鑑定の3つの流れ
問題、悩みを明確化する
お客様自身が自分の問題悩みを漠然と捉えており、明確に考えていません。そのため問題を細かく聞いて具体的にしていくことが大事です。例えば、「結婚できますか?」という相談の場合、結婚できるかどうか悩んでいるかはわかりません。そこで「どうして結婚できるのか心配なのですか?」と質問すれば、「将来の経済面が不安で…」と言われれば、本当に悩んでいることは結婚ではなく、お金のことだと思います。
このようにお客様の相談内容を具体的に聞いていくと、一番悩んでいることが出てきます。
この部分が一番大事です。
例えば、「結婚できますか?」と聞かれ、結婚運も巡っているので、「結婚できますよ」と伝えても、お客様の本当に悩んでいることに対して答えているわけではありません。その為、満足感が少なくスッキリしないわけです。もし「将来の経済面が不安で…」と言われた場合、どうして不安なのかを聞いていくと仕事の収入が少ないことが一番の悩みだったとします。
この悩みに対する解決策を提示するとお客様は心からスッキリするわけです。このように問題、悩みを明確にするという一番最初の部分がとても大事なわけです。
問題点の改善策を示す
先ほどの例題での仕事の収入が少ないだと、「○年~○年は仕事運が良く、この時期は学習結果も出やすいです。そこで資格を取ってキャリアアップするのはどうでしょうか?」と伝えれば、かなり具体的な解決策です。このようにここで初めて命式を観たり大運、年運を観てお客様の立場に合わせて答えていくことが大事です。「運気が良いから大丈夫ですよ」では漠然としており、気持ちがスッキリしません。もしお客様が仕事上で資格を取ればキャリアアップできる職業についているなら、運気と共にキャリアアップを薦めるわけです。そうすると具体的に何をしてよいかが頭の中でイメージできるので、悩みが解
決するわけです。
改善することによる結果
これは最終的にどうなっているかを伝える部分です。「キャリアアップして収入が増えると、お金の心配事がなるんじゃないですか?」と聞けば、OKなわけです。
以上のように
ステップ1 問題、悩みを明確化する
ステップ2 問題点の改善策を示す
ステップ3 改善することによる結果
の3ステップが基本的な鑑定の流れになります。言葉は分かりやすい言葉で親切・丁寧に会話していくことが大事です。
・質問で聞いても良いことは占いで答えが出ないこと
・質問で聞いてはダメなことは占いで答えが出ること
鑑定中お客様に言うとクレームになるNGワード
「普通は~ですよね」
「世の中って~だから」
「男は~なものよ」
「~こうしなさい」
「あなたは~すべき」等の言葉です。
一般論による鑑定
自分の価値観で話してしまうとお客様は心を閉ざします。「普通は○○だよね」などと言うと否定されたように感じ、お客様の自己肯定感が下がり満足感がどんどん下がってしまうからです。幸せの価値観はお客様が決めますので、占い師が何かを決めつけて話すのは一番良くありません。
例えば「不倫相手と結婚できますか?」と聞かれて、「不倫はダメ!」と言ってしまえば、お客様はもう鑑定内容を聞きません。
あくまでも知りたいことは不倫相手と結婚できるか、です。このことに関して占い的に解答を伝えていく必要があるわけです。
上から目線
上から目線で答えてもダメです。「それはダメ、うまくいかないから」と伝えると上から目線です。「運気の悪い時期だからうまくいかない可能性 が 高 いですよ 」と伝えれば 、 お客様目線 の 言葉 に 変 わ り ま す 。このように上 から目線ではな く 、 お 客様 目線 で 答 え て く と お 客 さ か ら の クレーム が 出ません 。
不安 を 煽 る 霊的表現
霊が つ い て い る か ら う ま く い か な い 、 な ど 霊的表現 を 用 い る と クレーム に つ なが り や す い で す 。基本的に 未来に対 し て 希望 を 持 って 帰 り た い わ け で す か ら 、 霊的表現 で な く ても 不安 を 煽 る の は 良くありません 。
以上の
1一般論による鑑定
2上から目線
3不安 を 煽 る 霊的表現
の鑑定 は 避 け て 下 さ い 。さて お 客様 は コミュニケーションスキル が 高 い 人 は 稀 で す 。 だからこそ 、 占い師 の 方が相談内容を明確にして 、具体的に話していく必要があります 。この と き 、 占い師 の 伝え方 が 大事 になります 。 と くに伝え方で大切なことは
1質問
2理由 づ け
3肉付 け
4アドバイス
5共感
6寄り添 う
の6 つ で す 。
占いから分かる鑑定結果も勝手に変 えてはいけません。
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