
良い妊娠運
女性 食神・傷神運
男性 正官・偏官運
時支の合、三合、半合
時干の干合
食傷の運気
用神の運気
命式の食傷が干合する時
貴人の年
蔵干で食傷が巡っている場合
時干、時支と同じ干、支が運気で来たとき
子どもができる運気=食傷のバランスが整ったとき
調候が整う時
食傷の子供の運気が巡ると子供ができると判断する観方です。もう1つは子どもを意味する時柱に変化が生じたとき、子供ができると判断する方法です。
食傷の運気
食傷の運気を観ているわけではなく、実際は食傷のバランスを観ています。もっと具体的に言えば命式のバランスを観ているわけです。
例えば強で食傷も財もない場合、印星の多い強なら財が巡れば子供ができます。なぜなら印星を弱め、命式のバランスが整うからです。比劫が多い強の命式なら官殺が巡れば子供ができます。このように命式に食傷が無くても、命式のバランスが整えば子供ができるわけです。
妊娠運=命式のバランスが整う運気
と判断することができます。
調候が整う時
五行バランスでも子女宮の時柱とも違うのが、調候です。命式の調候が整うときは妊娠運です。
寒(亥子丑) 冬の寒い命式を調整する=火
暖(寅卯辰) 夏の暑い命式を調整する=水
燥(巳午未) 春・秋の乾いた命式を調整する=水
湿(申酉戌) 春・秋の湿った命式を調整する=火
悪い妊娠運
女性 偏印運
男性 傷官運
時支の沖、刑 良い妊娠運と悪い妊娠運が混じると障害児、流産などが起きやすいです。
時干の天干の剋
時支と大運年運で沖と刑、沖と合、合と刑が揃うとき
華蓋の運気も子供を失いやすいです 。
子供ができにくい 、 子供 と 縁 が 薄 い 命式
時支に弧臣寡宿がある
時支に華蓋がある
命式の中で水が多い
命式の日支と時支の沖 刑
命式の日干と時干の天干の剋
女性 偏印が多くある
男性 傷官が多くある
蔵干も見て、食傷がなければ縁が薄い
食傷が多い(弱の場合)
弱で食傷が多い場合、五行のバランスを崩しています。これを解消するには印が強くなれば五行のバランスが整い、子供ができます。弱で財が多い場合は食傷を抑える印を弱めます。そのため、子供ができにくいです。しかし官殺で印を強めたり、比劫で抑えれば子供ができます。このことからわかる点は命式のバランスが整うと子供ができるということです。これは食傷の運気だから子供ができるわけではなく、食傷のバランスが整うことで子供ができるとみているわけです。
・印が多い(強の場合)
印が多いと食傷を剋すため子供ができにくいです。そこで財で印を剋すことで子供ができやすくなります。食傷の運気が巡っても印 で剋され子供ができにくいです。しかし財が巡れば印を弱めるので食傷が残りやすいです。このように食傷を中心として何が良いかを判断することで子供のできる時期が分かります。
・調候のバランスが悪い
調候のバランスが悪いと子供ができにくいです。
寒(亥子丑)⇒冬の寒い命式で火がない
暖(寅卯辰)⇒夏の暑い命式で水がない
燥(巳午未)⇒春・秋の乾いた命式で水がない
湿(申酉戌)⇒春・秋の湿った命式で火がない
※補足
女性は蔵干も合わせて偏印の数だけ子供を失いやすいと言われています。これは死産、流産、堕胎、夭折の全てを含みます。
食傷の干合なども食傷が命式から消えますので、子供を失いやすいです。
子供の面倒を見る命式
命式の中の十干に正官もしくは偏官がある場合(男性)
官殺が十干にある=子育てを手伝う
官殺が十干にない=子育てを手伝わない
命式に食傷が無い場合(女性)
子どもは育てますが子供中心の人生にはなりません。これは男性で官殺がない人は子ども中心の人生にならないのと同じです。
食傷がない=子ども中心の人生にはならない
食傷がある=子ども中心の人生になる
十二支に官殺がある場合は手伝う気持ちはあるけど、表面化していません。そのため、十干に官殺のあるタイプが子育てを手伝います。
子供で苦労する命式
・日柱と時柱の沖
・日支と時支の刑
・時柱が忌神
・時柱の神殺
子どもで苦労するとは生まれたあと、子供が育てにくい、健康問題を抱えている、子供が反発するなどのことを意味します。
両親のことをしっかりと考える子供として育たない可能性を示しています。
・日柱と時柱の沖
沖は離れる意味があります。そこで、日柱と時柱の沖は お子さんが離れていくことを意味し、 沖の衝突、トラブルの意味から子供で苦労 しやすいです。お子さんが大きくなるにしたがって言う事をだんだんと聞かなくなる傾向があります。
沖は目に見えるトラブルが起きやすいので、お子さんに お金が出たり、 お子さんのトラブルを解決することになります。
自立するように育てることでうまくいきます。
・日支と時支の刑
刑は面倒を看なければいけないので、苦労しやすいことを示しています。日支と時支の刑は子供の面倒を看なくてはいけないので、なかなか子供が離れていかない可能性があります。観方を変えると面倒を看なければいけないお子さんだということです。
親に頼りやすい、親元にいやすいなど面倒を看なければいけないので、苦労しやすいです。
・時柱が忌神
子どもに助けてもらえる可能性が少ないことを示しています。そのため、子供に頼ることはできません。
もし老後を考えた場合、時柱が忌神の場合は子どもに頼らない人生計画を立てた方が良いです。
※補足
命式の中で忌神の場所=助けてもらえない
用神の場所=助けてもらえる
として判断します。
このテクニックの応用から日支が用神だと配偶者の助けを得られやすいと判断するわけです。
・時柱の神殺
時支にある神殺の意味から、お子さんとどのような関係性になるかが分かります。
貴人=子供に助けてもらえる
孤辰、華蓋=子供が離れていく
桃花=子供にお金がかかる
※補足
時干と日干の通変で子供との付き合い方が分かる
時干が忌神の印であれば子供が頼って来るなどの意味になります。
子供運 (子供の命式を観る)
長男相
・正官
・日支と月支の合
・月支に貴人、桃花
長男相を持って生まれると両親から面倒をみてもらうことができます。逆に両親の面倒もみやすくなったり、親元の近くに住むことになったりします。
長男相=親の影響から離れにくいと判断します。
・正官
正官は両親から可愛がられ、偏官は両親以外の年上から可愛がられます。そのため正官を持つと両親の面倒をみやすいです。
逆に偏官しかない場合は両親の面倒をみることになりやすいですが、両親から可愛がられるとは限りません。
これは同じ官ですので両親の面倒をみるという責任を感じやすいために、両親の面倒をみやすいわけです。
ちなみに官殺混雑になると親と一緒に住まず、別々に住むパターンが多いです。
正官=親から面倒をみてもらえる
偏官=親から面倒をみてもらえないが、親の面倒を看る
官殺混雑=親の影響から逃れられないが、親元を離れて住む
・日支と月支の合
自分を意味する日支と両親を意味する月支が合になると、親から離れられないことを意味します。そのため、長男相として考えます。立場を変えて 考えてみると、日支(配偶者)と月 支(自分の両親)の合ですから、両親との同居を求めやすいです。
長男相
既婚独身関係なく両親と同居、もしくは近くに住みやすいという出来事が起きやすいです。
※補足
養子に関して
命式に偏印があると養子になることができます。
※補足2
恋愛で見た場合
日支と月支の合は配偶者に一緒に居てほしいことを意味します。
日干と日支の蔵干の干合=束縛が強い、スグに帰ってきてほしい
日支と月支の合(蔵干でも見ます)=一緒に居てほしいとなります。
・月支に貴人、桃花
貴人もしくは桃花が月支にあると両親の影響から逃れにくいです。逆に両親から可愛がられやすいです。
これは親子関係だけでなく、月支に貴人もしくは桃花があると目上の人から可愛がられやすいです。
親と縁が薄い
・日支と 月支の沖
・月支の空亡
・月支に孤辰、華蓋がある
・財がない、印がない
親と縁が薄いとは親の面倒を看ることがないことを意味します。これは親の影響下から離れたいことを示しているからです。ただし官殺を持っている場合は、親の影響がありますので親の面倒を看ることになります。
・日支と月支の沖
自分を意味する日支と両親を意味する月支の沖ですから、親から離れることを意味します。親と仲が悪い、親が離婚している、死別している、親からの愛情が少ないなどを意味します。また沖ですから親からトラブルが来やすいことを意味しています。親元を離れて自分の落ち着ける家族、住まい、場所などを求めやすいです。というのも、親から離れることを無意識に感じているので、自分の落ち着ける場所を求めるわけです。
・月支の空亡
空亡=ない
という意味から月支の両親がないということになります。そのため、両親との縁が薄いことを意味します。
親からの愛情が少ない、親からの助けが少ない、逆に親に対して面倒見が良くない、など自分、両親の両方の立場から観て縁が薄いと考えます。
・月支に孤辰、華蓋がある
孤独を意味する神殺である孤辰、華蓋が月支にあると両親と縁が薄いとして判断します。華蓋が沖、刑、空亡になると調和しない性格になります。もしくはひがむ性格にあります。この意味合いから両親と調和せず、孤独になりやすいと判断します。縁が薄い場合もあれば月支華蓋が刑、沖、空亡の場合は両親と調和しないので、親を大事にしない人と判断します。
孤辰は孤独の意味であり、親から孤独になることから親と縁が薄いと判断します。とくに孤辰が空亡になると親と縁が薄いです。
※補足 孤辰
特殊な使い方があります。
孤辰+駅馬=お金を使う、浮気する
孤辰+空亡=孤児になる、ひとりぼっちになる
孤辰+貴命=ステータスのある家に婿養子、嫁ぐことができる
孤辰+賤命=お金を失う
・財がない、印がない
財がないということは父がいないことを示しています。印がないということは母がいないことを示しています。
命式に財がある=父親から頼られる、父親を頼りやすい
命式に印がある=母親から頼ら得る、母親を頼りやすい
として判断します。
コメント