偏財について
(1) 意味
・投機的な利益、副業
・お金を集める、流通のお金
・大きく入り大きく出る
・風流である
・父親などからの援助が得られる
(2) 偏財の使い方
1 命式に偏財がある(偏財の運がくる)
・マネーゲームが好きである
・投資の才能がある、ギャンブルの才能がある
・大きくお金を投資して大きく利益を得る
・お金の変動に耐えられる
・気前が良い
・愛人をつくる
・地元を離れて成功する(驛馬的な要素がある)
2 偏財+正官
・玉の輿にのる
・夫の運を良くする
◯甲辛戊
◯◯◯◯
辛→正官
戊→偏財
3 遺産がなくなるとき
・偏財柱が冲、刑
・強の場合、比肩劫財運が来たとき
◯甲戊◯
◯◯午◯
大運→子
偏財の柱が沖になっているため、お金を使いやすいです。
3 3つ以上あると財多
・お金を失いやすい
・お金を奪われる
◯甲戊戊
戌◯◯◯
財が多いとお金を失いやすいです。
1 年干と日干で干合
・遺産相続をする
◯甲◯己
◯◯◯◯
2 日干と時干で干合
・晩年金銭的に豊かになる
己甲◯◯
◯◯◯◯
時柱は晩年を示すため、晩年に財があり合をしているので、晩年金銭的に豊かになりやすいです。
3 干だけに財があり支にない場合
・お金が貯まらない
◯甲◯戊
◯◯◯◯
根っこがないために、お金が貯まりにくいです。ただしお金は早く集まりやすく、スグにお金を手に入れることができます。
4 十二支に財がある
・お金が貯まる
◯甲◯◯
◯◯◯戌
十二支に財があるとお金が貯まります。
5 財が多い
・両親との縁が薄い
・両親と仲が悪い
◯甲戊戊
戌◯◯◯
財が強いと印を剋すため母親と縁が薄くなりやすく、財自体が強すぎるため父祖とも縁が薄くなるからです。
6 正財+偏財
・怠けやすい
・弱の場合決断力が乏しい
・集中力を欠きやすい
◯甲己戊
◯◯◯◯
己→正財
戊→偏財
7偏財+桃花
・浮気しやすい
・異性にモテる

◯甲◯戊
酉子○◯
戊→偏財
酉→桃花
偏財の風流な個性と桃花の異性に好かれる個性がくっつき、異性にモテやすいです。

8 偏財の合
・独立しやすい
◯甲◯戊
◯◯◯◯
戊→偏財
運気→ 癸
命式の遍財戊と運気の癸が干合するので、このときに独立をしやすいです。
9 土の十二支の中に偏財がある
・地道にお金を稼ぐ
・お金を得るために努力する
◯甲◯◯
◯◯◯戌
戌の蔵干に戊の偏財があるので、お金を得るために努力します。蔵干は見えないけど、実行する力です。
時日月年甲 戊(偏財) 干
酉(桃花) 子
支
偏財の風流な個性と桃花の異性に好かれる個性がくっつき、異性にモテやすいです。
3ー3 偏財
父親を意味 しますが命式に偏財しかない場合 、 父親 も し く は 奥 さ ん の 父親から援助受けることができます 。実際は 実家もしくは奥様の実家から援助を受けやすいです 。
※財 の 強 さ 天地人で 判断 し ま す 。
天⇒月支から強められている
地⇒根がある
人⇒食傷によって強められる
天地人で財の強弱を判断し 、財の多い 、少ないとは区別します 。
例えば財が1つしかない場合、数は少ないです 。しかし食傷 に よ って財が生じられていれば 、財は強いです 。
※五行バランス
数の多さ少なさと強弱を合わせて五行バランスを考えます 。そのため実際に五行のバランスは
・数の多少
・強弱
・沖 、 合による強さの変化
を総合的に観てバランスを見ています 。
数が増えることでバランスが整う時もあれば 、強くなることでバランスが整う時もあります 。
例えば財がもう1つ巡ることでバランスが整う時もあれば 、財の根が巡ることで財の強弱が変わりバランスが整う時もあります 。
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