはセンテンスが短いためスクロールしていても瞬時に意味が分かります。並列タイプの見出し構成の場合はキーワード単体の見出し文でも十分に意味が通じます。 

1-3 感嘆符を使う

感嘆符を使うことで、口語的になりさらには驚きを表現することにもつながります。

1-4 話し言葉を使う

かぎカッコなどを使い口語的な見出しにすることで理解しやすくなります。小説よりも話し言葉のマンガのほうが意味が理解しやすいのはそのためです。

1-5 番号を振る 

番号を振ることで自分が今どこを読んでいるのか現在地が分かりやすくなりますね。知っているパートは飛ばして知りたい部分だけかいつまんで読むことも可能です。 

1-6 質問形式にする 

その記事のテーマを知りたいであろう読者が、補足的に知りたいであろう別のトピックを「?」で聞くことで【ついで読み】が起こります。スーパーのレジ前で「電池を忘れてないですか?」と書かれたPOPを目にすれば、ついでに買ってしまうのと一緒です。

②具体性

抽象的なテーマに具体性を持たせた見出しはとても相性がいいです。「詳しいことが書いていそうだな」と思わせる見出しテクニックを紹介します。 

2-1 数字を入れる

数字を入れることで「どれくらいの範囲の話をするのか」が明確になり具体性が増しますね。

2-2 割合を入れる

割合を示すことでより見出しテーマの照準が絞られますね。

2-3 擬音語を使う

擬音語を使うことで実際のシーンがイメージしやすくなります。

  • ズバッ
  • ジュワッ
  • キーン
  • サラサラ
  • ツルツル

などですね。

2-4 5W1Hを使う

5W1Hとは「When いつ」「Where どこで」「Who だれが」「What 何を」「Why なぜ」「How どのように」の頭文字です。

  • いつ
  • どこで
  • 誰が
  • 何を
  • なぜ
  • どのように

これらは抽象的な物事を深掘りした際に出てくるユーザーの声ですよね。それを先回りして見出しに含めると具体性が増して明確になります。 

③お得感

商標記事や販売ページ、または価格系のトピックを書く際は見出しにお得感を演出するのが有効です。

3-1 無料というワードの使用

「無料」という言葉は、とてもわかりやすいパワーワードです。本当に驚くほど読者はこの言葉に反応しますので、適切な箇所で使用しましょう。 

3-2 割引額の提示

割引額を見出しに入れるとわかりやすいお得感が演出できますね。この際「半額」よりも「50%」の方がいいですし「千円」よりも「1000円」の方が、よりお得に感じます。

3-3 ベネフィットの訴求

その見出しを読むことで、どんないいことがあるのか分かりやすくベネフィットを入れることで中身を読み進めてもらうことができます。 

④網羅性・権威性

まんべんなく情報を知りたい読者には「網羅性」の要素を。定かじゃないテーマや信憑性を高めて話す時には「権威性」の要素を。 

4-1 「方法」というワードの使用

「方法」という言葉自体に網羅性をイメージする人は多いです。※「手順」などもそうですね。「準備・基礎・応用・番外編」などがセットになっているイメージがあるからです。数字とセットにするとより網羅性を表現できますね。

「5つの方法」など。

4-2 「まとめ・完全」というワードの使用

「まとめ」「徹底」「完全」この言葉自体が網羅性を表していますね。この見出しであれば、「丁寧・親切に解説されているだろう」と感じるはずです。

4-3 立場を語る 

権威性を表すのに立場を語るほど簡単な方法はありません。「Webライティング初心者の僕が語る見出し術」より「プロライターが語る見出し術」の方が信憑性の高い情報が書いてあるような気がするはずです。

⑤新規性・希少性

情報の新鮮さや、特別感を表すテクニックを解説します。

5-1 時間を表す 

時間を表す言葉を入れることによって情報の新鮮さを表すことができます。フロー情報であれば年号を入れることによって SEO で優遇されることもあります。

5-2 流行語を使う 

「どんなペルソナが対象か?」にもよりますが、若い読者が想定のテーマであれば流行語を使うことで目にとまりやすくなります。

※ ペルソナの想定違いが起これば逆効果になるので注意が必要です。

5-3 ネガティブワードを使う

ネガティブキーワードを使うことで希少価値の高い情報が書いている印象になります。

  • 危険
  • うそ
  • 注意
  • 悪魔
  • やめとけ

などなど、様々なワードがありますが「大ぴらに言えないような印象」 のあるこの言葉たちは希少性をうち出すのに役立ちます。

※使い方を間違えると諸刃の剣となることがありますので注意が必要です。

見出しの直下に置くべき重要な要素

文章の論理構成 ーーー

  • 総論(結論)
  • 各論(理由・具体例・体験談)
  • 総論(結論)

ーーーーーーーーーーーー

例えば、コンテンツのひとつ前の章(見出しの直下に置くべき重要な要素 )を例に取って見てみましょう。

見出し直下に結論を置くことで、このような論理構成を組むことができます。 最初に答えを言って「なぜそのような答えなのか」を裏打ちしていくことで、話が迷子になりません。こうすることで、説得力のある見出しを作ることができますね。

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