強弱判定
強弱判定では得令、得地、得勢で判定をします。3つの合計で50%を超えると強、50%よリ少なければ弱、になります。
1得令
月支が比肩、劫財50%
月支が正印、偏印35%
2得地
得地とは日干と同じ五行の十二支がある場合を言います。もしくは蔵干で同じ五行がある場合は弱いですが、得地を得ています。得地は20%の強さがあります。
3得勢
命式全体で印、比肩、劫財の数が多いかどうかを見ます。多ければ得勢を得ており、30%を占めます。
沖、合、三合
・沖、合は十二支を弱めます。
・干合、天干の剋は十干を弱めます。
・三合は五行が変化し、変化した五行が強くなります。
以上からわかる通り、合、沖が沢山あると弱になる可能性が高くなります。また三合が出来上がると三合の五行の影響が強く。三合の五行が印、比劫なら強、食傷、財、官殺なら弱になる可能性が高いです。
1得令
2得地
3得勢
4沖、合、三合、干合、天干の剋
の4つを複合的に見て50%を超えていれば強、50%を超えていなければ弱になります
強弱の6段階
強弱
四柱推命の強弱判定では極強、中強、小強、小弱、中弱、極弱と6段階に分けます。
極強は極強、極弱は従格のことです。
中強とは強でも強で迷わない命式、小強とは弱や強か判断に迷う命式の事です。
中弱とは弱でも弱で迷わない命式、小弱とは弱や強で判断に迷う命式の事です。
このように6段階がありますが、小強、小弱は五行バランスでは真中に近くバランスが結構とれています。そのため、五行バランスの変化でいろいろ起きるとい うよりも、沖、合などの影響を受けやすいです。
理由は沖、合、干合などで命式の五行バランスが大きく変化するからです。そのため小強、小弱の命式では沖、合、干合などの影響をとくに気付けてみていくことになります。
・小強、小弱は沖、合、干合の影響を受けやすい。
干合の影響
干合では2つのことを見てきます。
1命式の干が干合することでの五行バランスの変化
2命式の干が干合することで起きる事象
命式の干が干合することでの五行バランスの変化命式の中の忌神が干合で合去される場合、命式の五行バランスが良くなりますので良いことが起きます。これは五行バランスが整ったことで何が起きるかを見ていきます。 それによって起きる事象を判断します。
例えば命式の印が干合で無くなり食傷が強い命式になれば食傷の悪い出来事が起きます。命式の干が干合することで起きる事象命式の干が干合したことで起きることを見ます。これは五行バランスをみていません。
例えば命式の財が干合で合去すれば、命式から財がなくなります。なので財を失うと判断するわけです。もしくは男性であれば女性がいなくなると判断します。
このように干合による合去が起きた場合、命式の五行バランスの変化によって起きる事象と命式の干が無くなって起きる事象の2つの事象が起きます。
もう1つの現象は干の強さです。2つの干が干合するわけですが強い干の影響が残ります。
・どちらの干が強いかを判断する
例えば命式の財と大運が干合した場合、命式の財が強ければ干が命式に残ります。
このことから、
・財が干合するのでお金を失うことが起きる
・財が命式に残るので、それでもお金が残る
と事象を判断するわけです。このように干合した場合、2つの干のどちらが強いかを判断することで 事象をより深く知ることができるわけです。
これは変化干合の場合でももともとの干の個性を少し残していることを示しています。これは化気格などでは変化した後で判断しますが、変化前の個性を少し残していることを意味します。なので化気格は複雑な個性をしていることがわかるわけです。(2つの個性をもっているからです)
冲と合 刑について
また天干の剋(天干の沖)の場合もどちらの干が強いかを判断します。
・沖の象意
・残った干の五行、通変の事象が生じるわけです。
合、沖 、刑
合、沖も命式に変化を与えます。
合
・合の事象が起きる
・命式の十二支を弱める
合は命式の用神と大運が合すれば、命式の用神の効果が減ります。命式の忌神と合すれば、忌神の凶効果が減ります。例えば命式の忌神の財と合すれば、財の悪い影響が減るのでお金が貯まりやすくなる、支出が減ると判断することができます。このように合は目的に合わせて判断する必要があります。
・命式の用神が合になれば吉効果が減る
・命式の忌神が合になれば凶効果が減る
例えば日支に財の用神があった場合、日支が合になると恋愛結婚運では良いです。
しかし財の用神が合になるので、 お金が減りやすくなりますので金運では悪いです。
このように占う目的に合わせて合を判断しないとわからなくなってしまいます。
合による事象
・合による命式への影響(五行の変化)
は別々に考えることで迷うことがなくなります。
沖による事象
沖も同じです。
・沖の事象が起きる
・命式の十二支を弱める
の2つの出来事が命式の中で起きています。沖の場合はさらにどちらの十二支の方が強いかも判断に入れます。
例えば月支と日支の沖の場合、周りからの相生、相剋で変わりますが、一般的には月支の方が強いです。ですので 月支の個性が最終的に残っている、もしくは月支の影響が出ると判断するわけです。
このように十二支同士の強さを判断に入れることで事象の読み解きが分かりやすくなります。
・十二支同士の強さでの命式内の五行変化
・十二支同士の強さでの事象
の2つをさらに加味していくわけです。
日支と月支の沖は親との縁が薄いと言われます。理由は月の十二支の方が強いので親側が残り、自分側が消えています。
なので親の方が強く、沖の衝突の現象があるので大変な親元に居るから親との縁が薄いと判断するわけです。では日支の方が強ければどうでしょうか?自分が親をいじめるので親と縁が薄いと判断できます。このように日支と月支の沖でわかるように沖の現象だけでなく、どちらが強いかを判断に加えると事象をより深く知ることができるわけです。
また
・命式の用神が沖になれば吉効果が減る
・命式の忌神が沖になれば凶効果が減る
という効果もあります。
合と沖
命式の中の合や沖が合、沖で解消されるともともとの十二支の五行の影響が生じます。
例えば官殺が合になっていた場合、沖の運気で官殺が出てきます。ということは女性では結婚運として判断するこ とができるわけです。もし官殺が忌神なら法的トラブルなどが起きることがわかります。このように命式の中の合、沖が解消されることで新たな事象が発生するわけです。
このときも
・命式の五行バランス
・出てきた十二支の通変による事象
の2つをみていくことで事象をより詳しく知ることができます。
刑
刑は命式の五行に変化を与えません。そのため純粋に刑の事象を観ればOKです。この点が沖、合と全く違う点です。
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